【福祉葬】生活保護を受けていらっしゃる方へ【民生葬】

お葬式に掛けられる予算は各家庭によって様々です。
小規模な葬儀が主になっているとはいえ、一般的な家族葬を行うとなると
やはりある程度まとまった金額が必要になって参ります。

現在生活保護を受給されており、経済的な理由から多額の葬儀費用を捻出しにくいご家庭も少なくないのではないのでしょうか。
そんな方でも、条件を満たせば火葬のみの火葬式・直葬が自己負担0円で行えます。
今回はそんな福祉葬(生活保護葬)について解説していきます。

Q:福祉葬とはどういうものですか?
誰でも福祉葬ができるのでしょうか?

福祉葬とは、葬祭扶助制度(そうさいふじょせいど)を活用し、自己負担金0円で火葬式を行う葬儀です。
この制度を利用するには、申請資格を満たし、葬儀の前に申請をしておく必要があります。

申請資格は以下のようになっています。
・葬儀を執り行う本人(喪主)が生活保護を受けられている。
・生活保護を受けられていた本人が亡くなり、その方に身寄りがない。
※葬儀を執り行う方が非受給者の場合は、葬祭扶助が受けられない事があります。

担当のケースワーカーの方に、事前に『万一の場合に、自分は葬祭扶助の対象であるか?』という確認をしておけば安心です。お電話等で確認しておきましょう。

参考リンク:
堺市各区生活援護課 連絡先

Q:どのようなお葬式になりますか?

こちらの制度はあくまでも経済的余裕がない方への救済措置になりますので、
内容は質素なものに限られます。
いわゆる直葬・火葬式とよばれるもので、通夜、葬儀を省略した形式となります。
火葬に必要最小限の物品は含まれますが、遺影のお写真や寺院による読経などは含まれません。
以下は当社の福祉葬プランに含まれるものです。ご参考にしてみてください。

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※遺影写真,ご供花,ラストメイク,後祭り祭壇,位牌,宿泊,飲食などは含まれません。
また、福祉葬プランは葬儀社により内容が異なります。ご留意くださいませ。

Q:万一のことがあればどこへ連絡すればいいですか?

まずは葬儀社にお電話を頂ければと思います。そしてお電話口で、福祉葬をご希望されている旨をお伝えください。
その後ケースワーカーさんへ訃報を入れ、葬祭扶助が降りるかの確認をお願いします。
※扶助が降りない場合はご実費の負担となります。

その後に搬送・火葬日程や葬儀内容の打ち合わせをさせていただき、
火葬当日には最後のお別れとなります。ご収骨まで終えられますとご散会となります。

※葬祭費の支給が認可されれば、その後の手続きは葬儀社のスタッフで代行をさせて頂きます。

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実費負担となった場合にはこういったプランもございます。
福祉葬と同じような内容で、費用も抑えられるプランでございます。

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Q:参列の人数に制限はありますか?

制限は特にございませんが、火葬日までは当社霊安室でのお預かり安置となります。
火葬当日にお顔をご覧いただいての最後のお別れのお時間を準備させて頂きます。
こちらも葬儀社によって内容が異なりますので、ご不安な方は一度葬儀社にご相談ください。

 

Q:故人が愛用していた衣服や食べ物、嗜好品など
棺へ入れる事は可能ですか?

はい、可能です。火葬当日にお別れをして頂く際、短時間ではありますが、お棺の蓋をお開けします。コレというものが何かございましたら、その時にご納棺ください。
ただ、金属やプラスチック類など、火葬に適さないものもございます。
お別れの際には、葬儀社スタッフがおりますのでご相談くださいませ。

詳しくはこちら
堺市立斎場 利用にあたっての注意事項

最後に

いかがでしたでしょうか。
今回は福祉葬(生活保護葬)のご紹介をさせて頂きました。
どんなに質素なお葬式でも、故人様を後悔なくお見送りしたい気持ちは同じかと存じます。
そんな方々の最後のお別れが、悔いの無いようにお手伝いをさせて頂くのが葬儀社の役割でございます。
もっと詳しく聞きたい,対面で話がしたい方は是非、家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールまでご連絡ください。
お話を伺う事で、不安解消の一助となれば幸いでございます。
今回は以上です。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

【堺市の方へ】葬儀後手続きの負担が軽減する? 手続き判定ナビについてご説明します

「亡くなった後の手続き、何をすればいいの…?」
大切な方を見送った後、残されたご家族にはさまざまな手続きが必要になります。
しかし、「何をすればいいのかわからない」、「どこで手続きをすればいいのか不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。
特に、役所への手続きは複雑で、窓口を何度も訪れる必要がある場合もあります。

そんなときに便利なのが、堺市電子申請システムの「手続き判定ナビ」です。
これは、必要な手続きを簡単に判定し、オンラインで申請が可能なものはそのまま手続きできるシステムです。
令和7年2月5日9時から、おくやみ(死亡)などのライフイベントに関連する手続きの一部で、「行かない手続き」・「書かない手続き」を導入し、役所に行かずに済む手続きや、事前に書類を作成し窓口での記入を省略できる手続きを開始いたしました。

ご利用には堺市電子申請システムの利用者登録が必要ですが、一度登録すれば、今後の手続きが格段に楽になります。
今回は、「手続き判定ナビ」の使い方や活用のポイントをご紹介します。

1.「手続き判定ナビ」とは?

1-1.何ができるのか?

「手続き判定ナビ」は、ライフイベントに応じた必要な手続きを簡単に判定し、手続き方法を案内するシステムです。
【堺市】手続き判定ナビ(引っ越し・おくやみ) 案内チラシ

1-2.オンラインで完結できる「行かない手続き」とは?

令和7年2月5日9時から、一部の手続きがオンラインで完結できるようになりました。

2.どんな手続きが対象?

2-1.来庁不要の「行かない手続き」

ご自宅などにて、可能となります
(1)利用したい「手続き判定ナビ」を選択し、質問に回答すると必要な手続きが表示されます。
(2)表示された手続きを申請します。
(3)「行かない手続き」はオンライン申請で手続き完了となります。

2-2.事前に申請書を作成できる「書かない手続き」

来庁当日(「書かない手続き」)
(1)区役所の窓口で番号札をとり、案内された窓口で「事前に申請していること」、「氏名」、「申込番号」を申し出てください。
※来庁予定日を7日過ぎた場合、申請はキャンセルとなります。
予定日を7日過ぎた場合は、再度申請してください。
(2)必要事項を印字した申請書で手続きします。
※署名等窓口で追加でご記入いただくことがあります。

3.「手続き判定ナビ」の使い方

3-1.利用登録の方法

「手続き判定ナビ」を利用するには、まず堺市電子申請システムへの登録が必要です。以下の手順で登録を行います。
堺市電子申請システムの公式サイト(こちら)にアクセス。
「利用者登録」ボタンをクリック。
必要な情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス)を入力。
確認メールが届くので、メールに記載されたリンクをクリックして登録を完了。
ログインIDとパスワードを設定し、登録完了。
登録が完了すると、手続き判定ナビを利用するための環境が整います。
堺市電子申請システムへのユーザ登録の方法について(YouTubeにリンクしています)

3-2.具体的な操作手順

手続き判定ナビのページ(こちら)にアクセス。
「おくやみ手続き」など、該当するライフイベントを選択。
質問形式でいくつかの情報を入力(例:故人の名前、関係性など)。
必要な手続きの一覧が表示される。
オンラインで完結できる手続きは、そのまま申請可能。
窓口に行く必要がある手続きは、事前に申請書を作成。
完了後、申請内容の確認メールが届く。
この手順に従うことで、必要な手続きをスムーズに進めることができます。
「手続き判定ナビ」の操作方法(画面イメージ)

4.「手続き判定ナビ」を活用するメリット

・必要な手続きを自動判定してくれるため、手続きの漏れを防げます
・オンラインで完結できる手続きが一部あります
・来庁不要で済む手続きがあり、役所に行く手間が減ります
・事前に申請書を作成できるため、窓口での記入の手間が省けます
・時間と手間を大幅に削減します
・スマホやパソコンから簡単にアクセスできるため、忙しい方にも最適です

5.まとめ

「手続き判定ナビ」を活用すれば、煩雑な手続きをスムーズに進めることができます。
堺市電子申請システムを利用すれば、窓口へ何度も足を運ばずに済むため、お忙しいご家族皆様のご負担を軽減することが可能になるかもしれません。
利用には事前登録が必要ですが、一度登録さえ行えば、今後の手続きが楽になることでしょう。
今回の記事では、簡単にご紹介のみ行わせて頂きましたので、詳細については、堺市公式サイトをご確認ください。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにて葬儀のご相談を無料で承っております。
「葬儀について事前に聞いておきたい。葬儀費用がどれくらいかかるのか見積もってほしい」など… 事前に少しだけでも相談し聞いて、決めておくことで今抱えていらっしゃるご不安が少し晴れるかもしれません。
心配事やご不安な点等ございましたら些細なことでも構いませんので、ぜひご相談ください。

【 関連記事 】
お葬儀の流れについて ご逝去 ~ お打ち合わせ まで
お葬儀の流れについて お打ち合わせ ~ お通夜 まで

【 堺市記事 】
【堺市】 手続き判定ナビ(引っ越し・おくやみ)

お葬儀の流れについて お打ち合わせ ~ お通夜 まで

大切な方とのお別れは、いつ迎えるか分からず予想がつかないことが大半です。
実際に覚悟していても、いざその時がやって来ると気が動転し、焦ってしまいやすいものです。
事前に準備や流れを知っておくことで、いざという時に冷静に判断できるだけではなく、ご本人やご家族の意向に沿ったお別れを行うことが可能となります。
前回 【お葬儀の流れについて ご逝去 ~ お打ち合わせ まで】 をご紹介しましたが、
今回は【お打ち合わせ ~ お通夜】までをご説明させていただきます。
初めて大切な方をお見送りする方や、いざという時がご心配な方はご覧いただきご参考にして頂けましたら幸いです。

