【葬儀の事前準備】葬儀の豆知識⑤-骨箱・初七日・満中陰-

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールです。お葬式で使用する仏具であったり、飾るもの・行うことには、全て意味があります。それは、故人様に対する気持ちを表現するものばかりです。生涯に一度の大切なセレモニー。心の籠ったお見送りをお手伝いしたいという思いで、何度かに分けてその意味合いをご紹介していきたいと思います。今回はその中から、骨箱・初七日法要・満中陰法要について紹介していきます。

骨箱について

葬儀が終わり、火葬場へ入場してから2時間程度で、骨上げが始まります。骨上げの際には、火葬場職員さんの案内のもと、お骨壺へお骨を拾います。
このお骨壺は案外奥深く、葬儀の打ち合わせでも悩む方がいらっしゃいます。
そんなお骨箱について解説していきます。

骨箱の選び方

打ち合わせの際には、お骨箱の個数・大きさを確認させていただきます。
その昔は、大小ひとつづつ、2つのお骨箱を持ち帰るのが一般的でした。関西地方は宗派の総本山が集中している為、小さい方は総本山へ納め、大きい方は家のお墓に納めていました。
ただ最近は、お墓をお持ちでないご家庭や、墓じまいを考えていらっしゃる方、一心寺さん等の納骨堂へ納める予定の方など、時代の変化により色々な考え方が出てまいりました。
その為、個数や大きさなどはご家庭の事情により変わってまいります。
事前相談や葬儀の打ち合わせの際、お話し頂ければ、適切なアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。

風習の違い

また関西地方では、部分収骨が一般的です。関東では全てのお骨や遺灰まで持ち帰りますが、ここ関西では骨箱の分だけお骨を拾い、残ってしまったお骨は自治体ごとに契約している寺院や、合同埋葬地へ埋葬されます。
その為、「それはちょっと寂しいな」と考え、お墓の予定が無くとも大きなお骨箱で骨上げをされる方もいらっしゃいます。
今後の予定も大切ですが、ご遺族の方がどう考えるか?も重要なポイントとなります。いざとなった場合には、じっくりと考え、ベストな大きさ・個数を決めていただければと思います。

初七日法要とは

お葬式が終了し、まず最初にする法事が初七日法要です。その昔は、命日から数えて七日後(※)親族がもう一度集まり、お寺様もお呼びして行っていましたが、最近では骨上げが終わってから葬儀式場へ戻り、執り行うことが主になっています。これは数日後に再び集まる事の負担や、自宅で法要を行う事の難しさ等から簡略化されたと言われています。
※地域によっては亡くなった日の前日から数える事もあります。

初七日法要の仏教的意味

仏教では、亡くなると49日間の旅に出ると言われています。その世界の事を中陰といいます。中陰の旅では7日ごとに、生前に犯した罪を裁かれる事になっています。その裁判の初日が、初七日なのです。
故人様は裁判にかけられ、無益な殺生を初めとする仏教の教えに反していなかったかの審理を行います。裁判には弁護士が必要です。それが『不動明王』です。有名な仏様で、各所に仏像が祀られています。

不動明王は、険しい表情をされていますが慈悲深い仏様で、人間の煩悩を戒めてくれます。そこでご遺族が集まって、法要を行う事で功徳(善行)を積み、裁判が有利に進むようお願いをします。この結果により、三途の川をどう渡るかが決定する為、故人様にとってはとても大切な1日です。

式中初七日法要

前述のように現代では、再び集まる手間等を鑑み、火葬・骨上げが済んでから式場へ戻り、当日に済ませてしまう事が主流となっています。
そこから更に簡略化が進み、『式中初七日』という考え方が生まれました。

これは葬儀の読経が済んだ後、そのままの流れで初七日法要の読経を頂く、という方法です。これにより、式場まで戻る必要がなくなる(火葬場で解散が出来る)事から、時間の短縮や、高齢者の負担を軽減する狙いがあります。

ただ、地域や菩提寺様によっては式中初七日を受け入れてもらえない場合があります。式中初七日をご希望の場合は、事前に確認しておくと良いでしょう。

当社で紹介をさせて頂くご寺院様であれば、問題なく式中初七日を執り行う事が出来ます。ご家庭のご事情により、様々な選択肢がございますので、事前の相談で確認を行いましょう。

満中陰法要について

命日から数えて49日後、故人様は満中陰を迎えます。
満中陰の日というのは、故人様が極楽浄土へ向かえるかどうかの最後の審判の日です。そのため、盛大な法要を行い、供養を行います。

満中陰法要の仏教的意味

五七日(いつなぬか=35日目)閻魔王が六道のどこへ生まれ変わるかを決定します。
(六道=天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)
七七日(なななぬか=49日目)これまでの裁判の結果を基に、泰山王が最終決定を言い渡す日で、より具体的に、どう生まれ変わるかを最終決定します。
例えば、性別はどうか?寿命はいつまでか?も決まると言われています。
ここで登場する弁護士が薬師如来です。

