家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールです。
「葬儀が終わって少し落ち着いた頃、ふとした瞬間に寂しさがこみ上げる——」
そんな時、故人様を静かに偲ぶ場となるのが“後飾り祭壇”です。
今回は、自宅でできる後飾り祭壇の設置方法やお供えの仕方、そして四十九日までの過ごし方について分かりやすく解説いたします。
自宅でできる!後飾り祭壇の簡単な設置方法
1.場所を選ぶ
静かで風通しのよい部屋の一角を選びましょう。
直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所が理想です。
方角や向きなどは気にせず、手を合わせやすい場所に設置します。
2.机を準備する
机の脚を開き、設置します。
付属の白内敷を敷きます。写真のように、少し前に垂れるくらいが良いです。
3.位牌・遺骨・遺影を配置する
右側にお位牌、左側に遺影を置き、中央にお骨壺を置くのが一般的です。
4.お供えを整える
左に花立・湯呑・仏飯器を置き、中央手前に香炉を配置します。
香炉には付属の灰を入れてください。
手を合わせる際、鳴らしやすいように、おりんは右側に配置します。
※ご家庭の事情によっては、お骨箱は大・小2種の場合もあります。
その場合は、下の写真を参考に配置してください。
四十九日間のお祀りの方法
四十九日の間、お水の交換などお手入れが必要な陶器類を一点づつ解説いたします。
花立
中にお水を7割ほど入れ、四十九日の間は、仏花や、故人様がお好きだったお花などございましたら
そちらをお供えして差し上げて下さい。
傷んで参りましたら、新鮮なものにお取替えください。
湯呑
四十九日の間の飲み水変わりと言われております。こちらも7割程度のお水を入れます。
出来る限りで毎日取り換えて差し上げてください。
お水だけでなく、時にはお茶やお酒など、故人様がお好きであったものをお供えください。
仏飯器(ぶっぱんき)
炊いたお米を供えて頂く、お茶碗代わりのものです。
お家でご飯を炊いた時に、お裾分けのような形でお供えして差し上げてください。
お食事が済んだら、仏飯器のご飯も下げて頂き、元に戻してください。
お皿
小さな丸皿には決まりがありません。
小分けになったお菓子や、今晩のおかず・お酒のおつまみなど…
ご自由にお供えください。
香炉
付属の灰袋の封を切り、香炉の中へ入れてください。
(灰袋は必ずハサミを使用して開封してください。灰が床に落ちてしまう可能性があります)
その後、ローソクへ火を着け、お線香を立てて差し上げてください。
お線香の燃え残りは、定期的に取り除いて差し上げてください。
ローソク・お線香
こちらは最初にこの壇を組み上げた時、故人様へ『おかえりなさい』のお気持ちでお線香を立てて頂くときにご使用頂きたいものになります。
葬儀後、ご近所の方等がご自宅へお参りに来られた際にもご利用いただけます。
ローソクやお線香の火を絶やさないようにする必要はありません。火の元には充分ご注意くださいますようお願いいたします。
LEDで光る電池ローソクも付属しておりますので、そちらを代用ください。
後飾り祭壇はいつまで飾るの?片付けのタイミング
後飾り祭壇は、基本的に四十九日(満中陰法要)まで設置します。
法要が終わったあと、白木のお位牌は「本位牌」や「過去帳」へと引き継がれます。
四十九日を過ぎたり、法要を終えたら、後飾り祭壇を片付けましょう。
本位牌はお仏壇に納め、遺影はそのままご自宅のリビングや仏間などに飾る方が多いです。
お骨箱は、お墓や納骨堂などに納められるのが一般的です。
片付ける際は「お疲れさまでした」「見守ってくださいね」と心の中でお伝えすると、自然と気持ちの整理がつくでしょう。
各自治体の方法に従い、処分して頂きますよう、お願い致します。
四十九日とは?~“旅立ちの節目”を迎えるまでの49日間
仏教では、人が亡くなってから四十九日間は「中陰(ちゅういん)」と呼ばれる期間にあたります。
この間、故人様の魂はこの世とあの世の間を旅しながら、生前の行いによって次の世界(転生先)が決まると考えられています。
そのため、ご遺族にとってこの四十九日間は、
故人様の冥福を祈り、少しずつ現実を受け止めるための大切な時間です。
四十九日をもって「忌明け(きあけ)」となり、喪に服す期間が一区切りを迎えます。
この節目に合わせて、親族や親しい方々が集まり、「四十九日法要(満中陰法要)」を行うのが一般的です。
※浄土真宗ではこの考え方は行いません。区切りの法要として、満中陰法要を行う事が多いです。
より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考になさってください。
家族葬INORITEがサポートいたします
家族葬INORITE堺深井ホールでは、
葬儀にまつわる様々な事について相談を承っております。
「仏壇がないけどどうすればいい?」
「どんなお供えをすればいい?」
「四十九日の段取りが不安…」
そんな時はどうぞお気軽にご相談ください。
専門のスタッフが、ご家庭の状況や宗派に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 後飾り祭壇は必ず用意しないといけませんか?