1 )親族へのご一報・参列確認

お打ち合わせが終了した時点で日程は確定していることがほとんどです。
ご家族・ご親戚様へ、日時・会場名・会場住所などのご連絡をお願い致します。
近年では電話のみならず、LINEやメールなどの連絡手段も多数ございますので、皆様が連絡しやすい手段にてご連絡してあげてください。
※もし、お打ち合わせの前に、ご逝去の一報だけご連絡をしていた方がいらっしゃる場合は、その方にも詳細(日時・会場名・会場住所)のお伝え忘れが無いようにお願い致します。

2 )死亡届の提出

死亡届の提出につきまして、株式会社セレモニー真希社では、ご家族様に代わりその手続きを代行しております。
過去に、ご家族様自身で提出しに行かれたとお話を伺ったこともございますが、死亡届の手続きは我々が代行いたしますので、ご安心ください。
今回はお葬儀までの流れの一つとしてご説明をさせて頂きます。

死亡届の提出先に関して、どこの市役所・区役所にでも提出できるわけではなく、提出先が決められております。
堺市立斎場に関して、まず、決められた市役所・区役所へ死亡届を提出を行います。
そちらにて【死体火(埋)葬許可書】と呼ばれる書類を頂きます。
その【死体火(埋)葬許可書】と火葬料金を堺市立斎場へ持参し、提出することで、火葬手続きが完了となります。

3 )遺影写真の決定

遺影写真は、葬儀や法要の場で故人様を偲ぶ象徴として、その人の人生・お人柄が伝わってくる重要なお写真であり、葬儀が終わってからもずっと残る大切なお写真です。
お預かりするお写真の一例として、
ご本人様のみが映っているお写真(日常の一枚)、複数人で一緒に撮ったお写真(ご家族様・ご友人方との思い出の一枚)など…が挙げられます。
しかし、お写真を撮る機会が無かった、写真を撮られることがあまりお好きでなかった方々もいらっしゃいます。
その際は、運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなどの顔写真でも作成可能でございます。
また、お服のお着せ替え・背景のご変更(カタログ内よりお選びいただけます)も可能なため、お写真を決められる際はお気兼ねなくご相談ください。

4 )お食事の確認

通夜・葬儀の中で、ご家族・ご親戚などがお集まりになってお食事を召し上がる回数は地域によって異なります。
基本、堺市で通夜・葬儀を行う場合、召し上がるタイミングは2回でございます。
※名称は簡略的に紹介しております

①通夜料理(通夜が終わってからのお食事)

お通夜が終了し、参列して下さったご家族・ご親戚へ感謝の気持ちを伝える為であり、かつ、お亡くなりになられた方を偲ぶ為のお食事の場であります。
お食事にも大きく分けて2種類あり、従来通りの【桶寿司】、コロナ禍から選ばれる割合が多くなった【個別(お弁当)】がございます。

②葬儀料理・当日料理(火葬場の炉前でのお見送りをした後、ご収骨までの間のお食事)

葬儀が終了し、ひとつ区切りをつける為であり、かつ、参列して下さったご家族・ご親戚へ感謝の気持ちを伝える為のお食事の場であります。
堺市立斎場では、炉前でのお見送り後、ご収骨までの間に、お食事を召し上がる待合室がございます。
そちらのお部屋にてご収骨アナウンスが入るまで(約1時間~約1時間30分)、お召し上がりいただきます。

数を出したいけど聞きにくい…そんな時は?

食事に関して、お通夜(葬儀)だけお越し下さるのか、通夜・葬儀の二日お越し下さるのか確定しない限り、数が決まりません。
「食事を用意するのですが、料理の数を確定させないといけなくて…ご都合いかがでしょうか?」とご親戚にお尋ねするのも気が引けるかと思います。
それならまず、「お通夜・葬儀お越しになるか?(出欠の確認)」、その後に「もしお越し下さるなら最後まで残って頂けるお時間はあるか?(食事の有無の確認)」
と伺ってみるのも一つの方法かと思われますので、ご参考にして下さい。
・残られる場合 →食事が必要
・途中で帰る場合→食事は不要 or (必要なら)持ち帰り用の食事を用意する

5 )供花・供物の確認

供花・供物は、お亡くなりになられた方への弔意を表す役割や、お供えとして祭壇近くに飾り、祭壇をより華やかに見せる役割がございます。
供花は名前の通りお花をお供えし、供物は果物や缶詰・乾物・お菓子など日持ちしやすいものが中心となります。
供物は、葬儀を終えるとご家族が持ち帰り、持ち帰ったその供物はご家族で召し上がっていただきます。その為、供物は日持ちしやすいものが選ばれております。
供花は葬儀・告別式が閉式した後、最期のお別れの時に祭壇のお花と一緒にお棺へ手向けていただくことが多いです(一部地域によって異なります)。
最近の傾向と致しまして、供花・供物のご注文割合で見ると、供花の方が多く見受けられます。
供物は持ち帰れるものの、持って帰るのがお手間であったり、持ち帰るくらいなら棺の中に最後手向けて頂ける供花が良いとのご意見を伺います。
供花・供物に関して、ご注文を何件か承った場合、順番の確認をさせて頂きます。
最近は、家族葬でのお見送りが主流となりお供えの本数も少なくなっており、順番を細かくお気にされない方も多くなっておりますが、もしご心配のようでしたら、順番確認の時にご相談ください。

・ご心配な場合は事前にご相談・お問い合わせください

いかがでしたでしょうか。
今回は、【お打ち合わせ ~ お通夜】までをご説明させていただきました。
流れを事前に知っておくことは、慌ただしい状況の中でも冷静に判断し、ご本人やご家族の意向に沿ったお別れを行う上で大切なことの一つであると言えます。
また、大切な方との最期のお時間を後悔のないようにする為に、大切であると言えるかもしれません。

株式会社セレモニー真希社にて葬儀のご相談を無料で承っております。
「事前に葬儀の話をするのは不謹慎な気がする。本人が亡くなる前に決めるのは失礼な気がする」というご意見もあるかと思いますが、事前に少しだけでも聞いておく、決めておくだけでご不安が解消することもございます。
心配事やご不安な点、お葬儀費用のことなど…些細なことでも構いませんので、ぜひご相談ください。

【 関連記事 】
お葬儀の流れについて ご逝去 ~ お打ち合わせ まで

【 堺市関連記事 】
【ご不幸】 おくやみ(死亡)による手続きを検索 堺市
【葬祭費】 死亡されたとき 堺市

 

【堺市版】葬儀費用の内訳とは?総額の内訳を解説いたします

突然ですが、皆様、「 118.5 」という数字は何の数字かご存じでしょうか。

株式会社鎌倉新書様が、昨年2024年3月に実施した「第6回お葬式に関する全国調査」で発表された葬儀費用の総額で、118.5万円と発表されておりました。
(ちなみに少し遡ってみると前回2022年に実施した第5回では110.7万円、前々回2020年に実施した第4回では184.3万円でした)。

葬儀は、人生の大切な節目で避けて通れないことの一つです。
しかし、実際に自分たちが喪主の立場で葬儀を進めるとなった際、多くの方がその複雑さや不透明さに戸惑いを覚えるのではないでしょうか。
葬儀には、火葬料や式場使用料、御布施、返礼品など多岐にわたる費用が発生し、各項目の相場や内訳が分かりにくいことが問題視されています。
また、「突然の出費で予算が足りない」「見積もり以上の追加料金がかかった」といったトラブルも少なくありません。

いま、この記事を読んで下さっている皆様が、どこかの葬儀会社の会員に入会しており、また、すでにどこかの葬儀会社で見積もりを取っており、そこに葬儀を依頼すると決めていらっしゃるのであれば、特に問題はないかと思います。
まだご準備をされていない方や、現在何社か検討されていらっしゃる皆様が、この記事を読み進めることで、「何がかかるのか」、「予算内で希望する葬儀を実現するにはどうすればよいか」といった疑問が少しでも解消され、後悔のない選択をするための参考になればと願っております。
今回は、家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでの費用内訳をもとにご説明いたします。

1 ) 葬儀基本料金

葬儀費用の中心・ベースとなるプランの項目です。
これで葬儀の内容自体が決まるとも言える為、全体費用の多く占めております。
葬儀プランは、家族葬・一般葬(=二日葬)、一日葬、直葬など、葬儀の規模や形式によってプランの金額が異なっている場合が多いです。
それぞれのプランによって含まれる内容やサービスが異なっているのが理由として挙げられます。
そして、葬儀会社によってプランに入っている内容・サービスは異なっております。
希望する内容、ご予算を明確にした上で、必要な要素が含まれたプランをお選び頂くことが葬儀費用のトラブルを避ける手段の1つとなります。
家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでも直葬、一日葬、家族葬(=二日葬)のプランをご用意しております。

  

