【葬儀の事前準備】葬儀の豆知識①-焼香・仏衣・シキミ-

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールです。お葬式で使用する仏具であったり、飾るもの・行うことには、全て意味があります。それは、故人様に対する気持ちを表現するものばかりです。生涯に一度の大切なセレモニー。心の籠ったお見送りをお手伝いしたいという思いで、何度かに分けてその意味合いをご紹介していきたいと思います。今回は、その中から、焼香・仏衣・シキミについて紹介していきます。

焼香について

まずは焼香についてです。焼香とは、香炉に火のついた炭を置き、香を焚く事を言います。皆様も一度は経験があるのではないでしょうか。皆さんが気にされるのが回数です。これは宗派によって異なりますが、1回~3回がほとんどです。おでこまで押し戴いてからする宗派もあります。詳細は下記の表をご確認ください。

焼香の意味合い

意味合いとしては様々で、
・心と体を清める。
・焼香をする事で煙が上がり、それが故人様の道しるべとなる。
・亡くなった人は香りを召し上がるという考えから、食事を楽しんでもらう。

等々ございますが、今回は2番目の意味を覚えていただければと思っています。焼香をする機会がありましたら、故人様への道しるべを立てているのだ、というお気持ちでなさってみて下さい。

仏衣について

亡くなった方には、仏衣をお着せする事が多いです。経帷子(きょうかたびら)、死装束等の呼び方も存在しますが、今回は仏衣で統一させて頂きます。色は白がほとんどです。最近では、生前おしゃれだった方の為に、ピンクや紫などの色が付いているものだったり、襟の部分に刺繍が入っているものもあります。お着せする時には、襟を左前にします。通常は右前にするのですが、亡くなった方にはその逆にするのです。これは逆さ事の一種なのですが、逆さ事についてはまた別の記事でご紹介いたします。

何故仏衣を着るのか?

亡くなると人は三途の川を渡ると言われています。生前の行いによって渡り方が異なり、橋を渡る方・浅瀬を渡る方・流れの激しい場所を渡る方…。渡った先で、その着物の濡れ方によって罪の重さを判断されるといいます。そしてそれがわかりやすいように、白い装束を着る、という説があります。
また、死出の旅に出る際の、正式な衣装でもあります。四国八十八か所巡りをされるお遍路さんも、白装束を着て旅をします。白という色は、何にも染まっていないという意味から、新たな始まりを象徴しています。ただ、最近では生前お召しになっていた洋服や、いつも着ていたスーツなど、普段着を着てお棺に入られる方も増えてきています。希望の服があれば、是非ご相談ください。

樒(シキミ)について

お葬式には樒(シキミ)がつきものです。皆様も葬儀場などで一度は花瓶に入った枝葉を目にしたことがあるのではないでしょうか。株式会社セレモニー真希社では、病院等から式場等へ移動後、お寝かせする(安置)際、ご遺体の傍に樒をお飾りします。これは一本樒といい、大きな樒から枝を切り取り、お飾りしています。これは悲しい事が根付かないように、という気持ちを込めて、枝の状態でお飾りすると言われています。

シキミを飾る意味

その昔、日本でも土葬が行われていました。亡くなった方を直接、又は棺に入れて地中に埋める埋葬方法です。ですが数日後、野犬などの動物に掘り返されてしまうことがありました。
そこで先人たちは、樒と一緒にご遺体を埋めたのです。実は樒にはその果実に強い毒性があり、獣たちはそれを嫌がるのです。それが転じて、現代では『魔除けの植物』という考え方が根付き、お葬式で樒を飾るようになりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。お葬式で使用するものには、今回紹介したもの以外にも、ひとつひとつに意味があります。次回もまた大切な意味合いをご紹介致します。家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、ご家族様に寄り添った丁寧な事前相談を心がけています。不安を取り除き、いざという時にお別れに集中できるよう、事前の相談がとても大事です。ぜひ家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにご連絡ください。事前相談や式場のご見学など随時受け付けております。

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知っておきたい!葬儀のマナー・服装・立ち居振る舞いガイド【遺族編】

葬儀は、故人に対する敬意と哀悼の意を示す場であり、遺族側も参列者に対して適切なマナーを守り、感謝の気持ちを示すことが重要です。葬儀の進行を担い、弔問客に丁寧な対応をすることで、故人への敬意を形にし、参列者との円滑な交流が図れます。慣れない場面で不安を感じる遺族も多いですが、この記事では遺族が葬儀の場で気を付けるべきマナーや振る舞いについて服装や挨拶、参列者への対応方法を詳しく解説いたします。

参列者として葬儀に参加する際は、前回の記事知っておきたい!葬儀のマナー・服装・参列時のマナーガイド【参列編】をご参照ください。

1.遺族としての基本的なマナー

葬儀は故人を偲び、弔問客が哀悼の意を示す場です。遺族としては、心身ともに大変な状況の中でも、参列者に敬意を払い、丁寧に対応することが重要です。

以下に、葬儀での遺族の基本マナーをいくつか紹介します。

感謝の言葉を伝える

弔問客が訪れた際には、「本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます」といった簡潔で心のこもった感謝の言葉を述べることが大切です。また、「ご厚情に心より感謝申し上げます」や「故人も喜んでいると思います」など、哀悼の意を示す言葉も添えると丁寧です。

控えめな態度と礼儀正しい言葉遣い

弔問客に接する際には、冷静で穏やかな態度を保ち、感情的な言動を避けるようにします。弔問客も遺族への配慮を持って接してくれますが、感謝の気持ちや哀悼の意を伝える際には、落ち着いた言葉遣いで対応しましょう。

葬儀の場で遺族が取り乱すと、弔問客も気を使ってしまうため、感情を抑え、冷静な対応を心がけるのが望ましいです。もちろん深い悲しみの中にあるのは当然ですが、参列者との交流においては、穏やかな表情と丁寧な振る舞いを保ち、故人への想いをしっかり伝えることで、感謝の気持ちが一層伝わります。

2.葬儀での遺族の服装マナー

遺族は、参列者以上に厳粛な装いが求められます。適切な服装をすることで、参列者にも安心感を与え、礼を尽くす姿勢を示すことが出来ます。

以下、遺族としての服装の基本について解説します。

喪服の選び方

喪主として男性が着用する服装は、洋装ではモーニングコート、和装では紋付羽織袴が正喪服です。遺族が着用する「正喪服」は、参列者が着用する喪服よりも格式が高く、より厳粛な場にふさわしい装いです。

モーニングコートの場合は、ジャケットとベストは黒、パンツは黒または細かいストライプ柄のグレー、シャツは白無地、ネクタイは黒無地、アクセサリーは黒、金属類はシルバーで統一するのが基本です。

和装の場合は、紋付羽織袴が正喪服です。

近年では葬儀の簡素化が進み、モーニングを着る方は減少傾向にあります。また、近親者でも喪服を着用することで「死を予測していたのではないか」「準備がよすぎる」と捉えられてしまうこともあるため、準喪服や略喪服、略式礼服を着ることも多くなっています。

女性は黒のロングドレスやアンサンブルを選ぶと良いでしょう。葬儀にふさわしい漆黒で光沢のない生地の洋服を選ぶことがマナーです。 黒色でシンプルなデザインのワンピースやアンサンブル、スーツなどを着用しましょう。 スーツを着る場合、シャツやブラウスの色も黒色にそろえます。

アクセサリーと身だしなみ

女性の場合、化粧や髪形にも注意が必要です。メイクは控えめにし、髪はシンプルにまとめ、派手なデザインのアクセサリーは避けるようにしましょう。アクセサリーは結婚指輪や黒いパールのネックレス程度に留めると適切です。パールは「涙の象徴」として喪の場にふさわしいとされますが、白いパールは避け、黒やグレー系が望ましいとされています。

靴やバッグの選び方

靴は黒の革靴が一般的で、装飾が少ないシンプルなものを選びます。女性のパンプスは、ヒールが低めでつま先が隠れるデザインが好ましいです。また、バッグも黒の無地で、金属製の留め具などが目立たない控えめなデザインが推奨されます。

子どもの服装

子どもも葬儀に参列する場合、基本的には黒やダークカラーの服を着用します。派手な装飾やカラーは避け、控えめな装いを意識しましょう。学校の制服がある場合は制服を着用します。子ども用の礼服が難しい場合は、暗めの色の服で代用することができます。

身に着けてはならないもの

葬儀は、亡くなった故人を偲ぶ場であるため、悲しみの場にふさわしい装いを心がけましょう。迷ったときは、ツヤのない黒色で、シンプルなものだけを身に着けるようにすれば、失礼にあたらないでしょう。以下は避けるべきものです。

    • 派手な装飾のついた洋服やアクセサリー、小物

    • ビーズやエナメル、金など、光る素材

    • 毛皮やアニマル柄など殺生を連想させる素材・柄

    • タイツ(黒いストッキングではないもの)

    • 動物の皮で作られた革製品のベルトやカバン

3.遺族としての参列者への対応マナー

参列者との交流において、遺族は感謝の気持ちを伝えることが大切です。弔問客一人一人が故人のために時間を割いて参列しているため、丁寧な対応を心がけましょう。

弔問客への挨拶

参列者が焼香を終えた際や退席する際には、改めて感謝の言葉を伝えましょう。

「本日はご足労いただき、誠に有難うございました」「故人も喜んでいると思います。お心遣いに感謝申し上げます」と感謝の言葉を添えると良いでしょう。また、退席する際にも丁寧な挨拶を心がけることで、感謝の気持ちが伝わります。

弔電への対応

弔電が届いた場合、葬儀中に故人への追悼文として紹介されることがあります。内容を確認し、故人や遺族と関りが深いものを選んで整理します。式中に紹介する順番や、特に重要なメッセージはあらかじめ考慮しておくとスムーズです。

弔電の順番は、基本的に故人との関係性や役職などを考慮して決定します。会社の上司や親しい友人からのものは上位に配置し、関係の深さに応じて順番を工夫すると良いでしょう。

弔電をいただいた方々には、葬儀後にお礼状を送付するのが一般的です。喪主の名前で、感謝の意を伝えるとともに、葬儀が滞りなく終了した旨をお伝えします。

焼香台での振る舞い

焼香の際には、遺族として正しい焼香の作法を心得ておくことが大切です。一般的には、仏教式の焼香が行われることが多いですが、宗派によって焼香の回数や方法が異なる場合があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。静かに焼香台の前に立ち、深い敬意をもって行動することで、故人への弔意が伝わります。

参列者との会話

弔問客から故人の思い出話を聞かれることがありますが、感謝の気持ちを持って対応しましょう。必要に応じて軽く相槌を打ち、静かに耳を傾けることで、故人への想いが共有されます。

