家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールです。お葬式で使用する仏具であったり、飾るもの・行うことには、全て意味があります。それは、故人様に対する気持ちを表現するものばかりです。生涯に一度の大切なセレモニー。心の籠ったお見送りをお手伝いしたいという思いで、何度かに分けてその意味合いをご紹介していきたいと思います。今回は、その中から、友引・供養品・遺影について紹介していきます。
友引にはお葬式ができない!?
友引にお葬式を上げるのは縁起が悪い!という話を聞いたことがありますか?
どうしてそのような事が言われるようになったのでしょうか。
結論から申し上げますと、友引でも葬儀をする事は可能です。
そもそも友引とは、『六曜』のひとつです。六曜とは古代中国において、その日の勝負運を占う為のものでした。
(他には大安や先負などがあります)
ですので、本来であれば共に引き分ける日『共引』だったのですが、
日本に伝わった際にいつの間にか『友』の漢字に変わってしまい、現在に至るようです。
ですので、何か不吉な謂れがある訳ではなく、
『友達を引っ張るって、何だか縁起が悪いなぁ』
と考えた方がおり、それが現代まで続いている、という事なのです。
その昔は、火葬場がお休みでしたが最近ではほぼそのような事はないようです。
そのイメージが強く残っていらっしゃる方が、友引にはお葬式ができない、と思い込んでしまわれているのではないでしょうか。
それでも気になる方には、友人形というこけしに似た人形がございます。
それを棺に入れる事で、身代わりになってもらったりしています。
供養品
皆様もお葬儀に参列され、お茶やタオルを持って帰られた経験があるのではないでしょうか。
そんな供養品について解説していきます。
香典返しと混同されている方も少なくありませんが全く別のものです。
ご香典の有無に関わらず『わざわざ来てくれてありがとう』の気持ちで渡すものになります。
お茶・タオルが多い理由
その昔は、親族も友人も近所の方も関係なく、お通夜の晩には通夜振る舞いとしてお寿司やお酒などが振舞われてましたが、葬儀規模の縮小化や、近所づきあいの変化など、時代に合わせてその風習もなくなっていきました。その名残で、通夜の供養品には口に含むものが多いといわれています。
また、食品は食べてしまうと無くなってしまうため、悲しみが残らないように食品を渡す、という考え方もあります。
それとは逆に、葬儀の日には故人の事を忘れないよう、手元に残るものとしてタオルなどを渡すことが多いです。また、タオルには悲しみを拭うという意味も込められています。
昨今ではお茶・タオル以外にも、ドリップコーヒーや、風呂敷・クッキー、お砂糖など、多種多様な供養品がありますが、葬儀社によって取り扱いが異なりますので、ご留意ください。
遺影額の大きさ
いざ葬儀となり、遺影を作成する時には、額の大きさを確認させて頂きます。
「四つ切の写真がセットで付いています」
などと案内をされるかと思いますが、いきなり四つ切、と言われてもサイズがピンと来ない方も少なくないのではないでしょうか。
皆様に馴染みのある言い方をすると、四つ切はB4よりも少し小さなサイズです。お家にお仏壇がある家庭では、先祖代々の遺影が壁に掛けてあるところも多いです。昔の葬儀場では、その写真を祭壇の中央に置いていました。参列者の皆様から見えるよう、大きな写真を作成する必要があったのです。最近では、テレビモニター等に写真を写すので、大きなサイズを作らなくてもよくなりました。
四つ切という変わった言い方も、新聞紙を大きく広げて四分割した時の大きさとほぼ同じという事で、そう言われ始めたといわれています。
葬儀社によっては、A4と似たサイズの六つ切、ハガキサイズのキャビネ額など、ご家庭の希望により色々なサイズを選んで頂けるようになっています。
(当ホールでは、四つ切とキャビネ額をセットでご提供しています。)
まとめ
いかがでしょうか。お葬式で行う事には、今回紹介したもの以外にも、ひとつひとつに意味があります。次回もまた大切な意味合いをご紹介致します。家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールでは、ご家族様に寄り添った丁寧な事前相談を心がけています。不安を取り除き、いざという時にお別れに集中できるよう、事前の相談がとても大事です。ぜひ家族葬INORITEイノリテ堺深井ホールにご連絡ください。事前相談や式場のご見学など随時受け付けております。
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