2 ) 御布施

御布施は、お寺など付き合いのある宗教者様への御礼として重要な費用の一部です。
適切な額を準備することで、失礼のない形で葬儀を進めることができます。
地域や宗派、宗教者様によって金額が異なる為、事前に確認することが必要です。
ご不安であれば事前にお付き合いのあるお寺様へお問い合わせしておくと安心です。
もし、大切な方がお亡くなりになった時点で、金額が分からなくても問題ございません。
お打ち合わせの前後で、お付き合いのあるお寺様にお問い合わせをして頂いてもまだ時間は十分間に合います。
どちらかと申し上げると、ご逝去されてから金額をお尋ねになるケースの方が多いです。
ご家族様より、「お寺様に直接御布施の金額を聞いて良いのでしょうか?」と質問を頂くことがございます。
この点に関しては、【 直接聞いても問題なく、皆様お尋ねされておりますのでご安心下さい 】。
我々、葬儀会社側で御布施の金額を勝手に決めることができない為でございます。
ここで注意して頂きたいのが、万が一、金額を聞き忘れた場合にご自身で御布施の金額を決めてお包みになる場合です。
お寺様によって金額が決まっていることの方が多い為、今後のお付き合いのことも考えると、ご自身で判断してお包みになることはお控えいただく方がよろしいかと思います。
金額を聞き忘れたとお気付きになった時点で、お寺様にご確認をお願いいたします。
お通夜の日、葬儀の日にお渡しすることが多いですが、万が一、用意が間に合わなかった場合は、後日お寺様の元へお伺いするのも1つです。
その際は、「通夜・葬儀と慌ただしい為、後日、御礼のご挨拶を兼ねて改めて御布施を持参しにお伺いします」と通夜・葬儀の日にお寺様へお伝えすると全く失礼ではございませんのでご安心ください。
もし、元々お付き合いのあるお寺がない、昔はあったが今は疎遠で今後も付き合うつもりはない、県外で遠方のお寺 といった場合は、一度ご相談ください。
場合によっては、ご紹介することも可能でございます。(一部ご紹介できない宗派もございます)

3 ) 飲食費

葬儀における飲食費は、参列者の人数や提供するメニューによって変動し、人数が多くなると金額も膨らみやすいものとなります。
堺市の葬儀では、食事をするタイミングは2回(通夜や葬儀当日)ございます。
①通夜料理(通夜が終わってからのお食事)
お食事にも大きく分けて2種類あり、従来通りの【桶寿司】、コロナ禍から選ばれる割合が多くなった【個別(お弁当)】がございます。
【桶寿司】は多少の人数の誤差が生じても支障はなく、【個別(お弁当)】は正確な人数を出しておかないと、過不足が生じる可能性があります。
②葬儀料理・当日料理(火葬場の炉前でのお見送りをした後、ご収骨までの間のお食事)
堺市立斎場では、炉前でのお見送り後、ご収骨までの間に、お食事を召し上がる食事室がございます。
そちらのお部屋にてご収骨アナウンスが入るまで(約1時間~約1時間30分)、お召し上がりいただけます。
こちらも従来通りの【お膳】、もし余った場合にお持ち帰りできる【パック膳】と2種類ございます。
お一人あたりの飲食費の計算を行うと、お選びになる内容で異なり、大まかですが7,000~8,000円ほど見ていただくとご安心です。
家族10人 → 7,000~8,000円 × 10人分 = 70,000~80,000円
家族20人 → 7,000~8,000円 × 20人分 = 140,000~160,000円

4 ) 返礼品

返礼品は、通夜・葬儀と参列して下さった親戚・一般会葬者(会社関係・ご友人など)への感謝を伝える大切なおもてなしの品物です。
昨今の葬儀において、返礼品の使用数は減ってきたものの、返礼品には弔問に訪れた方への感謝の気持ちを示す意味がある為、万が一に備えてご用意して下さる方が多くいらっしゃいます。
ラインナップとして、実用的なお茶・コーヒー・タオルなどが挙げられます。 どなた様にお渡しするかは、ご注文頂いた際や通夜・葬儀の際に、確認しながらお渡しする必要のある方へお配りいたします。
こちらの数に関しては、参列人数によって変動するため、最終的には使用数のみのご請求となります。

5 ) その他(火葬料金・式場料金・供花・マイクロバス・霊安室使用料金など)

火葬料金のお支払先は堺市へ、式場料金のお支払先は葬儀を執り行う先によって異なります。
堺市立斎場内の式場(公営)の場合 → 堺市へ
葬儀会社が有する式場(民営)の場合 → 葬儀会社へ
供花に関しまして、お打ち合わせの中では、親族を代表する「親族一同」の供花をご用意されるか等をお伺いさせていただきます。
マイクロバスは、参列者の移動を円滑にするために手配されることが多いです。
ただし、葬儀式場から火葬場までの距離が近い場合や堺市立斎場内の式場で行う場合は、必要無くなります。
霊安室(故人様がお休みになるお部屋)の使用料金やドライアイス(故人様のお体保護の為にお当てするもの)に関しては、葬儀の日数に応じて追加で頂戴をしております。

 

ご不安な場合は事前に見積もりを取ることも1つです

いかがでしたでしょうか。
葬儀費用の内訳を理解することは、大切な方を送り出す準備を進めるうえで非常に重要です。
それぞれの費用項目には特徴や注意点があり、どのように選択し、どの部分に費用をかけるかを事前に把握することで、無駄な出費を防ぎつつ、ご家族様の負担を軽減することが可能です。
葬儀における費用トラブルを防ぐには、最初の段階で詳細な見積もりを依頼し、内容をしっかりと確認することが不可欠です。
追加料金が発生する可能性のある項目についても、明確に説明を受けることで安心感が得られます。
信頼できる葬儀社を選ぶためには、実績や口コミだけでなく、見積もり時の対応や提供されるサービスの内容を比較することも有効であると言えます。
決して、警戒心をもって見積もりを取ってくださいというわけではございません。
葬儀は決して安価ではない一方で、一度きりの大切な儀式です。
費用に関する十分な情報を収集し、計画的に準備を進めることで、家族全員が納得のいく後悔のない形で故人を見送ることができます。
今後の葬儀の準備を進める際には、この記事で紹介した内容を少し思い出して頂き、堺信頼できる葬儀社を見つけるための第一歩を踏み出してください。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは葬儀のご相談を無料で承っております。
「葬儀費用についてもう少し聞いておきたい。葬儀費用の見積もりを出してほしい」など… 事前に少しだけでも相談し聞いて、決めておくだけで今抱えていらっしゃるご不安が少し晴れるかもしれません。
心配事やご不安な点等ございましたら些細なことでも構いませんので、ぜひご相談ください。

【関連サイト】
【葬祭費】 死亡されたとき 堺市
【家族葬(=二日葬)と一日葬】 2つの違いを比較

 

 

 

【葬儀の事前準備】葬儀の豆知識④-名号・戒名・香典-

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールです。お葬式で使用する仏具であったり、飾るもの・行うことには、全て意味があります。それは、故人様に対する気持ちを表現するものばかりです。生涯に一度の大切なセレモニー。心の籠ったお見送りをお手伝いしたいという思いで、何度かに分けてその意味合いをご紹介していきたいと思います。今回は、その中から、六字名号・戒名・香典について紹介していきます。

六字名号とは

-南無阿弥陀仏編-

葬儀の事前相談の際、必ず伺う項目のひとつとして、「宗教・宗派」があります。
宗教・宗派によってお見送りの方法が少しづつ異なる為です。
日本では8割~9割が仏式でのお葬式だと言われています。
仏式と一概にいいましても、様々な宗派がございます。(○○宗○○派まで確認ができればベストです)
今回はその中で、浄土真宗などで唱えられている、南無阿弥陀仏の意味を解説していきます。

『南無阿弥陀仏』は浄土真宗や浄土宗、天台宗などで唱えられる念仏で、お葬式の際には式場に飾られる遺影写真の上に掲げられていることが多いです。

お坊さんが、読経の間に、南無阿弥陀仏…と唱えられているのを耳にされた経験がある方も多いのではないでしょうか。

南無阿弥陀仏の意味

その意味合いを紐解いていくと、以下のようになります。
南無→すべてお任せします。
阿弥陀仏→阿弥陀如来様に。
要約すると、『故人を阿弥陀様の力でどうか極楽へ連れて行ってください』
という意味になります。
これを唱えることで、心を落ち着かせたり、仏様への御礼をしたり、過去の悪行を軽減させたり…と様々な意味合いはありますが、今回は「故人様の為に唱えている」と覚えて頂ければと思います。

戒名とは

亡くなった方に御寺院様が授けて下さるのが戒名です。戒名とは一体どういうものなのでしょうか。

戒名は、仏様の弟子になった故人様のお名前であり、戒律を守り、修行に専念します、という約束の名前です。もっと簡単に言うと、
仏教の世界における、故人様の新しい名前、という事になります。

また、宗派によって呼び方が異なり、浄土真宗では戒律が無い為『法名』と呼びます。釋〇〇の三文字がほとんどで、故人様のお名前から一字とられることが多いです。女性には尼が付き、釋尼〇〇となります。最近では法名にもジェンダーレス化が進んでおり、女性の方でも『尼』の文字を付けないという考え方も出てきています。

戒名の種類

戒名にもランクがあります。院号が有名ですが、これをもらうには御布施とは別に院号料として50万円~100万円(院居士・院大姉など)500万円(院殿大居士)支払う必要があります。
もし自分にも院号を付けてほしいと考えている方がいらっしゃれば、トラブルを避けるためにも、事前に家族や菩提寺様とのご相談をお勧めいたします。

余談になりますが、ネット検索すると、有名な方や歴史上の人物などの戒名が、簡単に出てきます。とても興味深いので、皆様も是非調べてみてください。
(赤穂浪士のリーダー 大石内蔵助の戒名 【忠誠院刃空浄剣居士】がとても素敵な戒名だと思っています)

香典について

香典はもともと、故人様へ‘‘お香を差し上げる‘‘という意味でした。
その為、かつてはお線香やお花を持参して香典としていましたが、いつしかお金に形を変えたのです。

昔は用意する・受け取る事が当たり前だった香典ですが、最近では受取りを辞退されるご遺族様が多くなって参りました。
と言いますのも「来て下さる方々に負担をかけたくない」というお気持ちや、葬儀後にも法要や納骨、手続き関係など忙しく、香典返しにまで手が回らない事、葬儀の縮小化により葬儀にかける金額が少なくなった事などが理由としてあげられます。
家族葬式場である私共の式場では、ほとんどの方が香典辞退を選択されています。
ただ、香典はご縁のあった方々が故人様を偲ぶ気持ちを込めてご用意されるものです。辞退するかしないかは、相談が必要です。