4.葬儀後の対応と感謝の意を示す方法

葬儀が終わった後も、遺族として弔問客への礼儀を守ることが大切です。葬儀後の感謝の意を表すための方法について解説いたします。

香典返しの準備

香典をいただいた場合は、香典返しをすることが一般的です。香典を受け取った際、参列者の氏名と金額などを記録しておくことが大切です。記録は後日お礼状を送る際に必要になります。香典帳などを利用し、いただいた方の名前や金額を整理します。

香典返しは、故人に対する弔意への感謝の気持ちを込めて送る返礼品です。一般的には、香典金額の半額から3分の1程度の金額相当の品物を贈るのが通例です。地域や宗教によって風習が異なるため、葬儀社や親族に相談すると安心です。

いただいた香典の記録は、後日法要や香典返しの追加対応が必要になった場合に参照できるよう、香典帳として保管しておきます。

喪主としての香典対応は気配りが大切です。感謝の気持ちをしっかりと伝えることで、故人への敬意や弔問客への礼儀が示されます。

お礼状の送付

お礼状には、葬儀への参列や香典や弔電への感謝の気持ちを込めて、以下のような内容を含めます。

    • ・参列していただいたことへの感謝

    • ・香典や弔電をいただいた場合、その感謝の気持ち

    • ・今後の法要や四十九日の報告がある場合は、その旨も記載

お礼状は通常、葬儀後から四十九日法要が終わるまでの間(1~2か月以内)に発送します。遅れすぎると相手に失礼になるため、早めに手配しておきましょう。

メッセージや文体の配慮

お礼状の文体は丁寧で控えめにし、定型的な挨拶文を使います。必要以上に悲しみを表現するのは避け、感謝の意が伝わるようなシンプルな言葉が望ましいです。

封筒と印刷の準備

お礼状は白無地の封筒やカードを使用し、手書きまたは印刷で用意します。手書きの署名を入れると、より丁寧な印象が伝わります。

お礼状は故人や遺族に対する思いへの感謝を伝える大切な機会です。葬儀後の一連の対応として、誠意をもって準備・送付するように心がけましょう。

参列者への報告

遠方から参列してくれた方や故人に深い関りがあった方へは、葬儀後に感謝の報告を行うこともあります。直接会う機会がない場合は、手紙や電話で一言感謝を伝えると、丁寧な印象を与えます。特に親しい関係であった方に対しては、遺族からの感謝の言葉を伝えることで、故人への哀悼が深まるでしょう。

まとめ

遺族としての葬儀のマナーは、故人を送り出すと同時に、参列者に対して感謝と礼を尽くす重要な場面です。服装や言葉遣い、弔問客への対応、また葬儀後の感謝の伝え方まで、細やかな配慮が求められます。こうしたマナーを守ることで、故人を敬う心が形となり、参列者との信頼関係も深まります。不安な場面もあるかと思いますが、基本的なマナーや参列者への思いやりを大切に対応しましょう。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、ご家族様に寄り添った丁寧な事前相談を心がけています。初めての喪主をされる場合など、ご心配なことが少なくないと思います。そんな時第一に頼れる存在としてお客様にお選びいただけますよう日々スタッフ同士で高めあっております。

万が一の際どうすればよいのだろうと不安に思われた時は、ぜひ家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにご連絡ください。事前相談や式場のご見学など受け付けておりますので、是非ご利用くださいませ。

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知っておきたい!葬儀のマナー・服装・参列時のマナーガイド【参列編】

葬儀は、人生の最後に故人を見送る大切な儀式です。家族や友人を失った悲しみに寄り添い、哀悼の意を示すことが重要であり、そのための礼儀やマナーには日本ならではの決まりごとが多くあります。

特に葬儀マナーは、弔意を表すだけでなく、周囲の方々に配慮するための基本的な礼儀であり、服装や参列時の振る舞い一つで印象が大きく左右されます。

しかし葬儀の参列経験は多くの方があまりないのではないでしょうか。マナーの知識にあいまいな部分もあることだと思います。これでいいやと適当な行動をしてしまうと、故人にも遺族にも大変失礼な行動になるかもしれません。

この記事では、葬儀の基本的な振る舞いを含めてわかりやすく解説いたします。参列した先で恥をかかないように葬儀に初めて参列する方も、知識をおさらいしたい方もぜひ参考にして下さい。

1.葬儀での基本マナー

葬儀は、故人や遺族に哀悼の意を示す厳粛な場であるため、何よりも慎重な態度と心構えが求められます。以下に、葬儀で守るべき基本マナーをいくつか紹介いたします。

丁寧な言葉遣い

葬儀では、言葉遣いにも細心の注意が必要です。葬儀の場では「重ね言葉」や「冗談」は避け、冷静で控えめな言葉を選びましょう。「重ね重ね」や「再び」など、同じ言葉を繰り返す表現も避けるべきです。

携帯電話・スマートフォンの管理

葬儀会場に入る前には、必ず携帯電話(スマートフォン)をオフにするか、サイレントモードに設定しておきましょう。特に静寂が求められる場で、携帯の音が鳴ると周囲への迷惑になるだけでなく、故人や遺族への礼を欠く行為とされます。

姿勢と態度

葬儀の場では、無言のまま厳粛な態度を保つことが求められます。立ち姿や座り姿勢も重要で、背筋を伸ばし、両手をそろえて慎ましい姿勢を意識しましょう。

多くの場合、緊張感が漂う場ではありますが、余計な動作や視線を落ち着かせることで、場の厳粛さに調和することができます。

2.葬儀での服装のマナー

葬儀に参列する際の服装も、礼儀の一つとして重要視されます。黒の喪服が一般的ですが、場に応じた適切な服装が求められます。

恥をかかないように、故人や遺族に失礼のないように、ポイントをしっかり押さえましょう。

喪服の種類と選び方

葬儀には、男性も女性も黒の喪服が基本です。男性は喪主が着る正喪服に準じた準喪服を着用します。これは黒のスーツで、シングルでもダブルでもどちらでもかまいません。ネクタイや靴下も黒を用意しましょう。

女性は黒のワンピースやアンサンブルを選びます。どちらも無地が好ましく、光沢のある素材やデザインは避け、シンプルで控えめな服装を心がけましょう。

通夜は急な訃報のため喪服の用意が出来ないといった意味で平服での参列がマナーとされていました。しかし現在では連絡手段も発達し、通夜が少し先になることも出てきたため、喪服での参列が一般的となっています。「平服でいい」と言われた場合や、通夜前に弔問する際、または三回忌以降の法要には略喪服を着用する場合もあります。男性の場合は暗い色のスーツ、女性は暗い色合いのワンピースやアンサンブルです。カジュアルになりすぎなければストライプなどの柄が入っていても良い場合が多いです。

アクセサリーのマナー

アクセサリーは基本的に身に着けないのが一般的です。ただし、結婚指輪や黒のパールのネックレスなど控えめなものは許容されることが多いです。パールの場合必ず一連のものを身につけましょう。二連のものは「重なる」といった意味合いにとれるため、葬儀にふさわしくありません。全体的に派手なデザインや色のものは避け、シンプルな装いにしましょう。

靴とバッグ

靴は黒の革靴やパンプスが一般的で、光沢や装飾のないシンプルなデザインが好まれます。バッグも黒の無地のものを選び、小さめでシンプルなデザインを心がけると良いでしょう。

子どもの服装

子どもも葬儀に参列する場合、基本的には黒やダークカラーの服を着用します。派手な装飾やカラーは避け、控えめな装いを意識しましょう。学校の制服がある場合は制服を着用します。子ども用の礼服が難しい場合は、暗めの色の服で代用することができます。

身に着けてはならないもの

これから寒い季節がやってきます。コートやマフラーが必要となってくるでしょう。そんな季節に参列する際はフォーマルな黒いコートやマフラーを使用しましょう。黒いコートがない場合はグレーなど落ち着いたものでもよいですが、派手な色や華やかな装飾のついたものは避けましょう。

また、毛皮やフェイクファーのついたものは殺生を連想させるため着用は避けましょう。取り外しできるものであれば外して着用しましょう。

女性は、派手なネイルをしている場合、落とすか黒いレースの手袋などをしましょう。素足での参列をすることがないよう、必ず黒の20デニール程度のストッキングを着用します。

3.葬儀での参列マナー

参列時には、故人と遺族への礼儀を第一に考えた行動が求められます。具体的に参列時の振る舞いについて解説いたします。

弔問の挨拶

遺族に挨拶する際は、「このたびはご愁傷さまです」「心よりお悔やみ申し上げます」といった言葉を用いるのが一般的です。また、故人との思い出を語るのは控え、静かに弔意を伝えることが望ましいです。

焼香の作法

焼香をする際、前の人の焼香作法を見て真似して行う人もいるのではないでしょうか。あまり参列したことがない場合、戸惑ってしまうことも少なくないでしょう。

焼香は宗教に応じた正しい作法で行うことが求められます。喪主から遺族、親族という順番で回ってきます。自分の番がきたら立ち上がって遺族に一礼し祭壇の前まで向かいます。仏式の場合、右手(親指、人差し指、中指)に香をつまみ、額に軽く当ててから香炉にくべます。回数や動作は宗派によって異なるため、事前に確認することが大切です。多くの場合は1~3回行うのが一般的です。

数珠の使い方

数珠は仏式の葬儀で用いられる道具です。数珠を両手にかけて持ち、焼香時や祈念時に使用します。持ち運びや保管も慎重に行い、使い終わった後は綺麗に収納することが大切です。

供花・供物

供花や供物は、故人へのお供え物です。遺族から供花や供物を辞退するといった連絡があればそれに従いましょう。

供花・供物は、葬儀の前日までに葬儀会場に届くように手配します。遺族の準備の負担を減らすため、葬儀の直前ではなく事前に手配することが好ましいです。突然の訃報で事前に送れなかった場合、落ち着いてから仏壇に供えるなど、タイミングを配慮するのも方法の一つです。

供花は一般的に白や淡い色の花を選びます。カーネーションや菊、ユリがよく用いられますが、宗派や遺族の意向を確認し、ふさわしい物を選びましょう。カラフルな花や香りの強いものは避けましょう。

供物は果物や菓子、乾物などが一般的です。遺族の負担にならないように、持ち帰りやすいサイズのものを選ぶことも配慮の一環です。

供花や供物には送り主の名前を記載した名札を付けるのが一般的です。会社関係の場合は会社名と個人名、家族で送る場合は連名で表記します。

香典のマナー

香典は、故人への供養の気持ちと、葬儀の費用を分かち合うという意味を込めた金銭のことです。近年では遺族が香典の辞退をするケースも増えています。これは参列者から香典をいただくと、香典返しを遺族が行わなければならないからです。それならば最初から香典をなくそうという葬儀も多いです。

香典の金額は、故人との関係や地域の風習によって異なります。一般的には友人知人で5千~1万円、親族や会社関係で1~5万円程度が目安とされています。偶数の金額(2万、4万など)は「別れ」を連想させるため避けるのが一般的ですが、「5千円×2枚=1万円」など割り切れる形式でなければ問題ありません。