A. 必ずしも必要ではありませんが、四十九日までの期間を故人様と静かに過ごすための「心の拠り所」として多くの方が設けられています。
仏壇がまだないご家庭でも、簡単な後飾り祭壇を用意することで、日々手を合わせる時間を持つことができます。
Q2. 後飾り祭壇はどこに置くのが良いですか?
A. 方角などに厳密な決まりはありません。
静かで風通しがよく、直射日光やエアコンの風が当たらない場所を選びましょう。
ご家族が自然に手を合わせられる場所が理想です。
Q3. お供え物に決まりはありますか?
A. 特に決まりはありません。
お花・お水・ご飯のほかに、故人様が生前お好きだったお菓子やお茶、お酒などをお供えください。
毎日でなくても、気づいた時に新しいものへお取替えいただくと良いでしょう。
Q4. お線香やローソクはずっと灯しておくべきですか?
A. 火を絶やさず灯しておく必要はありません。
火の元には充分ご注意ください。
当社の後飾り祭壇セットにはLEDローソクも付属しており、安心してお使いいただけます。
Q5. 後飾り祭壇はいつ片付ければいいですか?
A. 四十九日法要(満中陰法要)を終えた後に片付けます。
この時、白木のお位牌は本位牌や過去帳に引き継がれます。
片付ける際には「これまで見守ってくださってありがとう」という気持ちでお声がけすると、心の整理にもなります。
Q6. 本位牌はどこに安置すればいいですか?
A. 四十九日以降は、後飾り祭壇ではなく仏壇に納めるのが一般的です。
仏壇がまだない場合は、リビングや仏間など、ご家族が自然に手を合わせられる場所に置いて構いません。
Q7. 四十九日法要の準備はどのようにすればいいですか?
A. ご寺院様への日程確認や、会場・お食事の手配などが必要です。
初めての方は不安も多いと思いますので、家族葬INORITE堺深井ホールへお気軽にご相談ください。
宗派やご家庭の状況に合わせて、スタッフが丁寧にサポートいたします。
Q8. 仏壇がない場合、四十九日後はどうすればいいですか?
A. 本位牌をお迎えした後も、仏壇が整うまでの間は、後飾り祭壇を簡略化してそのまま使うことも可能です。
新しい仏壇をご希望の場合は、設置のタイミングや選び方も含めて当社にご相談ください。
Q9. 後飾り祭壇や法要の準備をお願いできますか?
A. はい、家族葬INORITE堺深井ホールでは、葬儀後の後飾り祭壇設置から四十九日法要までトータルでサポートいたします。
必要な仏具やお供えセットも全てサポート可能です。
Q10. 相談だけでも大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です。
「葬儀後どうすればいいかわからない」「お供えの仕方が不安」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
事前相談・アフターサポートともに無料で承っております。
■ まとめ|故人を想う日々を大切に
四十九日間は、故人様の旅立ちを見送るための大切な時間。
後飾り祭壇を設けることで、心を落ち着け、日々故人様と向き合う穏やかなひとときを持つことができます。
慌ただしい毎日の中でも、ふと手を合わせるその時間が、きっとご自身の癒しにもつながるはずです。
家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、葬儀当日のサポートはもちろん、
「葬儀の流れや費用を知っておきたい」「準備物について相談したい」といった事前相談を無料で承っております。
「葬儀の内容について決めておきたい・葬儀の費用を知っておきたい」など… 事前に相談し決めておくことでご心配事が一つ消えるかもしれません。
心配事やご不安な点等ございましたら些細なことでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。
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