香典を持参する際の注意点

また、香典を持参する際の注意点としては、
その葬儀がどの宗教によるものかで、表書きが変わります。
仏教→御霊前・御仏前
神道→御霊前・玉串料・御榊料
キリスト教→御花料・御花代 など
参列する葬儀がどの宗教によるものか、事前の確認が大切です。

急ぎ香典の用意が必要となった場合

香典を用意し忘れてしまっても、焦る必要はありません。
最近ではコンビニでも香典袋を販売している所が多く、
包むべき金額や簡単なマナーなど記載されているパターンが多いです。
立派な水引きのものはありませんが、不祝儀でございますので、失礼に当たる事はありません。いざという時は是非活用してみて下さい。

まとめ

いかがでしょうか。お葬式で行う事には、今回紹介したもの以外にも、ひとつひとつに意味があります。次回もまた大切な意味合いをご紹介致します。家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、ご家族様に寄り添った丁寧な事前相談を心がけています。不安を取り除き、いざという時にお別れに集中できるよう、事前の相談がとても大事です。ぜひ家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにご連絡ください。事前相談や式場のご見学など随時受け付けております。

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【堺市版】大切な方とのお別れを福祉葬で行う為に必要なこと

突然ですが、生活保護の受給率はご存じでしょうか。
今年に入り、厚生労働省が2024年10月に実施した生活保護被保護者調査の結果が発表されました。
これによると、全国の生活保護の受給者数は約201万人(正確には2,009,447人)にのぼり、生活保護の受給世帯数は約165万2千世帯(正確には1,652,414世帯)でした。他の詳しい数字は割愛しますが、高齢者世帯が全体の半数以上を占めております。

ここで本題に入らせて頂こうと思います。
最近、「福祉葬」でのお見送りでご依頼を頂くことがございます。
福祉葬とは、経済的な事情により一般的な葬儀を執り行うことが難しい方を対象とした、自治体が一定の支援を行う葬儀形式のことです。
今回は、福祉葬の基本的な仕組みから、堺市での利用条件や手続きの流れ、そして注意点などを解説いたします。
大切な人とのお別れはいつやって来るか予想がつかないものです。
福祉葬をご検討している方や、そのサポートを行う方にとって、この内容が第一歩となり、大切な人を後悔なく見送る為の助けになれば幸いです。

1 ) 福祉葬とは?

・福祉葬の意義と特徴

福祉葬とは、生活保護法第18条(葬祭扶助) [1]に基づき、経済的に葬儀を行うことが難しい方に対して、自治体が葬祭扶助の範囲内で支援して行う葬儀のことで、「生活保護葬」・「民生葬」と呼ぶこともあります。
特徴として、葬儀を行う申請者様のご負担は実質【0円】となり、生活保護を受けていらっしゃる方やそれに準じる状況である方などが利用の対象にあたります。
葬儀は大切な人を見送る為に欠かせない儀式ですが、その費用は決して安くありません。
特に生活保護を受けていらっしゃる方にとっては、葬儀費用は大きなご負担になる可能性があります。
こうした経済的な理由から、自治体が費用を負担する福祉葬が存在しております。
福祉葬では、通常の葬儀と比べて内容が簡略化されておりますが、最低限の尊厳を守った形( 直葬(=火葬式) )にて執り行われます。

・福祉葬が必要とされる背景

福祉葬が必要とされる背景には、経済格差の拡大や社会的孤立の問題があります。
近年、生活保護を受けていらっしゃる世帯の増加や、また、高齢化社会の進展によって、身寄りのない高齢者や遺族がいないケースも増加しております。
こうした状況下で、葬儀費用が大きな負担となり、福祉葬の重要性が高まっております。

2 ) 堺市での福祉葬の利用条件

・福祉葬を利用できる対象者

福祉葬を利用できる対象者は、主に生活保護受給者がお葬儀を行う(=喪主になる)の場合 です。
自治体の基準に基づき、一定の条件を満たす場合に、葬祭扶助の利用が認められております。
ただし、福祉葬を行えるか(葬祭扶助が適用されるか)の最終的な判断は、各自治体のご担当のケースワーカーさんの判断によることが多く見受けられます。
万が一、ご心配の場合は、事前に各自治体の形式ご担当のケースワーカーさんにご相談頂くのも1つです。

ご参考までに、下に堺市各区の窓口を記載しております。

堺区  → 堺区生活援護課  堺市堺堺区南瓦町3-1(本館2階)  TEL. 072-228-7498
中区  → 中区生活援護課  堺市中区深井沢町2470-7(2階)   TEL. 072-270-8191
東区  → 東区生活援護課  堺市東区日置荘原寺町195-1(2階) TEL. 072-287-8110
西区  → 西区生活援護課  堺市西区鳳東町6-600(3階)    TEL. 072-275-1911
南区  → 南区生活援護課  堺市南区桃山台1-1-1(3階)    TEL. 072-290-1810
北区  → 北区生活援護課  堺市北区新金岡町5-1-4(3階)   TEL. 072-258-6751
美原区 → 美原区生活援護課 堺市美原区黒山167-1(2階)    TEL. 072-363-9315

3 ) 福祉葬の流れと手順

・葬儀までの準備と手配

(0.担当のケースワーカーさんへ葬祭扶助が適用できるかの相談)
↑もしご逝去されるまでにお時間がございましたら事前にご相談下さい

1.葬儀会社へご連絡
2.担当のケースワーカーさんに連絡・葬祭扶助が適用できるかの確認・申請
適用される場合 →葬儀費用のご負担は【0円】
適用されない場合→葬儀費用のご負担は【ご実費】
3.葬儀日程などの打ち合わせ
4.火葬式当日 お別れ
5.ご収骨
6.ご散会

4 ) 堺市で福祉葬を行う際の注意点

・「葬祭扶助」申請は葬儀前に必ず申請する

葬祭扶助の申請に関して、必ず葬儀を行うまでに申請する必要がございます。
葬儀終了後の申請は受付されませんので、ご注意ください。
もし、福祉葬をご検討されているようでしたら、最初のお電話の際、もしくはお打ち合わせの際に必ず仰ってください。
「後から申請をしよう」とお考えになり、先にご自身で立て替えて、後日申請をしても受付されません。
理由として、葬儀費用の支払いが終えている、すなわち、支払える分の現金があったとみなされる為です。

・「葬祭扶助」が適用されなかった場合

葬儀前までに葬祭扶助を執り行うことが条件の申請ですが、必ずしも申請が通るとは限りません
万が一、申請が通らなかった場合ですが、ご家族様がご実費にて葬儀会社へお支払い頂くことになります。
その際に、お選びになられるプランとしては、直葬プランをお選びいただくと葬儀費用を抑えることが可能となります。
また、直葬プランをお選びになられる理由として、福祉葬とお見送りの形式が同じであることも1つ挙げられます。
家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでも直葬プランをご用意しております。

 

・お花や料理などは含まれていない

福祉葬では、生活保護法に基づく制度であり、経済的な理由で葬儀費用を捻出できない方々を支援するためにあります。
堺市では、火葬料金・ご搬送費用など火葬式を行うにあたり、必要な物品などは補助対象に含まれておりますが、お花や食事などは一切含まれておりません。
「お寺様に読経頂けるか?」というご質問を頂くこともございます。
お寺様の読経に関して、各自治体によって異なりますが、堺市で福祉葬を行う場合は葬祭扶助に含まれておりませんのでご注意ください。

5 ) 福祉葬で心を込めて大切な方を見送る為に

・心を込めて見送る為の工夫

福祉葬でも、故人を大切にお見送りするための工夫を行うことで、心に残るお別れを実現することが可能でございます。
まず、副葬品(お棺の中へお入れするもの)のご用意は可能でございます。
一例として、ご生前にお好きだった食べ物・飲み物・お洋服などが挙げられます
副葬品に関しては、どこまでの範囲が良いか分からないとよくご質問を頂きますので、お打ち合わせの際に、ぜひご相談ください。

・福祉葬に対応している葬儀会社へ依頼する

福祉葬プランが掲載されている葬儀会社をお選びいただくと確実です。
実際に、プランやチラシに掲載されているということは、福祉葬の実施経験があることの裏返しにもなります。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは「福祉葬プラン」もご用意しておりますので、ご安心ください。

・参列者への配慮ポイント

福祉葬では、参列者へ適切な配慮を行うことも重要です。
特に決められた形式、限られたお時間の中でお別れとなる為、事前の案内が欠かせません。
簡素な形式での葬儀となる為、参列者が混乱しないように配慮が必要です。
その為に、事前に参列者へは当日の流れをご説明しておくとご安心です。
その些細な一言で、来られてから火葬式のみと知ったトラブルは避けることができます。

事前相談は家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールへ

いかがでしたでしょうか。
今回は福祉葬についてご説明をさせて頂きました。
一生に一度しかない大切な方とのお別れ・お葬式。
その最期のお別れで悔いが残らないように、お手伝いをさせて頂くことを日々心掛けております。
家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは葬儀のご相談を無料で承っております。
「福祉葬についてもう少し確認をしておきたい。福祉葬以外のお見送りを検討されている」など… 事前に少しだけでも相談し聞いて、決めておくだけで今抱えていらっしゃるご不安が少し晴れるかもしれません。
心配事やご不安な点等ございましたら些細なことでも構いませんので、ぜひご相談ください。

 

【初めて葬儀をされる方必見】堺市の家族葬と一日葬を徹底比較

近年増加している「家族葬」と「一日葬」という言葉をご存じでしょうか。コロナ禍以前では、葬儀と言えば多くの人が葬儀に参列する「一般葬」が多くみられました。しかしコロナ禍を経て、私たちの生活が大きく変化したように、葬儀の形態も少しずつ変わりました。中でも「家族葬」と「一日葬」の存在は、私たちの暮らしに合わせて葬儀がより親しみやすいものになるきっかけと言えるでしょう。今回はそんな「家族葬」と「一日葬」の比較をしていきたいと思います。ご自身の希望や故人の意思はどちらの葬儀に合っているのかを考えながらお読みいただけると幸いです。

家族葬と一日葬とは

1-1. 家族葬って?