香典袋(不祝儀袋)は仏式の場合「御霊前」「御香典」「御仏前」、神式の場合は「御玉串料」「御霊前」、キリスト教式の場合は「御霊前」「お花料」と表書きに書きます。香典袋の水引は黒白や双銀などが一般的で、結び切りのものを使用します。

新札は避け、使用済みの札か、軽く折り目を付けたものを入れます。これは不幸が「突然」であることを示すためです。お札の向きは,香典袋を開けたときに故人を見送る形で、肖像画を袋の裏向きにするのがマナーとされています。

香典が用意できると、式場での受付にて香典を渡します。受付がない場合は、遺族の手が空いたタイミングでお渡しするのが望ましいです。

参列後の礼儀

葬儀が終わった後でも、丁寧な態度を保つことが重要です。遺族へのお礼やご挨拶を忘れずに行い、去る際には静かに退席しましょう。

まとめ

いかがでしたか?葬儀の場は、故人と遺族への敬意を表すための大切な儀式です。そのため、服装や参列時のマナーを守り、慎重な言葉遣いや控えめな振る舞いを心がけることが大切です。

この記事で紹介したマナーや作法を参考に、葬儀に参列する際の礼儀を理解し、弔意を表す方法を身につけましょう。また、正しいマナーは周囲の方への配慮にもつながるため、あらかじめ知識を身につけておくことで、自分自身も安心して参列できるようになります。

次回の記事では、遺族側の立場になった際の立ち居振る舞いや葬儀マナーをご紹介させていただきます。次回の記事を楽しみにお待ちください。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、葬儀の事前相談やお見積りを無料で行っています。もしもの時の為に、ぜひ一度、家族葬イノリテ堺深井ホールにご相談くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

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葬儀という大きな行事が終わった後にも、やらなければならないことはたくさんあります。なにから始めればいいのか、なにをすべきなのかわからないことがたくさん出てきて不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、何をいつまでにどのような流れで行うのかについて項目ごとにご紹介してまいります。こちらの記事を読めば葬儀後の手続きが漏れなくできることでしょう。

葬儀後の手続き

葬儀から7日以内

諸手続き

    • ・死亡届、火葬許可申請書の提出(7日以内)

    • ・埋葬許可証(火葬許可証に証印)を受け取る←【納骨に必要】

    • ※分骨の場合は必要枚数の分骨証明書を発行してもらう

    • ・【会社員の場合】健康保険証の返却(5日以内)

    • ・【会社員の場合】厚生年金保険資格喪失手続き(10日以内)

    • ※故人が会社員の場合、勤務先がほとんど手続きします。

葬儀から14日以内

諸手続き

    • ・世帯主変更届提出

    • ・国民健康保険、介護保険、国民年金資格喪失手続き(14日以内)

    • ・公共料金などの名義変更(速やかに)

    • ・免許やパスポートの返却(速やかに)

相続関係など

    • ・戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍謄本などの取り寄せ

    • ・遺言書の確認※自筆証書遺言である場合は家庭裁判所で「検認」

法要関係など

    • ・挨拶回り

    • ・お墓、位牌、仏壇仏具の準備

    • ・初七日、四十九日の法要(納骨)

葬儀から3か月以内

諸手続き

    • ・国民年金からの遺族年金または寡婦年金(5年以内)

    • ・厚生年金からの遺族厚生年金請求(5年以内)

    • ・生命保険などの請求(3年で失効もあり

    • ・遺言執行者の選任申立

    • ・相続放棄、限定承認の申述(3か月以内)

    • ※何もしなければ単純承認

法要関係など

    • ・香典返し

    • ・遺品整理、形見分け

葬儀から4か月以内

諸手続き

    • ・準確定申告(4か月以内)

    • ・青色申告の届出(4か月以内)

    • ※事業を引き継ぐ場合など

相続関係など

    • ・遺産分割の協議

    • ・遺産や債務の確認、遺産の評価・鑑定、相続人調査確定、財産目録の作成

法要関係など

    • ・百か日法要

葬儀から10か月以内

諸手続き

    • ・遺産分割協議書の作成

    • ・銀行口座凍結解除

    • ・不動産相続登記

    • ・その他遺産の名義変更手続き

    • ・相続税の申告と納税(10か月以内)

    • ・相続税の延期と物納申請(10か月以内)

法要関係など

    • ・新盆(初盆)

    • 新盆とは個人の四十九日(忌明け)以降に初めて迎えるお盆のことで、初盆などとも呼ばれます。そのため、四十九日以内にお盆がくれば、その年ではなく翌年が新盆となります。

葬儀から1年

諸手続き

    • ・埋葬料(費)、葬祭費申請(2年以内)

堺市の葬祭費について

    • ・国民年金の死亡一時金請求(2年以内)

    • ・高額療養費申請(2年以内)

    • ・高額介護合算療養費申請(2年以内)

法要関係など

    • ・この一年は新年の飾りや年賀状の挨拶を控え、年賀状の代わりに喪中はがきを出します。

    • ・一周忌法要(お墓を立てた場合はここで納骨)

法要スケジュール

仏式の場合

死亡日を含めて7日目・初七日

葬儀当日に繰り上げて行うこともある(僧侶に確認)

死亡日を含めて14日目・二七日/死亡日を含めて21日目・三七日/死亡日を含めて28日目・四七日

拝礼だけで済ませることもある(僧侶に確認)

死亡日を含めて35日目・五七日

拝礼だけで済ませることもあり、忌明けの法要を行うこともある。(四十九日が正式)

死亡日を含めて42日目・六七日

拝礼だけで済ませることもある(僧侶に確認)

死亡日を含めて49日目・七七日忌

四十九日。親族や知人を招き忌明けの供養をする。納骨式も同時に行うことが多く、白木位牌から塗位牌または過去帳(宗旨により異なる)にかえ仏壇に納める。

初めての盆・初盆

仏の供養を行う。※亡くなった日によって順番が変わります。

死後100日目・百か日

故人をしのんで供養する。七七日忌と合わせたり、遺族だけで行うこともある(僧侶に確認)

死後1年目・一周忌

親族・知人を招き、故人をしのんで供養する。以後は祥月命日に法要を行う。

死後2年目・三回忌

親族・知人を招き、故人をしのんで供養する。(死亡年を含めて3年目)

死後6年目・七回忌

故人をしのんで供養する。これ以降は遺族のみで行うことが多い。

死後12年目・十三回忌

故人をしのんで供養する。(死亡年を含めて二十三回忌は23年目、二十五回忌は25年目)二十三回忌と二十七回忌を2回行う場合や、二十五回忌だけ行うこともある。(僧侶に確認)

死後16年目・十七回忌

故人をしのんで供養する。(死亡年を含めて17年目)

死後22年目・二十三回忌/死後24年目・二十五回忌

故人をしのんで供養する。(死亡年を含めて二十三回忌は23年目、二十五回忌は25年目)二十三回忌と二十七回忌を2回行う場合や、二十五回忌だけ行うこともある。(僧侶に確認)

死後26年目・二十七回忌

故人をしのんで供養する。(死亡年を含めて27年目)

死後32年目・三十三回忌

故人をしのんで供養する。(死亡年を含めて33年目)地域・宗派により年忌法要はこれをもって切り上げることもある。(弔い上げ)※弔い上げとは、故人のために行っていた年忌法要を終わりにし、ご先祖様の例とともに弔うこととする法要のことになります。

死後49年目・五十回忌

故人をしのんで供養する。(死亡年を含めて50年目)地域・宗派により年忌法要はこれをもって切り上げることもある。(弔い上げ)

その他、三十七回忌、四十三回忌、四十七回忌、百回忌などの法要がある場合があります。

※一周忌は亡くなってから満一年目に行いますが、他の「〇回忌」という法要は満年数-1年で行います。

※現在は初七日(繰り上げ)、七七日忌(四十九日)のみ行うケースも多いのですが、宗派や地域によって異なります。またその際には僧侶に意向を伝え確認しましょう。

※命日前の休日などに合わせて、法要の日を多少変えてもかまいません。ただし、繰り上げるのは良いですが、遅れてはいけません。

葬儀後のことでお悩みがある方へ

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、葬儀後のお困りごとやお悩みについても厚く対応させていただきます。法要のことやお手続きに関してもお力になれることと思います。ぜひ一度ご連絡くださいませ。

また、家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールではホームページ上からお見積りや仮会員登録、事前相談のご予約が可能です。会員様だけのお得な特典などございますので、お気軽にご依頼くださいませ。

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一歩ずつ進んでいくために…やらなければならない各種手続きについてご説明させていただきます

以前の【堺市版】各種手続きをする前の準備や手続きに必要な書類の準備についてわかりやすくご説明いたします】の続編となります今回は、実際にやらなければならない手続きについて解説いたします。

葬儀後のあわただしい中、何から手をつければよいのかわからないという方必見の記事となっておりますので、ぜひもしもの時の為にお読みいただきますときっと何かの役に立つのではないかと思います。

前回の記事を見れば手続きをする際に準備をしなければならない書類等がわかりますので、合わせてお読みいただくことをお勧めいたします。

世帯主変更届の提出

亡くなった人が世帯主で、その世帯に15歳以上の人が2人以上いる場合は、新しい世帯主を市区町村の担当窓口に届け出ます。世帯員が1人だけになった場合は手続きの必要はありません。期限は14日以内です。

堺市の転入・転出・転居などの届け出について

児童扶養手当

配偶者が亡くなり母子家庭や父子家庭になった場合、要件を満たせば児童扶養手当を受け取れます。

堺市の児童扶養手当について

健康保険証などの返却

死亡届を提出すると、亡くなった日の翌日に国民健康保険の資格が自動的になくなります。

故人が会社員であった場合は勤務先が手続きをしてくれることが多いですが、扶養に入っていた方は亡くなられた方の健康保険証と一緒に返却しなければなりません。その場合、ご自身で国民健康保険に加入するか、会社員であるほかの家族の被扶養者になる手続きが必要です。

故人が世帯主で家族も国民健康保険に加入されていた場合、新しい世帯主に書き換えて、改めて健康保険証を発行してもらう必要があります。

会社員の健康保険証の手続きは5日以内、国民健康保険証・介護保険被保険証は14日以内に行います。

堺市の国民健康保険について

各種年金の手続き

故人が厚生年金や国民年金を受け取っていた場合、受給の停止をしなくてはいけません。速やかに「年金受給権者死亡届」を提出する必要があります。

まだ受け取っていない年金(死亡月分)は未支給年金として請求できます。

※故人が年金受給前の厚生年金だった場合、配偶者で第3号被保険者だった方は資格が失われます。その際ご自身で国民年金に加入するか、就職先で厚生年金に加入することになります。

