春と秋、年に2回訪れる「お彼岸」。
この季節は、忙しい日常の中で忘れがちなご先祖様への感謝を思い出させてくれる、日本の伝統的な供養行事です。
堺市でも古くから続く習慣として、多くのご家庭が家族そろってお墓参りや仏壇のお掃除を行い、故人を偲ぶひとときを過ごしています。
お彼岸は、春分・秋分の日を中心に7日間設けられる特別な期間であり、仏教の教えでは「悟りの世界(彼岸)」と「私たちが生きる世界(此岸)」が最も近づく時期とされています。
ご先祖様を想い手を合わせることで、心を整え、家族の絆を深める時間となります。
今年の春先には、お彼岸の記事で「お彼岸」についてご紹介いたしました。
そろそろ秋のお彼岸も近づいて参りましたので、今回の記事では「秋のお彼岸」にむけてご紹介いたします。
お彼岸について、お悩みの方はよければ最後までご覧ください。
▼ 前回の記事はこちらより
1. お彼岸の意味と歴史
1-1.お彼岸の語源
「彼岸」とは、仏教における悟りの境地を意味します。対する「此岸」は、私たちが暮らす現世のこと。
春分・秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈む特別な日とされ、彼岸と此岸が近づくと考えられてきました。
お彼岸は日本独自の文化であり、先祖を大切に想う気持ちが込められています。
1-2.春と秋のお彼岸の意義
春の彼岸は「命の芽吹きに感謝する時期」、秋の彼岸は「収穫に感謝し先祖を敬う時期」とされています。
自然とともに生きる日本人の心が映し出された、伝統行事のひとつです。
1-3.2025年秋彼岸の日程
2025年(令和7年)の秋彼岸は、
9月20日(土)〜9月26日(金)の7日間です。
秋分の日である 9月23日(火曜・祝日)を中心に前後3日間ずつを含めた1週間がお彼岸期間となります。
2. お彼岸の過ごし方と供養のポイント
2-1.お墓参りで心を込めた供養を
お彼岸には、ご先祖様のお墓を訪れ、墓石を清掃し、季節の花やお供え物を手向けましょう。
堺市には歴史ある寺院や霊園が多く、ご家族でゆっくりとお参りする方も少なくありません。
お墓参りは、日常では感じにくい「故人との心のつながり」を思い出させてくれる大切な時間です。
2-2.仏壇・仏具のお手入れ
遠方でお墓参りが難しい方も、仏壇や遺影を丁寧に掃除し、季節の花や故人の好物をお供えするだけで立派な供養となります。
お線香を焚き静かに手を合わせる時間は、ご家族の心を穏やかに整えるきっかけになるでしょう。
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3. お彼岸のお供え物と意味
3-1.春はぼたもち・秋はおはぎ
お彼岸の定番といえば「ぼたもち」と「おはぎ」です。
春は牡丹の花にちなんで「ぼたもち」、秋は萩の花から「おはぎ」と呼ばれます。
小豆の赤色には古くから魔除けの力があるとされ、縁起の良い供え物として親しまれてきました。
3-2.季節感を大切にしたお供え
旬の果物や野菜をお供えすれば、自然の恵みに感謝する気持ちも表せます。
また、故人の好きだったものをお供えすることで、より心のこもった供養ができるでしょう。
4. お彼岸前後の供養準備チェックリスト
お彼岸を迎えるにあたり、事前に以下を整えておくとスムーズに供養が行えます。
☐ 墓参り用の掃除道具(ほうき・雑巾・水桶など)
☐ お供え用の花・果物・お菓子の準備
☐ お線香・ろうそく・ライターの確認
☐ 故人の好物や想い出の品の用意
☐ 仏壇や仏具のお掃除
☐ 親戚への訪問予定の連絡
☐ 寺院や霊園のアクセスや駐車場の確認
☐ 雨天時のカッパ・折りたたみ傘の用意
5. お彼岸とは家族葬や葬儀後の心を整える大切な時間です
いかがでしたでしょうか。
お彼岸は、ご先祖様を想いながら家族で過ごし、心を整理する大切な行事です。
堺市で家族葬や葬儀を終えたご家庭も、お彼岸を機にもう一度ゆっくりとご先祖様とのつながりを感じてみてはいかがでしょうか。
静かにお線香を手向けるその時間は、ご家族の心を癒やすひとときとなります。
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【堺市より】