家族葬とは、親しい家族や友人だけで行う小規模な葬儀のことです。このスタイルは、故人をより身近に感じながら見送ることができるため、近年人気が高まっています。特に、故人との最後の時間を大切にしたいと考える人々に選ばれています。家族葬の最大の特徴は、プライバシーを重視できる点です。多くの人が集まる葬儀とは異なり、家族葬では親しい関係者だけでお別れの時間を過ごすことができます。また、参加者が少ないため、アットホームな雰囲気で進行し、故人との思い出を語り合ったり、心からの別れの言葉を伝えることができます。形式にとらわれず、心温まるお別れを実現できることも魅力と言えるでしょう。さらに、葬儀の内容や規模を自由に決められるため、個々の希望や宗教的な背景に合わせて柔軟に対応できる点も支持されています。このように、家族葬は心のこもったお別れを実現するための選択肢として、多くの人々に選ばれ続けています。

1-2. 一日葬って?

一日葬とは、故人の葬儀を1日で完結させる形式の葬儀です。従来の葬儀(一般葬や家族葬)では通夜と葬儀が2日間にわたるのが一般的でしたが、一日葬では通夜を省略し、葬儀のみを行います。このため、葬儀は通常よりも短時間で進行し、参列者や遺族の負担を軽減できます。家族や親しい人々が集まり、故人を偲ぶ時間を持つことができ、シンプルながらも心のこもったお別れが可能です。近年では、コロナ禍の影響により少人数での葬儀が選ばれることが多くなり、一日葬はそのニーズに適した選択肢となっています。葬儀の内容はシンプルでありながらも、故人を大切に思う気持ちを表現できる形式です。多くの参列者を招くことなく、家族や近しい人々と静かに過ごす時間を大切にできるため、心のこもったお見送りが実現します。一日葬は、時間や費用、人数に配慮しながら、故人に敬意を表す新しい形の葬儀として注目されています。

家族葬のメリットとデメリット

2-1. 家族葬のメリット

家族葬のメリットとして、まず「費用が抑えられる」点が挙げられます。通常の葬儀に比べて参列者を限定するため、会場費や料理、花などの費用を削減できます。多くの人を招く一般葬では、これらの費用が高額になりがちですが、家族葬は必要最小限の人数で行われるため、経済的な負担を軽減できます。次に、「負担が少ない」点も挙げられます。近親者だけで行うため、形式的な準備や対応が少なく、葬儀に対する精神的・肉体的な負担が軽減されます。また、故人を悼む時間を大切にし、慌ただしくなく、静かな環境でお別れをすることができます。多くの人が集まる葬儀では、他人の目を気にすることがありますが、家族葬では親族や親しい知人だけで静かに故人を偲ぶことができるため、心の整理をしながらゆっくりと過ごせます。このように、家族葬は心温まる見送りができる選択肢として支持されています。

2-2. 家族葬のデメリット

家族葬のデメリットとして「後悔や誤解を生む可能性がある」ことが挙げられます。親しい関係の中でも、招待しなかった親戚や友人が後に葬儀に参加できなかったことに対して不満や誤解を抱くことがあります。特に故人にとって大切な人々に配慮が足りないと、関係がぎくしゃくすることがあります。家族や親しいごく少数の知人のみで行う葬儀形式であるため、多くの参列者を呼びたい場合は一般葬を選択することが賢明です。

一日葬のメリットとデメリット

3-1. 一日葬のメリット

一日葬のメリットは、まず「時間と費用の節約」です。従来の葬儀は複数日を要しますが、一日葬は葬儀の1日のみで完結するため、会場費や宿泊費を抑えることができます。さらに、「参列者の負担軽減」もあります。複数日の葬儀であれば、心身ともに負担が大きくなることが考えられ、仕事や生活の都合で長時間の参列が難しい場合でも、葬儀が1日で完結するため、参列者が参加しやすくなります。一日葬時間的・経済的・精神的・肉体的な4つの負担を減らし、故人をしっかりと見送ることができるのが1日葬の大きな利点です。

3-2. 一日葬のデメリット

一日葬のデメリットは、「心の整理ができる時間が短い」点です。葬儀の終わりが早いため、遺族が心の整理を十分に行う時間が取れず、感情的な整理が難しく感じることがあります。
また、「儀式や儀礼が簡略化される」点も挙げられます。伝統的な儀式や慣習を重視する家族にとっては、1日で済ませることに対して物足りなさを感じることがあります。宗教者によっては一日葬を断られる場合もあり、家族や宗教者とのしっかりとした話し合いが必要です。

家族葬と一日葬の比較

4-1. 費用について

家族葬と一日葬の費用を比較すると、一般的に一日葬の方が安くなる傾向があります。理由としては、家族葬は葬儀の規模が小さく、参加者を限定するため費用は抑えられるものの、儀式や設備・返礼品など、一定のコストがかかることがあるからです。一方一日葬は葬儀が1日で終わるため、会場費や宿泊費などの長期間にわたる費用を削減でき、総額が低くなることが多いです。
例えば、家族葬の場合、参加者は少なくても、花や祭壇、返礼品などにこだわると、30万円台~になることがあります。しかし一日葬の場合、葬儀が1日で完了し、会場や祭壇の簡素化が可能で、20万円台~で済むことがあります。
結論として、家族葬は内容や規模によって費用が大きく変動し、希望が多い場合は高額になる可能性があります。一日葬はシンプルで費用を抑えやすく、急な対応にも適しています。どちらも通常の葬儀に比べて費用は安くなりますが、一日葬の方がより経済的です。

5-2. 実施時間について

家族葬と一日葬の実施時間を比較すると、一日葬の方が圧倒的に短時間で終了します。家族葬が通常数日間にわたり行われるのに対し、一日葬は1日で全ての儀式が完了するからです。家族葬は、参列者との時間を多く取るため、通夜から告別式までを2日間で行うことが一般的です。これにより、準備や撤収に時間がかかります。
例えば家族葬では、前日に通夜を行い、翌日に告別式と火葬を行うケースが多いため、準備から後片付けまでを含めると総合的に1日以上の時間を要します。一方一日葬は、告別式から火葬までを1日にまとめて行うため、参列者が集まる時間帯を限定し、効率よく進行することが可能です。
このように、家族葬は参加者や儀式内容によって複数日にわたるため時間的余裕が必要ですが、一日葬は1日で完了し、急な日程変更にも対応しやすいという利点があります。

堺市で家族葬・一日葬におすすめな式場

6-1.家族葬・一日葬を提供する式場

家族葬INORITE堺斎場前ホール

家族葬INORITEイノリテ堺斎場前ホールは堺市堺区にある家族葬専用式場です。一日葬にも対応しており、20名規模のこじんまりとした式場です。「JR堺市駅」から徒歩5分、火葬場である「堺市立斎場」まで徒歩3分程度とアクセスも良く、移動にも便利です。
2023年に建てられた式場はモダンな雰囲気で、明るく美しい式場が穏やかなひとときを演出します。24時間出入り可能な霊安室があり、「会いたいときに会える」が叶う安置所となっております。電子キーが採用されており、セキュリティも万全です。
少人数での家族葬や一日葬をご希望の方、きれいな式場で過ごしたい方、霊安室での面会を24時間いつでも自由に行いたい方にぴったりの式場です。

家族葬INORITEイノリテ堺斎場前ホール

家族葬INORITE堺深井ホール

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールは堺市中区にある式場です。2階建ての建物には各階に式場があり、それぞれ30名規模の家族葬・一日葬専用の大きさとなっています。白やブラウンを基調とした心落ち着く式場で、まるで自宅にいるかのようなひとときをお過ごしいただけます。和室やダイニング、シャワールームやベッドルームなども完備しており、安心してお寛ぎ頂けます。
また、周辺には飲食店などが多く、通夜の日に館内でお食事をしていただく事が可能です。
家族葬・一日葬に特化した式場を希望の方、落ち着いた雰囲気でお見送りをしたい方、周辺店舗の充実を重視する方にお勧めです。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホール

堺市立斎場

公営の式場である堺市立斎場は、火葬場を併設しているため移動に無駄がなく、一つの施設で完結するところが大きな魅力の一つです。マイクロバスや霊柩車などを使う必要がなく、利便性に優れています。また、全ての通路に屋根があり、天候を気にせず移動することも出来ます。
式場は3か所あり、小規模式場1つ、中規模式場が2つあります。それぞれ収容人数は(小)40名、(中)70名です。式場横に併設された親族控室には宿泊することも可能で、通夜~繰り上げ初七日まで快適に過ごすことが出来ます。
極力移動を少なくしたい方、利便性の高い式場をお選びの方、公営の式場で葬儀を行いたい方に堺市立斎場はぴったりです。

堺市立斎場

家族葬・一日葬どちらを選ぶべきか?