期限は厚生年金の人は10日以内、国民年金の人は14日以内です。

未支給年金の請求順位は亡くなった年金受給者と生計を同じくしていた遺族で次の通りです。

①配偶者②子③父母④孫⑤祖父母⑥兄弟姉妹⑦3親等内の親族

※遺族年金などの受け取り手続きについては後述します。

年金の種類と届出先・請求先

日本の年金制度は公的年金と私的年金の二層から構成されています。公的年金は、国民年金(基礎年金)と厚生年金にわかれ、すべての日本国民が加入する国民年金は、満20歳から60歳までの人々が対象です。さらに、会社員や公務員は厚生年金にも加入し、給与に応じて保険料を支払います。これにより、老後に基礎年金に加えて厚生年金も受け取れます。また、企業年金や個人年金などの私的年金は、個人の任意で加入し、老後の生活をさらに支えるものです。

障害基礎年金・遺族年金・寡婦年金【居住していた市町村の国民年金課に届け出・請求】

老齢基礎年金【年金事務所や事務センター(郵送可)】

厚生年金【年金事務所や事務センター(郵送可)】

共済年金【各共済組合】

堺市の国民年金について

故人の預金口座

金融機関は口座名義人の死亡を知った時点から、その預貯金の口座を停止する義務があります。これを「凍結」と呼びます。口座が凍結されると、引き出すことも入金することも、また電話や電気料金などの口座振替も全てできません。

故人の預貯金は、死亡の時点から遺産として相続財産となります。一部の相続人が勝手に預貯金を引き出して、他の相続人の権利が侵害されるのを防ぐために凍結されるのです。つまり、残された口座のお金は、遺族の共有財産なのです。(役所に死亡届を提出すると、自動的に凍結されるようなことはありません)

遺言者がない場合

相続人全員が話し合い、「誰が相続するか」もしくは「誰がいったん代表して受け取るか」が決まれば解除することができます。「相続人全員」というところがポイントです。

相続争いが勃発した場合や、相続人の中に行方不明の方がいる場合などは、相続人全員の意見がまとまらず、いつまでも口座の凍結解除ができない状態になります。

遺言書がある場合

公正証書遺言書などがあり、預金を取得する人と遺言執行者が定められている場合、手続きが非常に簡素になり、基本的には被相続人と遺言執行者関係の書類をそろえれば銀行口座凍結の解除ができます。

預貯金仮払い制度新設

「相続された預貯金債権の仮払い制度」が2019年7月1日より創設されました。この制度により、一定の金額までは相続人が単独で預貯金を引き出せるようになります。この制度を利用すると、葬儀費用や生活費などを補うことができます。

法定相続分の3分の1まで、ひとつの金融機関あたり最大150万までになります。

残りの3分の2を引き出すためにはやはり遺産分割の確定が必要になり、故人の戸籍謄本、相続人全員の印鑑証明書、遺産分割協議書などを添えてその金融機関での手続きを行います。

仮払いを受けた場合は、その金額分を遺産分割の際に、相続額から差し引かれます。

その他、家庭裁判所の保全処分で仮払いの必要性があると認められる場合、他の共同相続人の利益を侵害しない限り、家庭裁判所の判断で仮払いが認められるようになりました。引き出し額に上限はなく、申立額の範囲内で必要性が認められれば、特定の預貯金の全部を取得することもできる点がメリットですが、家庭裁判所への申し立てなど煩雑な手続きが必要です。

他に口座はないのか?

どこの口座に被相続人名義の預貯金口座があるかを一括して調べる方法というのはありません。地道に探すしかないのです。通帳やキャッシュカードを紛失して手元になかったとしても自宅近くの金融機関に確認をしてみたら、預貯金口座があったなんてケースもあるものです。

口座の紹介をお願いする場合には、「被相続人が亡くなったことがわかる戸籍謄本」、「相続人(照会者)であることがわかる戸籍謄本」、「相続人(照会者)の印鑑、印鑑登録証明書」などの持参が必要となってきますのであらかじめ準備が必要です。

支店などが異なっていても、同じ銀行であれば全店照会をして被相続人名義の口座の有無を調べてもらうことができます。(預貯金口座以外にも、被相続人が株や投資信託などの取引口座を保有していた場合にも確認できます。)

ぜひ、問い合わせてみてください。

死亡後の銀行口座の手続き手順

  1. 取引銀行に連絡
  2. 必要書類の確認・取得
  3. 口座の凍結
  4. 必要書類を準備
  5. 遺産分割の決定
  6. 必要書類の提出
  7. 口座の解約。名義変更
  8. 手続き完了

※相続に関する書類には、各相続人それぞれの署名と実印での押印が必要

※遺言書により遺言執行者の指定がある場合は、執行者の実印と印鑑証明があれば引き出せます。

預貯金の引き出しや名義変更を行うのに必要な書類

〈遺言者がない場合〉

【銀行】

  • 故人の戸籍謄本(除籍・改正原戸籍)~生まれてからの分~(法定相続人の範囲が確認できるもの)
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 相続人全員の印鑑証明書
  • 相続人全員の実印が押印された銀行所定の用紙(相続届)
  • 遺産分割協議書

【郵便局】

  • 故人の戸籍謄本(除籍・改正原謄本)~生まれてからの分~
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 相続人全員の印鑑証明書
  • 名義書換請求書等
  • 同意書または遺産分割協議書

〈遺言書がある場合〉

預貯金の引き出しや名義変更を行うのに必要な書類

  • 遺言書
  • 遺言謝の除籍謄本
  • 遺言執行者の印鑑証明
  • 遺言執行者の実印を押印した払戻依頼書

※手続きに必要な書類は、各金融機関により異なります。事前に確認してから出向くようにしましょう。

※遺言書がある場合でも、相続人全員の印鑑証明書付きの同意書を要求される金融機関もあります。

※故人名義の口座は相続人に名義変更するか口座解約をします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。大切な家族が亡くなったときにやらなければならない手続きは数えきれないほどあります。その中でも故人の預貯金口座について気になられる方は少なくないでしょう。

故人の葬儀費用をどうすればいいのか…不安に思われるのではないでしょうか?そんな時、本日お話しさせていただいた預貯金仮払い制度が有効です。万が一の際は各金融機関へのお問い合わせを忘れず行いましょう。

また、家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは式場見学、事前相談や見積もりなどを無料で行っておりますので、ぜひご利用くださいませ。

 

 

 

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大切なペットのために我々ができることや対処法について

犬、猫を代表するペットという存在は、我々人間の生活にとって切り離せない大切な存在です。アニマルセラピーという言葉があるくらい、ペットには「癒しの力」があります。そんな愛くるしいペットの健康を守る方法や、もしもペットに不幸があった時にはどうすればいいのかを本日はお伝えできればと思います。

感染症は予防が第一

愛しいペットだからこそ、いつまでも一緒にいたい、元気でいてほしいと願ってしまうのは飼い主の性でしょう。しかし、彼らの命を脅かす感染症は音もなく忍び寄る恐ろしい存在です。そんな感染症ですが、近年ではワクチンや内服薬で予防ができるようになりました。ワクチン接種は1年に1回、フィラリア予防薬は5月から12月まで、1か月に1回投与します。

ワクチン・薬で予防できる感染症

犬の感染症

狂犬病(ウィルス)←ワクチンが有効

ジステンパー(ウィルス)←ワクチンが有効

伝染性肝炎(ウィルス)←ワクチンが有効

レプトスピラ症(細菌)←ワクチンが有効

ケンネルコフ(ウィルス)←ワクチンが有効

パルボウイルス感染症(ウィルス)←ワクチンが有効

犬コロナウィルス感染症(ウィルス)←ワクチンが有効

犬フィラリア症(寄生虫)←内服薬が有効

猫の感染症

猫汎白血球減少症(ウィルス)←ワクチンが有効

猫カリシウィルス感染症(ウィルス)←ワクチンが有効

猫ウィルス性鼻気管炎(ウィルス)←ワクチンが有効

猫白血病ウィルス感染症(ウィルス)←ワクチンが有効

猫フィラリア症(寄生虫)←内服薬が有効

犬を飼うときの手続きと狂犬病

犬は、生涯に1度登録をしなければなりません。犬の登録は、狂犬病予防法に基づいて、飼い始めた日または生後91日以上になった日から30日以内に、お住まいの市区町村窓口で行う必要があります。登録には、犬の鑑札が交付されます。また毎年1回の狂犬病予防注射を受けなければならず、注射済票の交付手続きが可能です。これらは堺市の場合保健センター、動物指導センターにて可能です。電子申請もできますので、手続きになかなか行く事ができない方にもおすすめです。

狂犬病は、世界中で年間数万人が死亡する人獣共通感染症で、発症するとほぼ100%死亡する危険な病気です。

狂犬病の主な症状

発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感などの風邪のような症状
咬まれた部位の痛みや知覚異常
興奮や不安状態、錯乱・幻覚、攻撃的状態、水を怖がるなどの脳炎症状
昏睡から呼吸停止で死亡

狂犬病は、感染動物の唾液に含まれるウイルスが、哺乳動物の傷口や目や口の粘膜から神経系の細胞に感染することで引き起こされます。動物は前足をなめるため、ウイルスの付いたツメで引っかかれても感染する可能性があります。

このように恐ろしい病のため、しっかりと狂犬病ワクチンの接種を心掛けましょう。

犬猫が迷子になった時、犬猫を飼えなくなった時

かわいいペットですが、ある日突然なんらかのアクシデントが起こることもあります。首輪が外れていた、窓が開いていたなどのトラブルがいつ起こるかわかりません。そんな時に有効なのが「動物指導センター」です。

また、悲しいことですが犬猫が飼えなくなってしまった場合も「動物指導センター」に連絡をします。

堺市動物指導センターでは、「狂犬病予防法」、「動物の愛護及び管理に関する法律」、「大阪府動物の愛護及び管理に関する条例」「堺市動物の愛護及び管理に関する条例」に基づいた業務を行っています。
動物愛護の精神と適正飼育の普及啓発を柱として人と動物が共生できる社会づくりをめざす組織です。

動物指導センターについて

犬猫が飼えなくなってしまった相談については事前相談を予約制で行っています。

犬猫が迷子になった時、何らかの理由で飼うことができなくなった場合はまず行政に相談するのが良いでしょう。

犬・猫が亡くなってしまった時

どんな出会いにも別れの時はやってきます。犬・猫は人間の寿命に比べ非常に短命です。どんなに予防策を講じても死は平等にやってくるのです。

しかしある日突然その時が来てしまったらどうすればよいのでしょうか。堺市堺区では亡くなった犬・猫などの引き取りを行っています。

段ボール箱などに入れ、市役所まで持参すれば引き取ってもらえます(金属類、プラスチックなどは不可)。8:30~21:00、市役所立体駐車場1階警備員へ声をかけるとよいとのことです。

また、堺市の方対象のペット葬という手段もあり、大事な別れの時を静かに過ごすことができます。

人もペットも、この世に同じく生を受け、健やかに生き、安らかに亡くなっていきます。亡くなった魂を偲ぶ心は人もペットも同じです。市役所の引き取りやペット葬など、様々な別れ方を万が一の時の為に考えておくのもいいかもしれません。