薬師如来は薬壺を持っていて、その人に合った薬をくださるそうです。
また、不安や悩みがあれば、取り除くいて下さる力を持っていらっしゃいます。親族一同が故人様の為に法要を執り行い、より良い決定が下るよう、薬師如来にお願いする日が、満中陰法要です。

法要の際には故人様の事を思い返して、
「今頃どこに生まれ変わるか決まっているかな?」なんて
想像してみるのも良いかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか。お葬式で行う事には、今回紹介したもの以外にも、ひとつひとつに意味があります。次回もまた大切な意味合いをご紹介致します。家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、ご家族様に寄り添った丁寧な事前相談を心がけています。不安を取り除き、いざという時にお別れに集中できるよう、事前の相談がとても大事です。ぜひ家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにご連絡ください。事前相談や式場のご見学など随時受け付けております。

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堺市堺区おくやみ(死亡)手続きについて

 

【福祉葬】生活保護を受けていらっしゃる方へ【民生葬】

お葬式に掛けられる予算は各家庭によって様々です。
小規模な葬儀が主になっているとはいえ、一般的な家族葬を行うとなると
やはりある程度まとまった金額が必要になって参ります。

現在生活保護を受給されており、経済的な理由から多額の葬儀費用を捻出しにくいご家庭もあるのではないのでしょうか。
そんな方でも、条件を満たせば火葬のみの火葬式・直葬が自己負担0円で行えます。
今回はそんな福祉葬(生活保護葬)について解説していきます。

Q:福祉葬とはどういうものですか?
誰でも福祉葬ができるのでしょうか?

福祉葬とは、葬祭扶助制度(そうさいふじょせいど)を活用し、自己負担金0円で火葬式を行う葬儀です。
この制度を利用するには、申請資格を満たし、葬儀の前に申請をしておく必要があります。

申請資格は以下のようになっています。
・葬儀を執り行う本人(喪主)が生活保護を受けられている。
・生活保護を受けられていた本人が亡くなり、その方に身寄りがない。
※葬儀を執り行う方が非受給者の場合は、葬祭扶助が受けられない事があります。

担当のケースワーカーさんに、事前に『万一の場合に、自分は葬祭扶助の対象であるか?』という確認をしておけば安心です。お電話等で確認しておきましょう。

参考リンク:
堺市各区生活援護課 連絡先

Q:どのようなお葬式になりますか?

こちらの制度はあくまでも経済的余裕がない方への救済措置になりますので、
内容は質素なものに限られます。
いわゆる直葬・火葬式とよばれるもので、通夜、葬儀を省略した形式となります。
火葬に必要最小限の物品は含まれますが、遺影のお写真や寺院による読経などは含まれません。
以下は当社の福祉葬プランに含まれるものです。ご参考にしてみてください。

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※遺影写真,ご供花,ラストメイク,後祭り祭壇,位牌,宿泊,飲食などは含まれません。
また、福祉葬プランは葬儀社により内容が異なります。ご留意くださいませ。

Q:万一のことがあればどこへ連絡すればいいですか?

まずは葬儀社にお電話を頂ければと思います。そしてお電話口で、福祉葬をご希望されている旨をお伝えください。
その後ケースワーカーさんへ訃報を入れ、葬祭扶助が降りるかの確認をお願いします。
※扶助が降りない場合はご実費の負担となります。

その後に搬送・火葬日程や葬儀内容の打ち合わせをさせていただき、
火葬当日には最後のお別れとなります。ご収骨まで終えられますとご散会となります。

※葬祭費の支給が認可されれば、その後の手続きは葬儀社のスタッフで代行をさせて頂きます。

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実費負担となった場合にはこういったプランもございます。
福祉葬と同じような内容で、費用も抑えられるプランでございます。

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Q:参列の人数に制限はありますか?

制限は特にございませんが、火葬日までは当社霊安室でのお預かり安置となります。
火葬当日にお顔をご覧いただいての最後のお別れのお時間を準備させて頂きます。
こちらも葬儀社によって内容が異なりますので、ご不安な方は一度葬儀社にご相談ください。

 

Q:故人が愛用していた衣服や食べ物、嗜好品など
棺へ入れる事は可能ですか?

はい、可能です。火葬当日にお別れをして頂く際、短時間ではありますが、お棺の蓋をお開けします。コレというものが何かございましたら、その時にご納棺ください。
ただ、金属やプラスチック類など、火葬に適さないものもございます。
お別れの際には、葬儀社スタッフがおりますのでご相談くださいませ。

詳しくはこちら
堺市立斎場 利用にあたっての注意事項

最後に

いかがでしたでしょうか。
今回は福祉葬(生活保護葬)のご紹介をさせて頂きました。
どんなお葬式でも、故人様を後悔なくお見送りしたい気持ちは同じかと存じます。
そんな最後のお別れが、悔いの無いようにお手伝いをさせて頂くのが葬儀社の役割でございます。
もっと詳しく聞きたい,対面で話がしたい方は是非、家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールまでご連絡ください。
お話を伺う事で、不安解消の一助となれば幸いでございます。
今回は以上です。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

