近年、従来のお葬式と比べると簡略化されたお葬式を希望する方が増えて参りました。

参列者を呼ばず家族のみで行う「家族葬」、通夜を行わず葬儀のみを行う「1日葬」、通夜葬儀を行わず火葬のみを行う「直葬・火葬式（ちょくそう・かそうしき）」

今回は通夜・葬儀という儀式を行わず、身内だけで火葬を行う「直葬・火葬式（ちょくそう・かそうしき）」のお葬式についてご説明します。

〇直葬・火葬式を選ぶメリットは？

・身内のみの少人数の為コロナウイルス感染拡大の防止になる

コロナウイルスの影響から、大勢の参列者が集まる大きなお葬式は減少しつつあります。通常の葬儀に比べ密になる時間が少ない「直葬」は、感染症対策の面からもお選びいただく事が増えて参りました。直葬・火葬式は家族親族のみの少人数でシンプルな葬儀になるため、通夜葬儀を行う通常の葬儀に比べ、大きな移動が無くお身体の負担も軽減できます。ご家族にご高齢の方が多い場合は、感染症対策も含め直葬・火葬式をお選びいただく方もいらっしゃいます。

・費用が安い

昔ながらの大きな一般葬の場合、葬儀に100万円以上の費用がかかります。また近しい親族のみが集まる家族葬でも60万円程度の費用はかかると言われています。それに比べ直葬は15万円から20万円程度で葬儀ができるため、葬儀費用をなるべく抑えたいと考える方にはお勧めの葬儀形態です。

〇直葬・火葬式を選ぶデメリットとは？

・お別れの時間が短い

直葬には通夜葬儀が無い為、通常の葬儀に比べると故人様と過ごす時間が短くなってしまいます。また、葬儀に参列してもらう親族に、直葬・火葬式を行う旨をきちんと理解してもらうことも必要です。葬儀終了後に報告をする形もありますが、トラブルの原因になる可能性もありますので注意しましょう。

・菩提寺がある方は相談が必要

菩提寺がある方は、直葬を行う旨を必ず菩提寺へ伝えておきましょう。儀式をしていない為、お寺の関係性が崩れるなどのトラブルに発展する恐れもあります。

〇葬儀の費用を安くする為には

・直葬・火葬式を行う

お通夜やお葬式を行わず火葬のみを行う直葬・火葬式はお別れのみでシンプルな為、家族葬や1日葬に比べると費用を抑えた葬儀を行えます。少人数な為、お料理の費用も軽減でき参列者へお配りする返礼品等も必要ございません。

・会葬者を減らして葬儀を行う

葬儀費用を抑える為には、まず会葬者・参列者の人数を減らすことが必要です。多くの人を招くと人数分の料理や飲み物、返礼品などが必要になるため全体費用が少しずつ大きくなってしまいます。大きな規模で行う一般葬は避け、家族や親族で行う家族葬や1日葬を検討しましょう。

・事前に葬儀社を確認する

葬儀費用を抑える為には、葬儀について詳しい知識を付けることが重要です。何に対しての費用なのか、プランには何が含まれているのかなど、いつか訪れる葬儀の為に事前に確認しましょう。葬儀社の比較検討も大切です。御見積を比較し葬儀価格やプラン内容・実際に葬儀社を利用したお客様の声や口コミなども確認しておくと安心です。

・会員制度の検討をしましょう

葬儀社には会員制度を設けているところがあります。事前に会員登録をしておくだけで葬儀費用がお得になるなど、葬儀社によって内容は異なりますがお守り替わりに登録をしておく事で安心に繋がるでしょう。

〇家族葬専用ホールメモリアル堺

家族葬専用ホールメモリアル堺では、家族葬・1日葬・直葬・火葬式・福祉葬など様々な葬儀形態をご準備しております。直葬・火葬式は5つのプランをご用意し、ご家族に合わせたお別れの形をご提案致します。メモリアル堺では、詳しい葬儀内容が掲載されたパンフレットを郵送にてお送りしております。

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お彼岸やお盆に、多くの人がお墓参りをします。これ以外の時にも命日をはじめ故人のことを思い出した時、故人に何かを相談したい時、結婚などの報告、故人の誕生日などにお墓参りを行う方が多いです。本日は、お墓参りについて皆様にご紹介致します。

お墓参りに行きましょう

お墓参りに行くときは基本的には何を着ても構いませんが、できればきちんとした身支度で行きましょう。そして、出かける前に忘れ物が無いようにチェックをする事が大切です。最近は、霊園の近くに売店があることが多く、生花・線香・ローソク・お供えなどを買うこともできます。

お彼岸の時に、ぼたもちや団子などをお供えする地域もございますが故人が好んでいたものをお供えすれば、特に風習にとらわれる必要はありません。掃除用具やひしゃく、手桶なども必要になりますが、お寺や霊園で備えているケースもございます。

【持参するもの】

・線香

・ローソク

・マッチ

・生花

・お供え物

・お菓子

・数珠

・たわしや歯ブラシ

・ぞうきんや手ぬぐい

・ゴミ袋

【貸し出しがあるもの】※調べてから行きましょう

・手桶

・柄杓

・バケツ

・ほうき

・ちりとり

お参りの前には必ずお掃除をしましょう

墓前でご先祖さまにお参りをする前には、必ずお掃除をしましょう。この時、ご先祖さまに対する奉仕の気持ちを忘れずにお掃除することが大切です。

①まず始めに枯れた花、線香の燃えカスなどは取り除き、墓石の周囲の草むしりやゴミ拾いをします。

②次に墓石に水をかけて、たわしなどで丁寧に磨きます。汚れが目立つ所があれば、丹念に磨いてください。手のとどかない場所を磨く時には、石にのぼってもかまいません。

文字が彫ってある所のお掃除には、歯ブラシがあるといいでしょう。磨き終わったら、綺麗な布で水を拭き取って掃除終了です。

お参りの作法は？

掃除が終わったら、花立てに水を入れお花を飾ります。次に故人に用意した供え物やお菓子を置いていきましょう。ローソクに火を灯し、そこから線香に火をつけてお参りをします。お参りの順番は故人と縁の深い方からとなります。始めに線香をお供えし、墓石に水をかけます。水は「清浄なもの」の象徴で、水をかけることによりご先祖さまの霊を清めるとされています。

そしてご先祖さまに向かって、合掌して想いを伝えましょう。

☆合掌する際は、墓石よりも体を低くするのが礼儀です。しゃがんで合掌礼拝をしましょう。

☆線香は束のまま火をつけてから、人数分に分けてお供えすることが一般的です

☆お墓参りが終わったら、お供えは鳥や猫などに荒らされてしまう可能性があるので持ち帰りましょう。

数珠を持ってお参りをしましょう

お墓参りをするときは、数珠を手に合掌するのが作法です。数珠は仏教徒のシンボルだといわれています。また、それ以上に数珠の数にはご先祖さまへの功徳を何倍にもする力があるとされています。数珠を持ってお参りすることで、ご先祖さまへよりよい供養ができるとされています。

合掌の仕方

合掌はインド生まれの祈りの形です。一般的なのは右手（仏様）と左手（自分）の指と指をぴったりと合わせる方法で、仏と自分が合体し祈る心になるとしています。

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