大切な存在の万が一に備えて

大切な存在の感染症や迷子、死亡など突然見舞われる不幸がこの世には溢れています。そんな中でも、こんな時はどうするのかなど非常事態に備えてあらかじめ考えておくことが大切ではないでしょうか。

私たち葬儀社としても、事前のご相談をお伺いさせていたいただくことが大切であると感じます。突然のことで心が置いてけぼりになってしまうこともあるかもしれません。そんな時にあれやこれや決めなければならないことばかりでは、心身ともに疲れ果ててしまうでしょう。だからこそ事前の備えが重要となってきます。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは事前相談のご予約をお待ちしております。お見積りや式場見学も可能ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。

 

 

 

 

 

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【堺市版】各種手続きをする前の準備や手続きに必要な書類の準備についてわかりやすくご説明いたします

各種手続きをする前に

葬儀が終わって、初七日、四十九日法要の準備。香典返しに、挨拶回り、仏壇や墓の手配など、数多くのやるべきことが待っていますが、法的な手続きも大変です。あれやこれやとたくさんの手続きや書類に追われるでしょう。そのためには、各種手続きの締め切りもありますが、優先順位を決めて取り組みましょう。

法律的な手続き

遺産分割をはじめとする法律的な手続きも進めなくてはなりません。早めに遺言書の有無や相続人の数、財産の内容を確認しておいた方がいいでしょう。手続きをしないと、意図しないままに故人の借金が法定相続人に引き継がれてしまうこともあります。

遺産相続や名義変更の手続きにいは複雑な面があります。法律の知識が必要な時には、弁護士や公共の法律相談機関などに相談します。また煩雑な手続きは司法書士や税理士に手続きの相談または代行してもらうとよいでしょう。

各種の届け・手続き

葬儀後には届けをだして手続きをしなければならないことが多く、やらなければならない手続きとして

〇名義変更などの届出の手続き

〇お金の受け取り方の手続き

〇遺産相続に関する手続き

があります。

これらの作業はご遺族や故人の身近にあった方たちが引き受けなければなりません。多くの書類を必要とするものがほとんどで、また遺産相続や相続税など時間も手間もかかる手続きもあります。一度に何でもやろうとすると、それこそ混乱し心身を損なうことになりかねません。まずは、何をしなければならないかを明確にし、遺族で協力して取り組んでください。

優先順位をきめて

代理人で可能なものは専門家に依頼するといいでしょう。必ず手続きが必要なもの、また手続きをしないと不利益を被ることもあります。故人の為にも、そしてあなたの為にも、注意して実行してください。

手続きのポイント

①リストを作る

電話で済むこと、書類を取り寄せた後で郵送すれば済むこと、窓口に出向く必要のあることを整理します。期限の早い物から、また生活に必要なものから着手してください。

②まとめて手続きをする

窓口が同じ手続きは、まとめて行うようにします。

③書類の確認をする

窓口に出向く必要のある手続きは、必要なもの(書類・印鑑など)を事前に電話などで確認しておくと無駄がありません。相手先の所定の書類が必要な場合は郵送してもらい、自ら用意する必要のある書類は取り寄せておきましょう。

④まとめて取り寄せる

公的な書類はすべての手続きに必要な部数を計算し、まとめて取り寄せるようにしましょう。ただし、有効期限のある書類については期限切れにならないよう注意してください。

⑤印鑑の準備をする

印鑑が必要な手続きは、どの印鑑(実印や届出印、認印)が必要なのかを確認しておきましょう。出向くときには、必要になるとおもわれる印鑑を全て持参した方がいいでしょう。

お手続きに必要な書類

法的な手続きを行うときには、申請する人の住民票や印鑑証明書、故人の戸籍謄本などを添えて提出しなければならないケースがたくさんあります。どんな手続きに、どんなものがどのくらい必要か、あらかじめ調べておいて、手続きに必要な枚数を一度に発行してもらうようにしましょう。

住民票

現在、住んでいる人の内容で、全部(全員のもの)または一部の写しの二種類があります。

・健康保険、国民健康保険から葬式の費用として埋葬料あるいは葬祭費をもらうとき

・遺族年金をもらうとき ・自動車や不動産の所有権を相続し、名義変更をするとき

印鑑登録証明書

本人が登録している印であることを証明するものです。これを一般的には実印と呼んでいます。金融機関の手続きでは「三か月以内に発行されたもの」など有効期限が設けられています。

・故人の株券や債権を相談して名義変更するとき ・故人の不動産の所有権を相続して名義変更をするとき ・故人の現行預金や郵便貯金を相続して名義変更するとき

・故人の自動車の所有権を相続して名義が変更するとき

・遺産分割協議書を作成するとき(相続人が複数の場合は、記入する相続人の全員の印鑑証明が必要)

戸籍謄本

戸籍に登載されている全員のものを写したもので、除籍された人も含みます。

・遺族年金をもらうとき ・相続税を申告するとき

・郵便局の簡易保険を受け取るとき

・電話、自動車、不動産の所有権の名義を変更するとき

・故人の銀行預金や郵便貯金、株券や債権の名義変更するとき

・健康保険、国民健康保険か埋葬料あるいは葬祭費をもらうとき

戸籍抄本

戸籍に登載されている人で、請求者が必要な人だけを写したものです。

・生命保険の保険金を受け取るとき

除籍謄本

除かれた戸籍に登載されている人全員を写したものです。

・故人の不動産を相続するとき

・故人が持っていた電話債券や自動車の所有権を移転するとき

・故人の生命保険を受け取るとき

・故人の銀行預金や郵便貯金、株券や債券の名義変更をするとき

・故人が会社役員であった場合、役員の登記の変更をするとき

身分証明書

破産、成年後見人、被保佐人の宜告が、家庭裁判所によりされているかについて証明するものです。破産者とは裁判所の監督下で法律行為が制限されている人のことで、被後見人・被保佐人とは、精神機能の障害などにより、自分だけでは法律行為が出来ないことを裁判所により宜告された人のことです。法律行為は本人だけではできず、保佐人や後見人が代理人として行うことになっています。

除籍抄本

除かれた戸籍に登載されている人のうち、請求者が必要とする人だけを写したもの。

戸籍記載事項証明書

戸籍に記載されていることを証明するもの。

戸籍届書受理証明書

戸籍の届出が済んだことを証明するもの。

各種手続きに苦手意識がある方へ

様々な書類や手続きは心身ともに疲れてしまう事かと存じます。家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、死亡診断書のお手続きを代行することが可能です。少しでも故人様を偲ぶ気持ちを煩雑な手続きで失わないように、精一杯お手伝いさせていただきます。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールには会員制度シンキクラブがございます。こちらは積立金、月々の支払いは一切ございません。入会の際の5500円をお支払いいただくだけで会員様特別優待が受けられます。

ホームページからシンキクラブの仮会員にもお申し込み可能です。ぜひご検討くださいね。

葬儀のことなどでご相談がございましたら、いつでもお気軽にお声がけください。

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葬祭費について

【堺市の家族葬式場】についてご紹介いたします

家族葬式場は家族や親しい友人のみが参列する小規模な葬儀を専門に扱う施設です。近年のコロナ禍の影響などで堺市でも需要が高まっている家族葬ですが、身近で限られた参列者で行うプライベートな葬儀であり、故人を静かに見送ることができるため今多くの人に選ばれています。

堺市には、そんな家族葬を専門に取り扱う葬儀場が複数存在します。これらの式場は、故人や遺族の希望に沿った、個別のプランニングが可能であり、宗教儀式の有無や内容、時間帯などを自由に設定できます。

なぜ家族葬式場が選ばれるのか

プライベートな空間で故人を偲ぶことができるところが家族葬式場の魅力の一つでしょう。大規模な葬儀とは異なり、家族葬では参列者が限られているため、アットホームな時間を過ごすことができます。そんな家族葬を叶えるために、少人数の参列に適した会場やリビングルームのような雰囲気の式場が堺市には数多くあります。これにより、遺族はまるで自宅にいるような感覚で故人を見送ることができます。家族葬式場が選ばれるのは、穏やかでゆったりとした空間だからこそなのでしょう。

また、大規模な式場で大勢の人に参列者を迎える場合、準備や対応が必要となってくるため、遺族の精神的負担を軽くする意味でも家族葬式場での葬儀が選ばれるポイントとなっています。

ただし、大勢の参列者が来るのにもかかわらず家族葬式場で葬儀を執り行おうとした場合、式場には人が溢れ葬儀が滞ってしまう恐れがあります。そのため、家族葬式場のキャパシティで執り行うことができるのか、参列者は何人ほどなのかということはある程度明確にしておかなければなりません。

家族葬式場でのスタイルについて

家族葬式場で執り行える葬儀のスタイルは多岐にわたります。以下は主なスタイルです。

1.伝統的な葬儀

  • ・宗教儀式に基づいた葬儀。仏式、神式、キリスト教式などが含まれます。
  • ・祭壇やお経、牧師の説教などが行われ、宗教的な要素を重視します。

2.無宗教葬

  • ・宗教的な儀式を省き、故人の人生や思い出に焦点を当てた葬儀。
  • ・スライドショーや音楽、故人の好きだった詩や言葉を使ったセレモニーが行われます。

3.お別れ会

  • ・よりカジュアルでアットホームな形式。
  • ・親しい人たちが集まり、故人を偲ぶ会。立食形式やお茶会のような形で行われることもあります。

4.火葬のみの葬儀

  • ・通夜や告別式を省略し、火葬のみを行う形式。
  • ・家族やごく親しい友人が火葬場で最後のお別れをするシンプルな形です。

家族葬式場は、小規模かつプライベートな環境を提供するため、これらのスタイルを柔軟に取り入れることが可能です。遺族の希望や故人の意向に合わせて、個別のニーズに対応した葬儀が執り行うことができます。

家族葬の費用

家族葬は費用面でも大規模な葬儀に比べて抑えられるのが特徴です。参列者が少ないため、式場費用、通夜振舞いや精進落としといった飲食費用、供養品などの返礼品の費用が大幅に削減されます。

高額になりがちな葬儀費用のなかでも、式場費用は大きなポイントでもあります。以下は式場使用料金の平均金額をまとめたものです。

一般葬の式場使用料金

  • ・小規模式場:20万円~50万円
  • ・中規模式場:50万円~100万円
  • ・大規模式場:100万円以上

家族葬式場の式場使用料金

  • ・小規模式場:5万円~10万円
  • ・中規模式場:7万円~30万円
  • ・大規模式場:30万円以上

都市部と地方での地域差などもありますが、堺市にある堺市立斎場では小規模式場の式場使用料金は5万円、中規模式場で7万円となっています。その他民営の家族葬式場は7万円~程度となっています。