【堺市の方へ】葬儀後手続きの負担が軽減する? 手続き判定ナビについてご説明します

「亡くなった後の手続き、何をすればいいの…?」
大切な方を見送った後、残されたご家族にはさまざまな手続きが必要になります。
しかし、「何をすればいいのかわからない」、「どこで手続きをすればいいのか不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。
特に、役所への手続きは複雑で、窓口を何度も訪れる必要がある場合もあります。

そんなときに便利なのが、堺市電子申請システムの「手続き判定ナビ」です。
これは、必要な手続きを簡単に判定し、オンラインで申請が可能なものはそのまま手続きできるシステムです。
令和7年2月5日9時から、おくやみ(死亡)などのライフイベントに関連する手続きの一部で、「行かない手続き」・「書かない手続き」を導入し、役所に行かずに済む手続きや、事前に書類を作成し窓口での記入を省略できる手続きを開始いたしました。

ご利用には堺市電子申請システムの利用者登録が必要ですが、一度登録すれば、今後の手続きが格段に楽になります。
今回は、「手続き判定ナビ」の使い方や活用のポイントをご紹介します。

1.「手続き判定ナビ」とは?

1-1.何ができるのか?

「手続き判定ナビ」は、ライフイベントに応じた必要な手続きを簡単に判定し、手続き方法を案内するシステムです。
【堺市】手続き判定ナビ(引っ越し・おくやみ) 案内チラシ

1-2.オンラインで完結できる「行かない手続き」とは?

令和7年2月5日9時から、一部の手続きがオンラインで完結できるようになりました。

2.どんな手続きが対象?

2-1.来庁不要の「行かない手続き」

ご自宅などにて、可能となります
(1)利用したい「手続き判定ナビ」を選択し、質問に回答すると必要な手続きが表示されます。
(2)表示された手続きを申請します。
(3)「行かない手続き」はオンライン申請で手続き完了となります。

2-2.事前に申請書を作成できる「書かない手続き」

来庁当日(「書かない手続き」)
(1)区役所の窓口で番号札をとり、案内された窓口で「事前に申請していること」、「氏名」、「申込番号」を申し出てください。
※来庁予定日を7日過ぎた場合、申請はキャンセルとなります。
予定日を7日過ぎた場合は、再度申請してください。
(2)必要事項を印字した申請書で手続きします。
※署名等窓口で追加でご記入いただくことがあります。

3.「手続き判定ナビ」の使い方

3-1.利用登録の方法

「手続き判定ナビ」を利用するには、まず堺市電子申請システムへの登録が必要です。以下の手順で登録を行います。
堺市電子申請システムの公式サイト(こちら)にアクセス。
「利用者登録」ボタンをクリック。
必要な情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス)を入力。
確認メールが届くので、メールに記載されたリンクをクリックして登録を完了。
ログインIDとパスワードを設定し、登録完了。
登録が完了すると、手続き判定ナビを利用するための環境が整います。
堺市電子申請システムへのユーザ登録の方法について(YouTubeにリンクしています)

3-2.具体的な操作手順

手続き判定ナビのページ(こちら)にアクセス。
「おくやみ手続き」など、該当するライフイベントを選択。
質問形式でいくつかの情報を入力(例:故人の名前、関係性など)。
必要な手続きの一覧が表示される。
オンラインで完結できる手続きは、そのまま申請可能。
窓口に行く必要がある手続きは、事前に申請書を作成。
完了後、申請内容の確認メールが届く。
この手順に従うことで、必要な手続きをスムーズに進めることができます。
「手続き判定ナビ」の操作方法(画面イメージ)

4.「手続き判定ナビ」を活用するメリット

・必要な手続きを自動判定してくれるため、手続きの漏れを防げます
・オンラインで完結できる手続きが一部あります
・来庁不要で済む手続きがあり、役所に行く手間が減ります
・事前に申請書を作成できるため、窓口での記入の手間が省けます
・時間と手間を大幅に削減します
・スマホやパソコンから簡単にアクセスできるため、忙しい方にも最適です

5.まとめ

「手続き判定ナビ」を活用すれば、煩雑な手続きをスムーズに進めることができます。
堺市電子申請システムを利用すれば、窓口へ何度も足を運ばずに済むため、お忙しいご家族皆様のご負担を軽減することが可能になるかもしれません。
利用には事前登録が必要ですが、一度登録さえ行えば、今後の手続きが楽になることでしょう。
今回の記事では、簡単にご紹介のみ行わせて頂きましたので、詳細については、堺市公式サイトをご確認ください。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにて葬儀のご相談を無料で承っております。
「葬儀について事前に聞いておきたい。葬儀費用がどれくらいかかるのか見積もってほしい」など… 事前に少しだけでも相談し聞いて、決めておくことで今抱えていらっしゃるご不安が少し晴れるかもしれません。
心配事やご不安な点等ございましたら些細なことでも構いませんので、ぜひご相談ください。

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