家族葬・一日葬を選ぶ基準は、「故人の意思」や「遺族の希望」「葬儀にかける時間」「葬儀にかける費用」によって異なります。人の数だけ価値観も違い、何を一番に考えるのかは全く違います。皆様は何を重要視しますか?一度、この4つのポイントに優先順位をつけてみましょう。

葬儀は一生に一度の事です。よく話し合い、誰の悔いも残らないようにすることが大切です。そのため、葬儀会社の事前相談を活用し、家族間で気持ちを一つにしておくことをお勧めします。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、事前相談を受け付けております。より具体的に葬儀について考える一歩として、ぜひお越しくださいませ。しっかりとお話をお伺いさせていただくために、ご予約のご協力をお願いいたします。
葬儀の事でご不安なことがございましたら、一度家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにご連絡くださいませ。


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お葬儀までの一連の流れ ご逝去 ~ お打ち合わせ まで

大切な方とのお別れは、いつ迎えるか分からず予想がつかないことが大半です。
実際に覚悟していても、いざその時がやって来ると気が動転し、焦ってしまいやすいものです。
事前に準備や流れを知っておくことで、いざという時に冷静に判断できるだけではなく、ご本人やご家族の意向に沿ったお別れを行うことが可能となります。
そこで、本日は大切な方とのお別れまでの流れ【ご逝去~お打ち合わせ】をご説明させていただきます。
めて大切な方をお見送りする方や、いざという時がご心配な方はご覧いただきご参考にしてください。

(1) 死亡の確認

病院や施設でお亡くなりになった場合、医師が死亡を確認し、死亡診断書を発行します。
自宅でお亡くなりになった場合、かかりつけ医がいる場合はかかりつけ医へお電話、いない場合は警察へお電話をお願い致します。
※ご自宅でのお亡くなりの場合は、かかりつけ医がいるかいないかで連絡先が異なります

(2) 葬儀会社へのご連絡

つぎに、葬儀会社へのお電話をお願いいたします。
株式会社セレモニー真希社では土日祝日、昼夜問わず24時間365日電話対応しておりますのでご安心ください。
その際に電話オペレーターより1つずつ詳細を確認させていただきます。
◆一例として
◎お亡くなりになられた方のお名前
◎お電話くださいました方のお名前
◎お迎え先
◎お連れ先 など…

(3) お連れ先へご案内(=ご安置)

お亡くなりになられた方のお連れ先ですが、葬儀会社が所有しているお部屋(=霊安室)、ご自宅などが挙げられます。
近年、家族葬でのお見送りが非常に多くなり、霊安室へお連れする割合が多くなっております。
※理由として、家族葬でのお見送りを希望しているものの、自宅へ一度連れて帰ることによって、近隣の方に知られてしまう可能性があり、それを避ける為、霊安室へお連れする割合が増加しております

(4) 喪主様(代表者様)の決定

【喪主】の決定は、葬儀を円滑に進める為に必要とされております。
主な役割として、
◎親族・親戚や参列者への対応
◎式の進行確認
◎通夜・葬儀が終わってからのご挨拶 など…
がございます。
最近は、一世帯でのお見送り・数人でのお見送りなど少人数でのお見送りも多くなっております。
そういった近年の葬儀傾向から、「喪主は必要でしょうか?」とご質問を頂くこともございますが、【喪主】という堅苦しい役割でなくとも、【遺族代表・遺族窓口】として、各内容を決めていただく必要があります。
その為、最初に、遺族代表の【喪主】はどなた様が務めるかを確認させていただきます。
ただし、喪主様一人でお決めになる必要はございません。
皆様でご相談しながら最終決定していただくことも心残りなくお見送りができる方法の一つでございます。

(5) 日程(葬儀日)の決定

日程を決めるに際して、
①宗教者(お寺様 など…)の都合
②式場(葬儀会社の式場・火葬場の式場 など…)の都合
③火葬場(火葬炉)の都合
④ご家族の都合
の①~④の4つの都合を確認した上での決定となります。
こちらはお打ち合わせの際に再度確認し、進めさせていただきます。

(6) 費用(お葬儀代)の打ち合わせ

費用を大きく分けると、
①ご葬儀基本料金
②飲食費
③返礼品
④その他(式場使用料金・火葬料金・霊安室料金・供花・バスなど…)
⑤御布施
の5つに分類することができます。
①を葬儀費用の基本として、②,③はお越しになる人数によって変動し、
④は使用する式場・葬儀日程・追加のご要望によって変動し、⑤はお寺様(その他宗教者)よって変動します。

いかがでしたでしょうか。
今回は、【ご逝去~お打ち合わせ】までをご説明させていただきました。
流れを事前に知っておくことは、慌ただしい状況の中でも冷静に判断し、ご本人やご家族の意向に沿ったお別れを行う上で大切なことの一つであると言えます。
また、大切な方との最期のお時間を後悔のないようにする為に、大切であると言えるかもしれません。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにて葬儀のご相談を無料で承っております。
「事前に葬儀の話が聞きにくい、亡くなる前に決めるのは申し訳ない気がする」というご意見もあるかと思いますが、事前に少しだけでも聞いておく、決めておくだけでご不安が解消することもございます。
心配事やご不安な点等ございましたら些細なことでも構いませんので、ぜひご相談ください。

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【堺市版】家族葬をするとき:見積もりでの注意点や見極めるポイント

堺市で家族葬を検討している方にとって、見積もりは非常に重要なステップです。しかし、見積もりを取る際にはいくつかの注意点を押さえておかないと、後々のトラブルや不安を招くことがあります。

本記事では、堺市における家族葬の見積もりで失敗しないためのポイントを詳しく解説します。見積もりの項目や、押さえるべき見積もりチェックポイントなどを紹介します。これらの情報を参考にすることで、安心して家族葬を執り行うための準備が整います。ぜひ最後までご覧ください。

生前の見積もりの重要性

葬儀の見積もりは生前に取っておくほうが良いでしょう。理由は以下です。

1-1.非日常なもののため難解

葬儀は非日常的な出来事であり、そのために見積もりが難解になることが多いです。葬儀に関する知識が乏しい人が多く、どのようなサービスが必要かを理解するのが難しいからです。

例えば、葬儀の形式や費用、必要な手続きなど、初めての方には情報が多すぎて圧倒されることがあります。さらに、葬儀社によって提供されるサービス内容や料金体系が異なるため、比較検討が難しいのも一因です。このような状況では、生前に見積もりを取ることで、事前に情報を整理し、選択肢を明確にすることが重要です。よって、非日常的な葬儀の準備には、早めの見積もりが不可欠です。

1-2.亡くなってからだと限られた時間しかない

亡くなってからの葬儀準備は限られた時間内で行わなければならず、非常にストレスがかかります。葬儀を行う際には、通常数日以内に手続きを進める必要があります。このため、急いで決定を下さなければならず、冷静な判断が難しくなります。故人を偲ぶためのプランや、参列者への配慮を考える余裕がないことが多いです。

生前に見積もりを行っておくことで、必要な情報を事前に整理し、心の準備を整えることができます。時間的余裕を持つためにも、生前の見積もりは非常に重要です。

1-3.一度しかないものだから

生前の見積もりは非常に重要です。葬儀は人生で一度きりの出来事であり、その準備を怠ることはできません。葬儀の内容や費用は事前に計画することで、遺族の負担を軽減できるからです。たとえば、ある家族が突然の訃報に直面した際、事前に見積もりを行っていたため、スムーズに葬儀を進めることができました。これにより、感情的なストレスを軽減し、必要な手続きを迅速に行うことができたのです。

事前に見積もりを行うことで、葬儀に関する不安を和らげ、遺族が心穏やかに故人を見送ることが可能になります。

見積書の項目をチェック

2-1.プラン、一式料金など

多くの葬儀社では「プラン」「一式」「セット」といった、葬儀を執り行うのに必要なものや人員、手配などをまとめたものを提供しています。葬儀社それぞれにプランの内容は異なり、A社でプランに含まれていたものがB社では含まれていない、など注意をして内容を確認する必要があります。プランに含まれていないものは追加料金が発生する可能性があるので、プラン内容の確認は重要なポイントの一つです。

2-2.プランの具体的な内容

具体的な中身として、家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールの【家族葬54プラン】の内容を確認しましょう。

    • 【家族葬54プラン内容】

    • ・白骨壺(大・小)
      ・白布棺
      ・写真(四つ切・手札)
      ・スタッフ納棺
      ・仏衣
      ・寝台車
      ・寝台型霊柩車
      ・ドライアイス(2回)
      ・枕飾り
      ・役所、火葬場手続き
      ・専任スタッフ
      ・司会
      ・セレモニーレディ
      ・遺影写真モニター
      ・焼香所設営
      ・受付設営
      ・式場案内看板
      ・音響設備
      ・メモリアルコーナー
      ・お布施袋・寺院仏具
      ・白木位牌
      ・自宅用花かご
      ・自宅飾り祭壇
      ・仏花

以上が【家族葬54プラン】で家族葬を行った場合の内容です。これだけで基本的な家族葬を執り行うのに必要なものが十分揃っています。しかし葬儀費用全体の見積もりをするとなると、プラン以外の金額も発生します。それでは次のセクションで、いったいどのような項目が追加になるのか確認しましょう。

プラン以外に必要な料金

3-1.火葬料金

お住まいの地域によって、火葬料金は違います。堺市にお住いの場合、多くの方は堺市立斎場で火葬を行います。大人はお一人につき20,000円で、これは葬儀社ではなく堺市立斎場に支払うお金です。火葬料金はプランに含まれていないことがあるので、その際は別途料金が必要となります。

3-2.式場使用料金

式場の使用料金がプランに含まれていない場合があります。
式場使用料金は、堺市立斎場で家族葬を執り行う場合は堺市立斎場にお支払い、家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールのような民間の式場で家族葬を執り行う場合は、その式場を保有する葬儀社にお支払いすることとなります。中には式場使用料金がプランに含まれている葬儀社もあります。

3-3.移動費、宿泊費

式場から火葬場など移動が必要な場合は、タクシーやバスを借りる費用や、自家用車の場合は駐車場料金が必要となるでしょう。しかし、以下のそれぞれの式場を使用した場合、自家用車の駐車が無料で行えます。

    • 堺市立斎場(親族様につき)

    • ┗4台分

    • 家族葬INORITEイノリテ堺斎場前ホール

    • ┗6台

    • 家族葬INORITEイノリテ堺深井ホール

    • ┗第一駐車場4台、第二駐車場9台

通夜日から葬儀日にかけて宿泊される方は、宿泊費用も必要となります。しかし、以下のそれぞれの式場を使用した場合宿泊ができます。

    • 堺市立斎場

    • ┗7名(第一、第二式場)5名(第三式場)