こうして見比べてみると、一般葬式場と家族葬式場では費用の差が大きいことがわかります。費用を抑えるといったメリットが家族葬式場にあるといえるでしょう。

また堺市の家族葬式場では、基本的なサービスを含んだ様々なプランを用意しており、予算に応じてプランを選択できるため、費用のコントロールがしやすいです。また、基本プランに加えて、必要に応じて追加オプションを選択できるため、予算に応じた柔軟な対応が可能です。家族葬は経済的な負担を軽減しながらも、故人を心を込めて見送ることができる選択肢として、多くの人々に支持されています。

堺市の家族葬式場の紹介

例えば、堺市中区にある「家族葬INORITEイノリテ堺深井ホール(旧)家族葬専用ホールメモリアル堺」も、家族葬に特化した式場です。2階建ての式場で、1階には30名様規模の家族葬にほどよい式場があります。シャンデリアやクリスタルライトが式場を綺麗に演出し、アットホームな家族葬式場に豪華な雰囲気を兼ね備えた空間になっています。

2階にも30名様規模の家族葬にちょうどよい式場があります。清潔感のある白と落ち着きのある茶色を基調とし、すっきりとしたデザインです。まるで、自宅のようにくつろぐことができる、ご家族だけの特別な時間が流れる温かな空間になっています。

落ち着きのある和室の親族控室、洋室で椅子が嬉しいダイニング、霊安室、宿泊施設などを取りそろえた使い勝手の非常に良い家族葬式場です。


また、堺市堺区にある「家族葬INORITEイノリテ堺斎場前ホール」は家族葬に特化した施設で、家族だけの特別な空間の中、葬儀を執り行うことができます。「JR堺市駅」徒歩5分でアクセスも良く、「堺市立斎場」にも徒歩5分という好立地にあります。落ち着いた雰囲気で、昨年2023年に出来たばかりの式場です。1階に客席18席の家族葬式場、2階に家族がくつろげる親族控室があり、宿泊も可能で、一棟貸切の完全プライベートな式場となっています。霊安室には24時間いつでも入って頂くことが可能で、お別れの時間を家族だけでゆっくり過ごして頂けます。またコロナ対策に特化しており、なかでも堺市葬儀場初、感染予防対策空気換気システムを導入しているのが魅力の一つです。

家族葬式場をお探しの方へ

堺市中区にございます家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、事前相談や家族葬式場の見学も受け付けており、遺族の方が安心して葬儀をお考えいただけるようサポートしています。特に突然の不幸に直面した場合でも、経験豊富なスタッフが迅速かつ丁寧に対応させていただくため、安心してお任せくださいませ。

また、家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールではお見積り請求や仮会員の登録がHPから可能です。家族葬についてお悩みの方はぜひご利用ください。

家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールは、故人と遺族が心穏やかに最後の時間を過ごせるよう、温かい雰囲気と充実したサービスを提供しています。これからも多くの人々にとって、重要な選択肢となれますよう経験を積み重ねていきたく思います。

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おくやみ(死亡手続き)について

【堺市版】葬儀に関する基本用語のご案内!

葬儀に関する用語は日常生活ではほとんど使わないため、いざ自分が送り出す立場になると戸惑うことが多いでしょう。これらの用語は馴染みが薄く、特に「漢字が読めない」「使用する場面が分からない」といった問題も起こりがちです。大切な家族をしっかりと送り出すためにも、葬儀用語を事前に確認しておくことが重要です。今回は、お通夜、告別式(葬儀)、火葬、法要などの場面で使われる用語について解説します。

 

葬儀の際に知っておきたい言葉


ここでは、よく使われるお葬式の用語について紹介します。葬儀を行う際に、以下の言葉は必ず耳にするでしょう。一般的に使われている言葉だからこそ、葬儀の際にはその意味をきちんと理解しておくことが重要です。

〇直葬(ちょくそう)

式場にお寺様をお呼びし通夜・告別式などの儀式的なことを行わず、ご逝去後、24時間以上経過したのち火葬を行う葬儀の形です。直葬(ちょくそう)や火葬式(かそうしき)と呼び、コロナ禍を経て直葬の割合は増加傾向にありました。

〇家族葬(かぞくそう)

ご家族や身近な友人、知人とのお別れを最優先に考え、儀礼的な弔問等をなくした小規模な葬儀・葬式です。コロナ禍を経て増加した近年ポピュラーな葬儀様式です。堺市立斎場でも執り行うことができ、民間には家族葬専用ホールなど家族葬に特化した葬儀場もあります。

〇一日葬(いちにちそう)

一般的にお通夜~告別式と2日間にわたって行われる葬儀・葬式を、1日で執り行う葬儀のことです。 通夜は行わず、ご火葬当日に親しい方々にお集まり頂き、告別式のみを行う葬儀・葬式となります。大がかりな準備は不要なので、ご家族は大切な方を弔う事に専念できます。 また、喪主様のご負担が軽減するだけではなく、葬儀費用の負担も軽減できることからも現在選択なさる方が増えてきております。

〇一般葬(いっぱんそう)

親族の方を始め、ご近所の方や、故人様の仕事関係の方々など、故人と生前に関係のある方々をお呼びし、通夜・告別式を行う一般的な葬儀・葬式です。たくさんの方と故人のお別れをできることや葬儀後の弔問対応が少ないこと、葬儀のことでトラブルになることが少ないなどのメリットがあります。

〇初七日(しょなのか)

故人様が亡くなった日を含めて、数えて7日目の日を初七日といいます。通常は数えて7日目のその日に営む初七日法要。「しょしちにち」「しょなぬか」と言う時もあります。最近では、収骨後に再度式場へお集まりいただき繰り上げ初七日法要を行うのが一般的です。

〇式中初七日(しきちゅうしょなのか)

繰り上げ初七日法要で行う読経を葬儀・告別式の式中に行ってしまうことを式中初七日法要と言います。収骨後にそのままご散会いただける為、式中初七日法要は近年増加傾向にあります。

〇弔電(ちょうでん)

弔問や葬儀に参列できない場合に打つ、お悔やみの電報。電報は局番なしの115でかけ、宛名は普通喪主にします。電文の例文は、「謹んで哀悼の意を表します」「ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」「ご尊父様のご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます」「ご逝去の報に接しお悔やみ申し上げますとともに心からご冥福を御祈り申し上げます」など。弔電が多いときは、弔電奉読は主なものだけにします。

〇焼香順位(しょうこうじゅんい)

焼香順位は血縁の濃い順に行うといわれています。例えば一家の主がなくなった場合には、1喪主(未亡人または長男) 2姓の同じ子供 3姓の替わった子供 4故人の父母 5故人の配偶者の父母 6故人の孫 7故人の兄弟姉妹8故人の配偶者の兄弟姉妹 9故人のおじおば 10故人の配偶者のおじおば 11故人の甥姪の順になります。なお夫婦は同時に行いますが、喪主が長男の場合、1長男 2未亡人 3長男の妻…と続きます。また一緒に住んでいた孫は、故人の子供と同時に焼香するのが普通です。

〇精進落とし(しょうじんおとし)

火葬の終わった当日、葬儀・葬式にあたってお世話になった僧侶、世話役、知人などの慰労と感謝を込めておもてなしをすること。昔は通夜から葬儀が終わるまでは生物をたち、このときに初めて肉や魚を食べ、精進の区切りをつけました。また、通夜の日に酒や食事でもてなすことを通夜振る舞いといいます。

〇香典返し(こうでんがえし)

香典を受けた返礼として品物を贈ることをいいます。また、その品物。時期は普通、忌明けの法要後に行いますが、所によってはもっと早くすませます。香典返しの金額は「半返し」といって、二分の一から三分の一ほど返すのが慣習のようです。表書きは「忌明志(きめいし)」「志」とします。

〇位牌(いはい)

死者の戒名・法名・俗名・死亡月日・年齢を記した仏具。禅僧によって中国からもたらされ、江戸時代に一般化した。 普通位牌は、家の仏壇に置く本位牌、葬儀・葬式などで使用する白木の位牌、寺に置く寺位牌などがあります。白木の位牌は野位牌ともいい、葬儀から四十九日(しじゅうくにち)の忌明けまで祀るものです。四十九日の忌明け後には、黒塗りの本位牌に変え、仏壇にお祀りします。宗派によっては位牌を用いないことがあります。

〇白木位牌(しらきいはい)

本位牌とは違い、葬儀・葬式などで使用する木地のままの位牌です。 戒名(法名)、俗名、没年月目などを記入し、遺影とともに祭壇に安置します。葬列には、喪主が胸元に掲げて持参します。
葬儀後は忌明けまで中陰檀(ちゅういんだん)におまつりし、忌明け後、お寺などに納め、代りに黒塗りの位牌(本位牌)を仏壇の中に安置します。

〇年忌法要(ねんきほうよう)

死後、毎年巡りくる祥月命日(しょうつきめいにち)。また、その日に行う法要のこと。その数をかぞえるのにも用います。回忌。年回。「―を営む」「亡父の七―」。死亡した翌年の祥月命日に一周忌を行い、一周忌の翌年に三回忌を行います。その後、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌、百回忌とあります。

 

 

もう少し詳しく葬儀用語を徹底解説


ここでは、実際に喪主として葬儀を取り仕切る立場になった時に、よく聞く言葉をご紹介いたします。これらの言葉の意味をしっかり理解しておくことで、葬儀を円滑に進めることができます。葬儀の場で使用される言葉や表現について詳しく知ることで、喪主としての役割を十分に果たすことが出来るでしょう。

〇後飾り(あとかざり)

火葬場から自宅に帰った遺骨を忌明けまでお祀りしておく祭壇です。一般的には三具足(さんぐそく)の仏具を置き、ほか供物、生花などで飾ります。

〇北枕(きたまくら)

枕を北に置いて寝ることです。釈迦が涅槃(ねはん)のとき頭を北に、顔を西に向けて臥(ふ)したといわれることから、死者を寝かせるときの作法とされます。ふつう不吉として忌む。北枕が困難な場合には、西枕にします。

〇枕飾り(まくらかざり)

遺体を安置したあとに、遺体の枕元に設置する小さな祭壇です。台を置き、その上に線香、燭台、花立てのほか、コップに入れた水、枕団子、一膳飯を飾ります。

〇死装束(しにしょうぞく)

死者に着せる白い衣裳。僧の姿になぞらえて、白木綿に経文を記した着物で、強化旅らとも、仏衣とも言います。まず経帷子を着せ、六文銭の入った、頭陀袋(ずたぶくろ)を首にかけ、合掌した両手に数珠を持たせます。そして足袋、わらじ、すげ笠、杖のいでたちをします。六文銭は三途の川の渡し賃の意味があります。

〇分骨(ぶんこつ)

遺骨を2か所以上に分けて葬ることをいいます。また、その骨。遠隔地に郷里があったり、本山に納骨するために、分骨する場合はあらかじめ火葬のときに骨壷を用意しておきます。

〇お布施(おふせ)

僧に読経などの謝礼として渡す、金銭や品物。「―を包む」と表現します。 お布施の額は地域や宗派によって違うため、わからない場合は僧侶、あるいは世話役に相談しましょう。また僧侶への払いは、葬儀・葬式が終わったときが本来の形ですが、法事が始まる前という場合もあります。

〇湯灌(ゆかん)

仏葬で、故人様を棺に納める前に湯水でぬぐい清めること。湯洗い。弊社では洗髪や実際に湯船に浸かっていただく湯灌のほか、故人様を拭き清め、着替えを行い、髪の毛の整え自然なメイクを施すラストメイクのプランがございます。

〇供花(きょうか)

仏または死者に花を供えること。また、その花。くうげ。形として花束、花環、籠に盛り付けたものなどがあります。葬儀の際、棺の周りなどに飾られます。

〇霊安室(れいあんしつ)

遺体を一時安置しておく部屋のことをいいます。病院や民間の施設、警察署などにあります。家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールをご利用いただく際は、当施設にございます霊安室をご利用いただけます。

 

 

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仏壇の役割と購入時期:いつ、なぜ、どのように?【浄土真宗】

仏壇は必要なのか?


