終活とは、人生の終わりを見つめ、これからやっておくべきことを整理、準備することです。近年、メモリアル堺にも「終活」のご相談に来られる方が増加しています。
2009年あたりから「終活本」などと呼ばれる書籍が幾つも出版され、2010年の新語・流行語大賞にもノミネート、2012年の新語・流行語大賞でトップテンに選出され、多くの人が「終活」に関心を寄せていることが分かります。
ただ、「終活」と聞くと、遺産相続、墓じまい、などの「終えるための活動」という少し堅苦しいイメージがあります。現実的にはその通りで、終活の手助けとなるエンディングノートの内容に関しても、亡くなったら誰に知らせるかから始まり、遺産の内容、お墓のこと、保険、葬儀の会員などの実務的なことが書いてあることがほとんどです。
このような終活を行って、残された家族に迷惑をかけないということは大事なことですし、生前に整理出来ることはとても素晴らしいことだと思います。
終活とは、”悔いがないようにやりたいことをやっておく活動”とも言える
終活は、終えるための活動ではなくて、”元気なうちに悔いがないようにやりたいことをやっておく活動と捉えてみると少し前向きにできるかもしれません。
2008年に黒人俳優のモーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンが主演の『最高の人生の見つけ方』という映画が公開されました。余命を申告された2人が、死ぬまでにやりたいリストを作成し、それらを実行していく物語となっています。原題は「The Bucket List」(棺桶リスト)となっており、まさにリストを作成し、”悔いがないようにやりたいことをやっておく活動”を表しています。
エンディングノートを書くことによって「終活」がスムーズになります。
終活を行う際には、是非エンディングノートを活用してみましょう。エンディングノートは、遺書と異なりルール等が一切ありませんので、自由に書いてOKです。ここでは、一般的なエンディングノートで記載することについてご説明します。
自分史を書いてみよう
エンディングノートを書こうと思った際に、いきなり遺産相続やお墓等のことなど堅苦しいことを考えてしまうと疲れてしまいます。まずは、自分が子どものころなどを思い出したり、楽しかったこと・つらかったことなど過去を振り返ってみましょう。
交友関係について書いてみよう
交友関係についても一度まとめておくことは重要です。思いついた方とどのような出会いがあったか、どのような仲なのかについてしっかりとまとめてみましょう。すぐにまとめられない場合は、過去の年賀状を見てみるなどでも良いでしょう。
まとめていくうちに「この方とは、最近連絡とってないな・・・。一度連絡をしてみよう!」といったことがあるかもしれません。
余裕が出てきたら今後のこと・人生の終わり方についても考えてみよう
自分史や交友関係をまとめることによって、「やり残したこと」や「再度チャレンジしたいこと」等が出てくるかと思います。それらの目標を達成するために何をすべきかがハッキリと見えてきます。
また、人生の終わり方についてもまとめてみましょう。例えば「花いっぱいのお葬式にしたい」や「自分の好きな音楽で送られたい」、「身近な人だけでまわりに負担を掛けず送ってほしい」など自分の要望について記載してみましょう。
堺市で自分の終活について不安がある方
ここまでエンディングノートの書き方についてまとめてきました。それでも不安がある方は、堺市の地域密着の家族葬専門葬儀社 メモリアル堺に相談してみるのも一つの手段です。現在お悩みのことがあればメール・もしくはお電話にてご相談ください。専門のスタッフがお手伝いいたします。