無宗教葬とはどのようなお葬式?
近年、「特に決まった自分の宗教はない」という理由で、無宗教葬を検討される方が多くいらっしゃいます。そこで、無宗教葬とは一体どのようなお葬式なのか、一般葬とはどこが違うのかについて詳しくご紹介いたします。
無宗教葬とは?
全日本冠婚葬祭互助協会のアンケートによれば、お葬式の形式について「無宗教」と答えた方は、2011年以降は2%程度いらっしゃいます。年々、日本人のお葬式への考え方は変化しており、無宗教葬のあり方も認められつつあります。そのような時代背景により、無宗教葬を選びやすくなっているといえます。
無宗教葬とは、宗教者を呼ばないお葬式のことです。【自由葬】と呼ばれることもございます。最も大きな特徴となるのは、宗教者がいないため、読経など宗教儀式を行わないことです。従来のお葬式形式にとらわれることのないお葬式スタイルであるため、お葬式の流れをアレンジすることもでき「故人らしい」お葬式を行うことができます。
一方で、「演出にあまりこだわりたくない」「なるべく費用を抑えたお葬式を行いたい」という方は、直葬や火葬式を選ばれることもございます。
堺市における無宗教お葬式の流れ
無宗教お葬式では、特定の宗教に則ったお葬式とは異なり、決まった流れというものがありません。昔からの形式や慣習にとらわれないため、故人や親族の考えを反映した葬儀を執り行うことができます。ここでは、その一例をお伝えします。
①参列者入場
お葬式に参列する方が会場に入場し、決められた席に座ります。このときに、故人の好きだった音楽を流したり、生演奏で参列者を迎えたりする場合もあります。
②黙祷
無宗教のお葬式では、仏式のように僧侶がお経を読むことはありません。このお葬式の流れに、初めて無宗教のお葬式に参列した方は、多少の戸惑いを感じることもあるようです。
無宗教のお葬式では、お経を読まない代わりに、参列者全員で故人に対して黙祷を捧げることが一般的です。目をつぶって少し頭を下げ、故人を偲ぶ時を過ごします。
③献奏
献奏では、故人が好きだった曲や思い出の曲をかけます。ほかにも、楽器やバンドによる生演奏をすることもあるようです。生演奏を希望される方は葬儀社へ事前に確認をしておくと安心です。生演奏以外でも、ご家族で思い出ムービーを作成し、上映したりする場合もあります。思い出の曲をかけるときは、事前に用意し曲にまつわるエピソードも紹介するとよいでしょう。
④献花
無宗教のお葬式では仏式でいう焼香はなく、献花を行います。献花も焼香などと同様、故人を弔う意味を持つものです。菊やカーネーションなどが一般的ですが、故人の好きだった花を選んでも良いでしょう。その時に故人が好きだった曲をBGMとしてかけても良いでしょう。
⑤喪主の挨拶
喪主から参列者に対しての挨拶が述べられます。お葬式への参列に対するお礼と、生前のお付き合いへの感謝の気持ちを表すものです。その後ご出棺という流れになります。
無宗教葬を行う上で起こりうるトラブルとは?
・親族や関係者から理解を得られない可能性がある
無宗教葬は、一般的に浸透しているとは言い難い状況です。そのため、馴染みのない人や通常のお葬式にこだわりを持つ人から反発される可能性もございます。
・お付き合いのあるお寺から理解を得られない可能性がある
お付き合いのあるお寺の教えにそぐわないお葬式の形式を取ることで、納骨などを拒否される可能性が生じます。そのため、お付き合いのあるお寺がある場合は、無宗教葬を行わない方がほとんどです。
まとめ
無宗教葬は「自由な形で故人様とお別れができる」といった、ご家族でプロデュースができるお葬式でもあります。お寺様の読経が無い為、従来の【儀式】という印象よりは【お別れ式】というイメージの方が強いのではないでしょうか。
今回ご説明させていただいた、無宗教のお葬式の流れは、あくまでも一例です。ご家族によってお別れの形は異なり、お別れの際に様々な希望もあるかと思いますので、まずは家族葬専用ホールメモリアル堺にご相談くださいませ。
家族葬専用ホールメモリアル堺
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