現代の社会では、家族構成や生活様式の変化、住宅事情などにより、仏壇を置かない家庭が増えています。そのため、「仏壇を用意しなければならないのでしょうか?」や「仏壇を置きたくないのですが、本当に必要ですか?」という質問をよく耳にします。仏壇に対する経験や理解が浅い人も多く、仏壇の意義や役割を理解していないことも少なくありません。

そこで今回は、「仏壇は本当に必要なのか?」という問いに対して、仏壇の本質について考えてみたいと思います。

 

仏壇とは何か?


仏壇とは、簡単に言えば「浄土という世界のミニチュアモデル」です。ミニチュアモデルとは、現実の風景や空想の世界観を小さなスケールで立体的に表現したものを指します。アニメや特撮の世界で知られるミニチュアは、見えないものを視覚的に表現する役割を持っています。

仏壇も同様に、見えない浄土の世界を視覚化したものです。浄土の世界はお経の中でさまざまに表現されていますが、人間の五感では直接知覚できません。色も形も香りも触感も音もないその世界を、仏壇は人間の五感で感じ取れる形に表現しています。

お寺の本堂はその大規模なミニチュアであり、家庭の仏壇はその縮小版と言えるのです。

 

仏壇を置く意味


仏壇を迎えることの意味は、浄土の世界観に向き合うことです。浄土の世界とは、すべての命が尊重され、奪い合うことなく、お互いを輝かせるような世界です。仏壇を置くことで、阿弥陀仏を本尊として迎え、その世界観を日常生活に取り入れることができます。

仏壇は、命とは何か、どのような生き方をするべきかという重要な問いに向き合う場所です。現代社会では、自己中心的な価値観で生きることが一般的ですが、仏壇を通じて浄土の世界観に触れることで、すべての命を尊重し、互いに輝かせる生き方を学ぶことができます。

仏壇を置くことは、自分が何を本当に尊いと感じ、どのような世界観を大切に生きるかを問い直す機会を提供します。阿弥陀仏を本尊とし、「南無阿弥陀仏」と唱えて手を合わせることは、浄土の世界観を大事にすることを意味します。

 

仏壇の必要性


仏壇の役割について、多くの人は「家族の位牌や写真を置く場所」と考えがちですが、実際にはそれ以上の意味を持っています。仏壇は、家庭内の小さなお寺であり、ご本尊を迎える場所です。家族や先祖を偲ぶことも重要ですが、主役はご本尊の仏様です。仏壇を置くことは、亡くなった家族をないがしろにすることではなく、命をより大きな視点でとらえることを促します。

私たちの存在は、無数の先祖の命の連続によって成り立っています。10代さかのぼれば1024人もの先祖がいることになります。その中の誰か一人でも欠けていたら、今の自分は存在しなかったのです。

このつながりを再確認し、理想の世界観に基づいて自分の命をどう生かすかを考える場所が仏壇です。仏壇は、近しい家族を偲びつつ、浄土の世界観に触れる機会を提供します。

 

仏壇の購入時期


仏壇はいつ購入すべきかという質問もよく受けます。仏壇は、思い立ったときに購入するのが良いとされています。仏壇は仏様に手を合わせ、仏教の教えに出会う場所です。仏教は生き方を教えるものであり、生きているうちにその教えに触れることが重要です。家族が亡くなってから仏壇を用意するのでは遅すぎます。

しかし、現実には多くの人が家族の死後に仏壇を用意することが一般的です。その場合、四十九日の法事までに仏壇を準備するのが望ましいです。四十九日は、葬儀の際に使用する「白木の位牌」から「過去帳」や「繰り出しの位牌」に切り替えるタイミングでもあります。この法事に合わせて仏壇や必要な道具を揃えることで、スムーズに法事を行うことができます。

また、家を建てる際にも仏壇のスペースを考慮することが推奨されます。昔は仏壇を安置するスペースを計算に入れて家を設計していましたが、現代ではそのような配慮が減っているようです。特に都会の住宅事情を考えると難しいかもしれませんが、仏壇をどこに置くかを計画することは重要です。最初から仏壇を用意することができれば理想的です。

 

まとめ


仏壇は、浄土の世界を家庭に持ち込むための場所であり、阿弥陀仏を本尊として迎える場所です。浄土の世界観に向き合うことで、自己中心的な価値観から解放され、すべての命が尊重される世界を日常に取り入れることができます。仏壇は、家族や先祖を偲ぶだけでなく、命のつながりとその尊さを再確認し、理想の世界観に基づいて生きることを教えてくれます。

仏壇を購入する時期は、思い立ったときが最適です。生きているうちに仏教の教えに触れることが重要です。葬儀後に仏壇を用意する場合は、四十九日の法事までに準備するのが望ましいです。

また、家を建てる際には仏壇のスペースを計画することが推奨されます。仏壇を通じて、浄土の世界観を理解し、自分の命をどう生かすかを考えることができます。

 

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本位牌

四十九日法要までに準備しておくものとして「本位牌」があります。位牌は故人の霊を祀るためのもので、葬儀の時は白木の位牌が使われますが、四十九日以降は白木位牌から本位牌に替え、仏壇に安置します。本位牌は仏壇の大きさや材質に合わせてご用意ください。出来上がりまで2週間以上かかる場合がありますので、早めに手配しましょう。四十九日を迎えて本位牌に取り替えたら、それまで使っていた白木の位牌はお寺に納めます。

浄土真宗系の多くの宗派では位牌は必要ないとされています。浄土真宗ではなくなればすぐに仏になると考えられているため、魂が宿った位牌を仏壇に置いて供養していく必要がないのです。位牌ではなく、故人の名前を記し残していくという名目で「法名軸」や「過去帳」に法名を書いて供養を行います。同様の理由から、「位牌の魂入れ」も行いません。しかし通夜や葬儀で使った白木の位牌を忌明け後、お寺に相談してお焚き上げしてもらうことは、他の宗派と同じです。授かった法名は、法名軸や過去帳に書き写して仏壇に安置します。真宗高田派や一部地域によっては位牌を用いているところもあり、浄土真宗系の宗派や慣習によって形式が異なる場合もあります。

仏壇を購入する場合

仏壇は本来、ご本尊を祀るための祭壇で、四十九日までに購入しておくのが一般的です。新しく仏壇を購入した場合は、本尊に魂を入れる「開眼供養」を行います。四十九日法要の際に一緒に行う事が多いですが、自宅と会場が遠い場合など、仏壇の開眼供養を早めに済ませることもあります。仏壇は様々な大きさやデザインのものが存在します。安置場所については宗派や地方によって違う場合があり、菩提寺に確認してみましょう。

仏壇と神棚を同じ部屋に置く場合は慣習があります。

向かい合わせにしない

どちらかを拝むと、他方にお尻を向けてしまします。

並べて置く場合は高さをそろえる

優劣をつけないようにしますが、これらは宗教上の教えではなく、あくまでも日本の慣習です。

仏壇を買い替える場合

既存の仏壇が古く取り替える場合は次のような段取りで行います。

1. 遷座法要

御霊抜きの儀式を行った後に、仏壇から本尊と位牌を取り出します。

2. お焚き上げ

仏壇店などに古い仏壇のお焚き上げ供養を行ってもらいます。

3. 開眼供養

御霊入れの儀式を行った後に、新しい仏壇に本尊と位牌を戻します。

神道の場合、仏壇にあたるのが「御霊舎(祖霊舎)」です。新しい御霊舎を購入する場合は、「五十日祭」までに準備しましょう。なお、御霊舎は神棚よりも低い位置に置きます。キリスト教では仏壇や位牌にあたるものはありません。故人をしのぶ写真などが飾られることが多いです。

神棚封じ

ご自宅に神棚がある場合は、神棚封じを行いましょう。神棚封じは、神様に穢れを近づけないために行うものです。神道では仏教とは異なり、死を穢れとして考えるため、私たちの状態が日常の状態に戻るまでの一定の期間、神様と距離をおくために神棚封じを行います。ただ、地域によっては家族での神棚封じをタブーとする地域もあり、事前に家族や親族の方にその地域の風習を確認されておくと良いでしょう。

神棚封じの手順

①神棚の神様に挨拶をします。

⓶誰が亡くなったか報告します。

③神棚にお供えしている洗米や酒、榊などをすべて下げます。

④神棚の扉を閉めます。

⑤扉の正面を隠すように白い半紙を貼り付けます。もし半紙が無い場合は、白紙でも大丈夫です。

神棚の前にしめ縄をつけている場合は、注連縄にテープを使い白い半紙を貼り付けます。

神棚封じの封印を解くのは忌明けとされている50日目になります。神棚は家の中の神社となるので、仏教を信仰している場合でも神棚に関しては神道の考えをとりましょう。なお父母の場合が50日間、祖父母の場合は30日間と神棚封じの期間が異なるなどの地域もあり、慣習に従うことをおすすめします。また、忌明けで封印を解くときには、身を塩で清めてから礼拝しましょう。

仏壇と必要な仏具

仏壇に安置するご本尊は、宗派によって異なるので事前に確認し、菩提寺に相談してからにしましょう。仏壇だけでなく、仏具もそろえる必要があります。仏壇の祀り方は宗派によって違いますので、菩提寺にととのえ方を教わってください。

仏具には、位牌などの礼拝仏具のほかに一般仏具があります。最低限必要なものとして三具足や五具足がありますが、鈴など仏具一式はこの際用意しておきましょう。

最低限必要な三具足

花瓶+香炉+ろうそく立て

法要などに必要な五具足

花瓶一対+香炉+ろうそく立て一対

その他主な仏具の一部

    • 高坏 (お菓子や果実をお供えするのに使います)

    • 鈴 (鈴棒・鈴布団・鈴台も必要です)

    • 線香立て (線香をまとめて入れておきます)

