最近、TVやネットで『関東都市部で火葬場不足が深刻化/火葬まで一週間待ち』のようなニュースを目にします。
東京は人口過密ですし、全人口の4人に1人が高齢者という現代日本においては仕方の無い事なのかもしれません。
ただ、私たちの住んでいる関西地方、ひいては堺市でも、決して他人事ではありません。
今回は、堺市における火葬場ひっ迫の現状をお伝え致します。
どうして火葬待ちが発生してしまうのか?
以下は、堺市が公開している人口動態表を引用しています。
火葬待ちによるデメリット
火葬待ちが発生すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。 2点ピックアップして紹介いたします。安置場所の確保が難しい
火葬場の空きが無い為、故人様を病院等からお連れしてお寝かせする場所(安置所)もどんどん埋まってしまいます。お住いの近くの葬儀社と契約していたのに、安置室がいっぱいで結局別の店舗に行く事になった、という事もあり得ます。これは大きなデメリットと言えるでしょう。安置室の料金,ドライアイスの料金がかさむ
安置室は、1日毎に料金がかかるのが一般的です。また、少しでもご遺体が傷んでいくのを守るために、ドライアイスも1日毎に交換・補充が必要です。日にちが長引いてしまうと、主にこの2点でご負担が増えてしまいます。対策はあるのか
では万一の事があり、尚且つ火葬待ちが発生してしまった場合、どういった対策がとれるでしょうか。 何点かご紹介いたします。
自宅安置にする
ご近所への配慮や、マンション住まい等で難しい方もいらっしゃいますが、可能なのであればご推奨の方法です。 安置室の料金は不要となりますし、何よりもご遺族様のおそばで故人様をお寝かせいたしますので、 ゆっくりと最後の時間を過ごして頂けるかと存じます。エンバーミングをしてみる
あまり耳慣れないこの言葉は、特殊な薬液を故人様の体に流し入れる事で、ドライアイスを使用せずに、ご遺体を保全する方法です。 長期間の保全に向いた方法ではありますが、やはり金額が高いのと、葬儀社によっては取り扱いの無い場合があります。 ご希望の場合は、ご親族,葬儀社とご相談ください。火葬場を変える
実はお住まいの自治体以外の火葬場でも、使用する事が出来ます。
例えば、〇月〇日、堺市の火葬場は埋まっているけれど、和泉市なら空いている、のような状況も考えられます。
ただ、その場合には、市外料金として市民の方の2倍~5倍の火葬料金を支払う必要があります。
(例:堺市民が堺市立斎場を利用→2万円 大阪市民が堺市立斎場を利用→10万円)
これは普段皆様が納められている市民税の関係で、こういった差が生まれてしまいます。
それでもドライアイス・安置室の料金の方が割高の可能性もある為、葬儀社と相談ください。
目線を変えてみる
火葬待ちは、一見デメリットばかりに見えてしまいますが、少し目線を変えて考えてみます。
心の整理が出来る
通常時は亡くなってから2日~3日で火葬になる為、慌ただしく時間が過ぎてしまい、「あぁしてあげればよかったな」「あれを棺に入れてあげれば良かったな」と後悔が生まれてしまう事もあります。 火葬待ちになると故人様の事をじっくり考えられる為、後悔のないお見送りがしやすいと言えます。遠方の親族や友人が都合をつけやすい
休日にしか参列できない方や、遠方にお住まいでなかなかすぐには向かえない方でも、 火葬待ちが発生する事で、参列がしやすくなります。 いざ葬儀という時には、葬儀社の方から葬儀の日程をご案内いたします。 もしご希望の日程があれば、葬儀社へご相談ください。早める事は難しいですが、遅らせることは簡単な事がほとんどです。最後に
いかがでしたでしょうか。 今回は火葬場のひっ迫とその対策についてご紹介いたしました。 ご安心頂きたいのは、過ごしやすい季節になってくると、 『亡くなって次の日の通夜・その翌日葬儀』がほとんどであるということです。 お伝えさせて頂いたのは、あくまでも2025年2月の現状であり、読んでいただいた皆様を脅かそうという記事ではございません。 堺市でのお葬儀を行う上で、現状を知っていただきたい思いで、今回ご紹介をさせていただきました。 日程に関しては、お打合せの際や最初のお電話にて、スタッフ・オペレーターよりご案内をさせて頂きますのでどうかご安心ください。 家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは葬儀の事前相談を承っております。 もし、葬儀日程の件や、費用面でどうなるかご心配・ご不安がございましたら、いつでもお問い合わせください。
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