    • 家族葬INORITEイノリテ堺斎場前ホール

    • ┗3名

    • 家族葬INORITEイノリテ堺深井ホール

    • ┗7名(1F)、5名(2F)

移動費や宿泊費は意外と見落としがちな項目のため、必要になるかもしれないと心づもりをしておきましょう。

3-4.飲食接待費の中身(通夜振る舞い、精進落とし、返礼品)

通夜や葬儀後の食事、いわゆる「通夜振舞い」や「精進落とし」と呼ばれる飲食費は、思っている以上に大きな金額が動きます。通夜・葬儀どちらも出席する方1人あたり約6,000円ほどと考えられます。参列者が20人の場合、計120,000円という計算になるため、全体の葬儀費用の割合から見ても、飲食費は大部分を占めているといってもいいでしょう。
また、粗供養品といった参列者に渡す返礼品の存在も忘れてはいけません。

飲食費や返礼品は、より詳しい見積書の場合は組み込まれていることもありますが、そうでない場合は見積書に含めてもらうか、費用が掛かることの心づもりはしておきましょう。
しかし、通夜振舞い・精進落とし・粗供養品は、近年行わない家庭も増加しています。そのため、リーズナブルな式をご希望の方はそもそもこの費用を省くという選択肢もあります。

3-5.御布施、宗教者へのお金

御布施や祭祀料などについては、それぞれ付き合いのある宗教者に金額を聞く必要があります。これは寺院や神社、それぞれの宗教者によって金額に違いがあるためです。この金額も全体の葬儀費用の割合から見ると大きなポイントであるため、葬儀社から見積もりを取得した際に、そこにプラスでかかると考えておく必要があります。
ただ、最近では付き合いのある宗教者がいない家庭も多いです。例えば「浄土真宗を信仰しているが付き合いのあるお寺が無い」といった場合、葬儀社が寺院を紹介してくれることがあります。葬儀会社紹介のため、御布施の金額もあらかじめ葬儀社が把握しているので、見積もりに含んでくれるでしょう。
このように、自分で確認しなければいけない場合と、紹介してもらいすぐにわかる場合があります。こちらは家庭により違ってくる項目ですので、お気を付けください。

押さえるべき見積もりチェックポイント

4-1.内容が明瞭であるか

見積りを出してもらったとき、何の金額なのか分からない項目や、聞いていない項目などはありませんか?このような項目に関しては必ず質問をし、明らかな回答をもらいましょう。
また項目が少なすぎるのも注意すべき点です。必要な金額が入っていない可能性もあるので、結果的に見積もり以上の金額を支払わなければならない事態になりかねません。わかりやすく明瞭な見積もりになっているか、しっかり確認しましょう。

4-2.追加にかかる費用の有無

見積りを出してもらい「想像していたよりも安価だ」と感じた場合、追加で費用が掛かる可能性があります。このような見積もりの原因としては以下のようなことが考えられます。

まず①つめは、その時にならなければわからない費用があるということです。例えば堺市の火葬場が込み合っていると聞いたことはありませんか?すると火葬の順番を待たなければなりません。そうなれば霊安室の使用料金や故人のお身体を保つためのドライアイスなどが、日延べするごとに必要となってきます。もともと霊安室使用料金やドライアイスはプランに含まれていることが多いですが、数は必要最低限です。5日後の火葬となると、それまでに様々なものが必要となります。しかし、火葬場の関係ですぐに火葬できる場合はその限りではありません。そのため、その時にならないとわからないお金があるということを覚えておきましょう。

②つめは葬儀社以外に支払うお金の有無です。先述した火葬料金や飲食費、宗教者へのお金など、葬儀社には直接支払わない金額が見積もりから抜けている可能性があります。全体の葬儀費用を把握したい場合は、事前相談担当者に伝えるか、自分で後から計算しましょう。

③つめはプランの内容が薄いためプラン自体の金額が安価であるということです。プランの中身は必ずひとつひとつチェックをしましょう。たとえば、葬儀社によってはお棺へのスタッフによる納棺がプランについていない場合もございます。その際は追加料金を支払い納棺をお願いするか、ご家族が自ら納棺をしなければなりません。当たり前のように葬儀社のサービスに含まれていると認識していても、葬儀社によっては追加料金の対象となる可能性があることを覚えておくことが大切です。

4-3.複数の葬儀社で相見積もりをとる

複数の葬儀社から相見積もりを取得することは、家族葬の費用を適正に把握するために非常に重要です。なぜなら、葬儀社によって提供されるサービスや料金体系が異なるため、比較することでより最適な選択ができるからです。具体例として、ある家族が堺市で家族葬を計画した際、A社とB社から見積もりを取得しました。A社は基本プランが安価でしたが、追加費用が多く発生することが判明しました。一方、B社は初めから全ての費用を明示しており、トータルコストが明確でした。このように、相見積もりを行うことで、隠れたコストを避けることができます。複数の葬儀社から見積もりを取ることで、より透明性のある選択が可能となり、後悔のない家族葬を実現できるのです。

家族葬の見積もりに不安のある方へ

堺市で家族葬を検討する際、見積もりは非常に重要です。今回は、見積もりで失敗しないための注意点を詳しく解説いたしました。まず、複数の葬儀社から見積もりを取得し、内容を比較することが大切です。また、見積もりに含まれるサービスや費用の内訳をしっかり確認し、隠れた費用がないかをチェックしましょう。さらに、口コミや評判を参考にすることで、より信頼性の高い葬儀社を選ぶ手助けになります。堺市での家族葬をスムーズに進めるために、これらのポイントを押さえておくことが重要です。安心して大切な人を見送るために、しっかりと準備を整えましょう。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、事前相談のご予約を受け付けております。2024年堺市口コミ件数NO.1やたくさんの高評価をおかげさまでいただいております。その評価に恥じぬように、精一杯お客様のお力になりますよう努めさせていただきます。事前相談やお見積りにご不安のある方は、ぜひ一度弊社をご利用くださいませ。

 

 

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家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールです。お葬式で使用する仏具であったり、飾るもの・行うことには、全て意味があります。それは、故人様に対する気持ちを表現するものばかりです。生涯に一度の大切なセレモニー。心の籠ったお見送りをお手伝いしたいという思いで、何度かに分けてその意味合いをご紹介していきたいと思います。今回は、その中から、友引・供養品・遺影について紹介していきます。

友引にはお葬式ができない!?

友引にお葬式を上げるのは縁起が悪い!という話を聞いたことがありますか?
どうしてそのような事が言われるようになったのでしょうか。

結論から申し上げますと、友引でも葬儀をする事は可能です。
そもそも友引とは、『六曜』のひとつです。六曜とは古代中国において、その日の勝負運を占う為のものでした。
(他には大安や先負などがあります)
ですので、本来であれば共に引き分ける日『共引』だったのですが、
日本に伝わった際にいつの間にか『友』の漢字に変わってしまい、現在に至るようです。

ですので、何か不吉な謂れがある訳ではなく、
『友達を引っ張るって、何だか縁起が悪いなぁ』
と考えた方がおり、それが現代まで続いている、という事なのです。
その昔は、火葬場がお休みでしたが最近ではほぼそのような事はないようです。
そのイメージが強く残っていらっしゃる方が、友引にはお葬式ができない、と思い込んでしまわれているのではないでしょうか。

それでも気になる方には、友人形というこけしに似た人形がございます。
それを棺に入れる事で、身代わりになってもらったりしています。

供養品

皆様もお葬儀に参列され、お茶やタオルを持って帰られた経験があるのではないでしょうか。
そんな供養品について解説していきます。
香典返しと混同されている方も少なくありませんが全く別のものです。
ご香典の有無に関わらず『わざわざ来てくれてありがとう』の気持ちで渡すものになります。

お茶・タオルが多い理由

その昔は、親族も友人も近所の方も関係なく、お通夜の晩には通夜振る舞いとしてお寿司やお酒などが振舞われてましたが、葬儀規模の縮小化や、近所づきあいの変化など、時代に合わせてその風習もなくなっていきました。その名残で、通夜の供養品には口に含むものが多いといわれています。
また、食品は食べてしまうと無くなってしまうため、悲しみが残らないように食品を渡す、という考え方もあります。
それとは逆に、葬儀の日には故人の事を忘れないよう、手元に残るものとしてタオルなどを渡すことが多いです。また、タオルには悲しみを拭うという意味も込められています。
昨今ではお茶・タオル以外にも、ドリップコーヒーや、風呂敷・クッキー、お砂糖など、多種多様な供養品がありますが、葬儀社によって取り扱いが異なりますので、ご留意ください。

遺影額の大きさ

いざ葬儀となり、遺影を作成する時には、額の大きさを確認させて頂きます。
「四つ切の写真がセットで付いています」
などと案内をされるかと思いますが、いきなり四つ切、と言われてもサイズがピンと来ない方も少なくないのではないでしょうか。

皆様に馴染みのある言い方をすると、四つ切はB4よりも少し小さなサイズです。お家にお仏壇がある家庭では、先祖代々の遺影が壁に掛けてあるところも多いです。昔の葬儀場では、その写真を祭壇の中央に置いていました。参列者の皆様から見えるよう、大きな写真を作成する必要があったのです。最近では、テレビモニター等に写真を写すので、大きなサイズを作らなくてもよくなりました。

四つ切という変わった言い方も、新聞紙を大きく広げて四分割した時の大きさとほぼ同じという事で、そう言われ始めたといわれています。

葬儀社によっては、A4と似たサイズの六つ切、ハガキサイズのキャビネ額など、ご家庭の希望により色々なサイズを選んで頂けるようになっています。
(当ホールでは、四つ切とキャビネ額をセットでご提供しています。)

まとめ

いかがでしょうか。お葬式で行う事には、今回紹介したもの以外にも、ひとつひとつに意味があります。次回もまた大切な意味合いをご紹介致します。家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、ご家族様に寄り添った丁寧な事前相談を心がけています。不安を取り除き、いざという時にお別れに集中できるよう、事前の相談がとても大事です。ぜひ家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにご連絡ください。事前相談や式場のご見学など随時受け付けております。