    • 茶湯器 水やお茶を供えるものです)

    • 仏飯器 (ご飯を盛ってお供えするものです)

    • 過去帳と見台 (見台があると見た目が整います)

    • 経机 (読経するときに経本を載せる机です)

    • 打敷 (須弥壇や前机などに敷き掛けます)

    • 金香炉 (焼香用に使われるものです)

    • 霊供膳、料理膳 (法要や命日のときに供えます)

仏壇の種類

仏壇は大きく分けて3種類あります。

金仏壇

杉や檜などの白木を素材とし、漆が塗られ彫刻や蒔絵などが随所に施され、内部に金箔や金粉を使っている仏壇です。

唐木仏壇

黒檀(こくたん)や紫檀(したん)、鉄刀木(たがやさん)などを素材としており、木目が美しく、重厚で落ち着いた感じの仏壇で、耐久性があるのも特徴です。

モダン仏壇

サイズ(大きさ)や形、デザインが種類豊富で、現代の部屋に合わせやすいようにデザインされた仏壇です。

日常の供養の仕方

故人の供養は朝と夜の二回、毎日行うのが基本です。線香の本数や鈴を打つ回数などは宗派によって異なりますが、線香やろうそくの火を息を吹きかけて消してはいけません。軽く振るかどちらかの手で仰いで消します。また、お仏壇に抜かう前に口をすすぎ、手を洗い、身を清潔にしましょう。仏壇や仏具はほこりが溜まらぬよう、日ごろから簡単な掃除をしておきましょう。故人の命日や、お彼岸、お盆前などに念入りに掃除をします。

神道の場合、神棚ではなく御霊舎(祖霊舎)に先祖を祀ります。朝に手や口を水で清めてから、米と水、塩を供え、二礼二拍手一礼をします。拍手は忌明け(五十日祭)までは音を立てない「しのび手」が基本です。

キリスト教の場合は、祈りは教会で行うのが基本になります。日々の供養の代わりとなるのが食事や寝る前におこなう「神へのお祈り」です。仏壇の代わりとなるものはありませんが、故人の遺影と十字架を飾ることが多いです。(仏壇に似た家庭用の祭壇を使われる方もいます)

時間がない時や負担になる時は省略しても構いませんが、その代わり「おはよう」や「おやすみなさい」と話かけるつもりで、手を合わせましょう。大切なのは作法などではなく、故人を偲ぶ気持ちなのです。

お供え物

宗派によって違いはありますが、仏教は一般的に「香」「花」「灯明」「水」「飲食」の五つがお供え物の基本といわれています。これらは総じて「五供」と呼ばれ、お盆などにはこの五供で先祖供養を行います。備えたご飯やお茶はできるだけ夕方までに下げます(昼までに下げても構いません)。お花は枯らさないようにしましょう。頂き物や初物はまず仏壇にお供えをし、そのおさがりを頂くという気を持ちましょう。ただし仏教では殺生を嫌うため、肉や魚などは供えません。

一般的な仏壇の拝み方

【朝】

    • 仏壇の扉を開けます

    • 新しいごはんとお茶(または水)を供えます (浄土真宗ではお茶や水は供えません)

    • 花を供えます(古くなっていたら取り替えます)

    • 仏壇の前に正座し、数珠があれば手にかけ一礼します

    • ろうそくに火をつけます

    • ろうそくから線香に火を灯します

    • 線香の火を手で扇いで消し、香炉に立て(寝かせ)ます (抹香で焼香の場合もあります)

    • 鈴を鳴らして合唱します(お経を唱えます)

    • ろうそくの火を消し、一礼します

【夕方・夜】

    • 食事の前に同じ流れで供養します

    • 朝供えたご飯とお茶(または水)を下げます

    • 夜、寝る前に火の始末を確認し仏壇の扉を閉めます

線香 焼香
浄土真宗 線香1本
(1本か2本を二つ折りにして立てる。1本を2本に折って寝かせる場合あり)
焼香3回 りんは読経時のみ鳴らすものとしており、読経をしないお参りの際には鳴らしません。
浄土宗では八下といい8回打ちます。
浄土真宗
本願寺派
線香1本
(2本に折って火が左になるように横に寝かせる)
焼香1回 勤行の時にだけ鈴を鳴らします。合掌礼拝時には鳴らしません。初めに2回、中ほどに1回、最後に3回鳴らします。
浄土真宗
大谷派
線香1本
(2本に折って火が左になるように横に寝かせる)
焼香2回 勤行の時にだけ鈴を鳴らします。合掌礼拝時には鳴らしません。初めに2回、中ほどに2回、最後に3回鳴らします。
曹洞宗 線香1本 焼香2回
(2回目はそのまま軽く香炉にのせる)
3回鳴らすとしているお寺と、内側を2回鳴らすとしているお寺があります。
日蓮宗 線香1本(3本の場合あり) 焼香1回
または3回
朝は1回、夕方は2回。
臨済宗 線香1本 焼香1回 鳴らす回数は3回とされています。
真言宗 線香3本 焼香3回 鳴らす回数は2回とされています。1回目は優しく、2回目は少し強めに叩きます。
天台宗 線香3本(決まりが無い場合あり) 焼香1回
または3回
初めに2回、お経が終わるたびに各1回、すべてのお経が終わるときに3回鳴らします。
※同じ宗派でもお寺によって異なることもあります。鐘の鳴らし方や回数、鳴らすタイミングについて不明であれば、菩提寺にご相談されるのが良いでしょう。

ポイント

    • 仏壇はこまめに掃除しましょう

    • お花は枯らさないようにしましょう

    • 扉の閉めっぱなしは避けましょう

    • 朝晩に、家族でお仏壇にお参りしましょう

日ごろより位牌・お仏壇のお手入れをされている方へ

本日は位牌・仏壇についてのお話でした。仏壇や位牌の扱いがわからない、日常の供養ってどんなことをするのだろうなど疑問に思われることもあるかと思います。家族葬専用ホールメモリアル堺には、仏壇・お位牌について専門的な知識を持つスタッフが在籍しております。お手入れの際に気になるところやお困りごと等ございましたらお気軽にご相談ください。

またメモリアル堺では、会員制度を行っています。積立金等一切なし入会金のみで会員様価格でのご優待がございます。ホームページより仮会員登録が行えるほか、見積もり、事前相談のご予約も受け付けておりますので、いつでもご依頼くださいませ。

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【葬儀の豆知識】お墓参りの基本と準備方法についてご紹介

お墓は大切な故人様やご先祖様の供養を行うための場所です。 お墓参りに行くことは、故人様を偲んで冥福を祈り、感謝の気持ちを伝えるという意味があります。近況を報告したり、相談にいったりと故人様との心の繋がりを感じるための心の拠り所の一つでもあります。

お墓参りは一般的に春と秋のお彼岸、お盆、故人の命日、年忌法要の日などに行います。都合がつかない場合には、早めにお参りしますが、それ以外でもいつ行っても構いません。会いたい時に会いに行くのがお墓参りです。

お墓参りの順序(仏式)

①準備

花やろうそく、線香、数珠、供えるお菓子や果物など、礼拝に必要な道具と、タワシや雑巾など掃除に必要な道具を準備します。事前に墓地の管理者に桶やひしゃくなどが借りられるか確認をしておいた方が良いでしょう。

②お掃除

菩提寺がある場合は、そちらにお参りしてから墓に行きます。
まず墓前で一礼し合掌、それから掃除に取り掛かります。落ち葉やゴミを拾い、墓石に水をかけタワシや雑巾を使ってきれいにします。花立てや水鉢なども洗い清めます。最後に乾いた布で墓石を磨きます。

③お供え

水鉢に新しい水を満たし、お花と線香を供えます。お菓子や果物などがある場合は、下に半紙や紙皿などを敷いて供えると良いでしょう。

④礼拝

ろうそくと線香に火を灯し、墓石にひしゃくで水をかけ、正面にしゃがみ、手を合わせて拝みます。立ったままでは、ご先祖さまを見下ろすことになってしまい、失礼になります。

⑤後始末

帰る前に、ろうそくや線香の火の始末をします。食べ物のお供え物は、猫やカラスが寄ってくる原因になったり、腐敗して悪臭を放つことになるので、持ち帰ってください(墓地の規則に従ってください)。供花はそのままで良いところが殆どです。管理者に借りたものがあれば返却し、最後にゴミなど忘れ物がないか確認します。

※地域によって「墓に水はかけない」「お供え物はその場で食べる」などのところもあります。

※神道の場合、一般的な墓参りの時期は、命日に行う「式年祭」、お盆、お彼岸に行います。
お墓の掃除をするのは仏式と同じですが、お供え物は水、洗米、塩、お神酒が基本です。食べ物関係をお供えする場合には、肉や魚を供えても神道は大丈夫です。花立てには榊を供えます。線香は使いません。拝礼は二拝二拍手一拝で、拍手は音を立てない「しのび手」で行い、霊祭のお墓参りでは、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行います。

※キリスト教の場合、お墓参りに決められた日はなく、命日や復活祭(イースター)にする事が多いようです。カトリックの場合は11月2日の万霊節に、教会であるミサの前にお墓参りをする慣わしがあります。お墓参りは、掃除し花を供え拝礼します。お参りの仕方やお供え物について、特別な決まりはありません。

※お墓参りの時間が取れない場合、掃除が長年行われない状況は避けるべきです。民間の代行業者や便利屋などに依頼するのも方法です。

 

お墓参りの基本と準備


墓参り準備チェック (仏式)
掃除用具
囗手桶
口ひしゃく
口庭ぼうき
ロスポンジ・たわし
口植木ばさみ
口雑巾やタオル
ロゴミ袋
※ゴミ箱がない墓地が多く、基本は持ち帰ります。

礼拝に使う物
口ろうそく
口線香
口着火道具
口数珠
※ろうそくの風よけカバーもあると良いです。

お供え物
口供花
口お菓子や果物、飲み物など
ロ半紙や紙皿
ロ地域の慣習による物
※供花は同じもの2束を1対にして用意します。
※墓参りが終わったら持ち帰り、すぐに食べないときは仏壇にお供えします。
※夏には虫よけスプレーなどもあると良いでしょう。

 

 

アフターサポートについて

家族葬専用ホールメモリアル堺は葬儀だけをする葬儀社ではなく、葬儀前・葬儀後のお悩みも葬祭プランナーが一緒に考えさせていただきます。葬儀後の遺品整理やお墓のこと、仏事ごとでお悩みがありましたらいつでもご相談いただける環境を整えておりますので、是非ご相談くださいませ。

メモリアル堺はホームページより、葬儀の資料請求やお見積り、仮会員登録なども受け付けております。24時間365日受付中ですので、お気軽にお申しつけください。また、式場見学や葬祭プランナーへのご相談は完全予約制となっております。ご来館いただく際は、お電話にてご予約をお願いいたします。

※ご予約なしの場合、葬儀状況によってご見学が難しい場合もございます。