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末期の水

お葬式の際に、末期の水を取って頂く事があります。 末期の水というのは、シキミの葉をお水に浸し、故人様の唇を少し潤して頂く儀式です。 中には、経験した事のある方もいらっしゃるかもしれませんね。 その意味合いやおこりについて解説していきます。

末期の水とは

仏教を興したお釈迦様が入滅の(亡くなられる)際、 お弟子様にお水を所望された、という話が残っています。 そのことから、人は亡くなる直前には喉が渇く、と言われています。 その昔はお箸等に脱脂綿を括り付け、水分を含ませ、口へ運んでいたそうです。これは蘇生を願っての儀式だったのですが、最近ではそういった機会も無くなってきています。 その為、納棺の終わった後や、出棺の直前などに、シキミで故人様のお口を潤すようになったのです。

故人様のお好きだったものを含ませる事も出来ます。 コーヒーやお酒、炭酸飲料など、お好きなお飲み物があったようでしたら、 ご遠慮なくお申し付けください。

逆さ事

葬儀の場においては『逆さ事』と呼ばれる、 普段とは異なることを行うことで、平常ではない悲しみを表すものがあります。 これは仏教の教えから来た習慣ではなく、『死』を非日常のものとして嫌い、生きている人間としっかり区別したいという日本人の考えからおこったものです。 代表的なものをいくつか箇条書きにしていきますので、 参考にしてみてください。

逆さ事の一部

・逆さ屏風  安置の際、お寝かせしている布団の傍に上下反対にした屏風を立てる。  (現代ではほとんど見られません)

・仏衣の襟  仏衣を着せる際、胸元の合わせを左前にお着せする。

・逆さ水  湯灌(ゆかん)などの際、熱いお湯を水で割ることで、温度を下げる。

・違い箸  木製のものと竹製のもの、1本づつ使って骨上げをする。

・縦結び  蝶々結びの最後に縦に結ぶ。

こちらは一部であり、また地域・風習により考え方は異なります。 過剰に意識するのはあまり好ましくないかもしれませんが、 大切な日本の風習として覚えておきたいものですね。

箸渡し

ごはんを食べるとき、お箸でつまんだものをお皿を介さずそのまま別の人のお箸に渡したらお行儀が悪い!と叱った経験・叱られた経験はありませんでしょうか? 私も、幼い頃に何度も叱られていました。 でも、それがどうしてお行儀が悪いのかご存じでしょうか?

お行儀が悪い、その理由

その昔、お骨上げをする際には、親族一同でお骨を囲うように立ち、 喪主がお箸でお骨をつまみ、隣の方はそのお骨をお箸でつまみ… それを繰り返して一周してから、骨箱に入れていました。 これは『箸渡し』といい、この世からあの世への橋を渡して差し上げる、という供養の儀式のひとつです。 現代ではそういった事はせず、違い箸による儀式の短縮 ≪木製と竹製が対になっている箸を使うことで、一人で二人分と数える≫ であったり、そもそもそういった事をしない自治体が主流となっています。 なお、堺市は後者で、木製のお箸を使用し、直接骨壺に入れる形をとっています。 こうして、葬儀や死を連想させる為、お行儀が悪いと言われるのでした。

まとめ

いかがでしょうか。お葬式で行う事には、今回紹介したもの以外にも、ひとつひとつに意味があります。次回もまた大切な意味合いをご紹介致します。家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、ご家族様に寄り添った丁寧な事前相談を心がけています。不安を取り除き、いざという時にお別れに集中できるよう、事前の相談がとても大事です。ぜひ家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにご連絡ください。事前相談や式場のご見学など随時受け付けております。

 

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葬儀の歴史と世界各国の埋葬文化:多様な死生観と儀式の探求

葬儀は人類の歴史において重要な役割を果たしてきました。死は避けられない現象であり、それに伴う儀式や埋葬文化は、各国の文化や宗教、社会的背景を反映しています。

本記事では、葬儀の歴史を振り返りながら、世界各国の多様な埋葬文化を探求します。日本の仏教的な儀式から、エジプトのミイラ作り、アフリカの先祖崇拝まで、さまざまな死生観がどのように形成され、現代に受け継がれているのかを考察します。葬儀に込められた意味や価値観を理解することで、私たちの生と死に対する視点が広がることでしょう。

葬儀の歴史的背景

葬儀の起源は非常に古く、人類が宗教や信仰を持つ以前から行われえていたと考えられています。

人類最古の葬儀の証拠として知られているのは、約10万年前に遡るネアンデルタール人の遺跡です。この時代にはすでに遺体を埋葬する習慣があり、石器や花が一緒に埋められていた形跡も見つかっています。これは死者が何らかの形で来世や別の世界に旅立つという信仰が存在していた可能性を示唆しています。

古代エジプト

古代エジプトでは、死者の身体を保存するためのミイラ化技術が発達しました。エジプト人は死後の世界を強く信じており、来世での生活を保障するために身体を保つことが重要だと考えていました。ピラミッドや王の墓は、こうした信仰に基づく葬儀文化の象徴です。死者とともに埋葬された宝物や日常品も、彼らが来世で再びそれを使用するための準備であったと考えられます。

古代ギリシャ・ローマ

古代ギリシャやローマでも、葬儀は宗教的な重要行事でした。ギリシャでは、死者を船に乗せて海に送り出す風習があり、死者が冥界へ旅立つという信仰が背景にありました。一方ローマでは火葬が一般的で、死者の骨は壺に納められ、墓に安置されました。死者を敬う儀式や供養は、のちにキリスト教文化にも影響を与えることになります。

アジアにおける埋葬文化

アジアは多くの宗教と文化が交錯する地域であり、それぞれの地域や信仰に基づく独特の葬儀文化が存在します。特に、日本、中国、インドなどでは、埋葬方法や葬儀の意味合いが異なるため、各地域の文化に深く根差した伝統が見られます。

日本

日本では、仏教が広まった飛鳥時代以降、火葬が一般的な埋葬方法となりました。現在でも火葬が主流ですが、これは仏教の「輪廻転生」や「浄土思想」に基づく考え方が影響しています。日本の葬儀は、死者の魂が安らかに成仏することを願う宗教儀式であり、死後の生活や来世に対する深い信仰が反映されています。また、家族や親族が集まり、故人を追悼し、感謝の意を表す場でもあります。

中国

一方で、中国では古来より土葬が一般的で、特に儒教の影響を強く受けた葬儀文化が発展しました。死者を敬い、祖先を大切にする考え方が根付いており、墓を豪華にすることや定期的に供養を行うことが重要とされています。中国の伝統的な葬儀では、紙で作られた品々が焼かれ、これが死者の元へ届き、あの世で使用されると信じられています。

インド

インドでは、ヒンドゥー教が支配的な宗教であり、火葬が一般的です。ヒンドゥー教徒は、死者の魂が輪廻のサイクルから解放され、解脱に至ることを目指しており、ガンジス川での葬儀や火葬が特に重要な儀式となっています。ガンジス川は神聖な場所とされており、この川に遺灰を流すことで、故人が永遠の平安に至ると信じられています。

ヨーロッパとアフリカの葬儀文化

ヨーロッパ

ヨーロッパの葬儀文化は、キリスト教の影響が強く、土葬が一般的でした。キリスト教では、復活の日に死者が蘇るという信仰があり、そのため身体を保存することが重要視されてきました。しかし、近代に入ると都市部の過密化や衛生問題から、火葬が次第に普及してきました。特に近年では、環境に配慮したエコ葬や自然葬といった新しい埋葬方法も登場しています。

アフリカ

一方アフリカでは地域によってさまざまな埋葬文化が存在しています。例えば、ガーナでは「ファンタジーコフィン」と呼ばれるカラフルでユニークな形の棺が使用されることがあります。これは故人の職業や趣味を反映したデザインで作られ、死後の世界でもその人が生き生きと過ごすことを象徴しています。また、南アフリカでは伝統的な土葬が主流であり、死者の魂が祖先とともに生き続けると信じられています。

イスラム文化における葬儀

イスラム教

イスラム教においては、死後すぐに埋葬することが宗教的に義務付けられています。イスラム教の教義に基づき、遺体は可能な限り早く土葬され、身体は壊れないように布で包まれます。火葬は禁じられており、死後の復活を信じるイスラム教徒にとって、身体を傷つけることは許されていません。また、埋葬後も定期的に祈りを捧げ、故人の安息を願う儀式が行われます。

近代の葬儀と新しい埋葬文化

エコ葬

近年、環境保護や持続可能性に対する関心の高まりに伴い、葬儀や埋葬の方法にも変化が見られます。エコ葬自然葬と呼ばれる埋葬方法は、環境に優しい素材を使用し、故人の遺体を自然に還すことを目的としています。これは、火葬や土葬に比べて環境への負担を軽減するという考えに基づいており、欧米を中心に支持が広がっています。

また、宇宙葬樹木葬といった、ユニークな新しい埋葬方法も登場しています。宇宙葬では、遺灰が宇宙空間に送られることで、壮大なスケールでの旅立ちを象徴します。一方樹木葬では、遺体や遺灰を自然の森に埋め、故人が樹木や自然の一部として生き続けるというコンセプトが特徴です。

まとめ

葬儀や埋葬文化は、その地域の歴史や宗教、社会的価値観を反映した儀式であり、世界中で非常に多様な形態が存在します。古代から続く伝統的な方法もあれば近代になって登場した新しい埋葬方法もありますが、いずれも死者を敬い、故人との別れを大切にする人々の気持ちが込められています。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、様々な宗派の葬儀をお取り扱いしております。資料請求やお見積りはHPから行えますので、下記リンクからぜひご利用ください。また葬儀の詳しい事前相談・式場見学なども無料ですので、万が一の時に備えてご検討くださいませ。

 

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